お疲れ様とご苦労様の違い!目上の人への使い分け方法とは?

記事公開日:2015年8月9日
最終更新日:2019年11月9日

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挨拶として何気なく使っている

お疲れ様」と「ご苦労様

お疲れ様でございます

ですが、どちらも同じような感覚で使いますよね。

「あっ、どうもお疲れ様です!」
「すいません~、ご苦労様です!」

生活の中で自然に溶け込んでいる挨拶ですが、はたして同じものとして使っていいものなのでしょうか。

今回は「お疲れ様」と「ご苦労様」について

  • 目上の人にはどちらを使うべきなのか

  • 正しい使い分け方法ってあるのか


  • など、何気なく使っているこの2つの、言葉のニュアンスの違いについてご紹介します。

    それではさっそくみていきましょう。


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    お疲れ様とご苦労様のニュアンスの違い


    両方とも職場などでよく使われたりしますよね。
    ですがこれって誰にでも使っていいものなのでしょうか。

    まずは意味から知っていただきましょう!

      お疲れ様

      相手の労働や作業に対しねぎらう意味で使われる言葉

      ご苦労様

      お疲れさまと同じ意味

    意味としてはまったく同じとなります。

    ただし、意味だけでは伝わらないのが日本の言葉文化の面白いところですね。

    ということで次に、ニュアンスの違いもみてみましょう。

      お疲れ様

      ニュアンスとしては同僚または目上の方にかける言葉

      ご苦労様

      ニュアンスとしては目上の方から部下にかける言葉

    ということなります。

    「ご苦労様」を「ご苦労様です!」なんて目上の方に対して使っちゃってる方も多かったりするので、上下関係に厳しかったりする会社では

    「お疲れ様です」

    を使った方が無難ですね。

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    お疲れ様とご苦労様の使い分け


    参考までに、この2つの使い分け事例上げてみましょう。
    しっくりくるかどうか、確かめながら読んでみてください。

      お疲れ様

    • 部長!本日はお疲れ様です!

    • 本日の講義、お疲れ様でした、先生!


      ご苦労様

    • ○○さん(部下)、プレゼンご苦労様!大変だったけどよく頑張ったね!

    • ○○ちゃん(子供)、今日の発表会よく頑張っていたね!ご苦労様!


    先ほどのルールで正しく使い分ければ、もう言葉のマナーもバッチリですよね。

    ・・・・・・・

    基本的には今回紹介した内容で使い分ければ問題ないのですが、

    「お疲れ様」

    目上の人に使うのは失礼という意見もあるようです。

    ちょっと番外編として、その辺も突っ込んでみてみましょう。

    お疲れ様は目上の人に使うと失礼?


    以前、芸能人の重鎮の人が

      「お疲れ様です!」

      を目上の人に使うのは失礼だ。

    という意見が出て、話題になりました。

    では、「お疲れ様です」は会社で目上の人に使うのは、本当にNGなのでしょうか?

    それでは、この話題が出たシチュエーションに着目してみましょう。

    ・・・・・・・

    この話の発端は、テレビの現場なので、子役の人が、

    • 夜なのに「おはようございます」と挨拶をする

    • 目上の人の対して「お疲れ様です」と挨拶をする


    このシチュエーションに違和感を覚えるという話だったんですね。


    つまり、子供は無理して大人のような挨拶をしないで、もっと子供らしくしても良いのではないか。

    というやさしい気遣いから出てきた意見だと思われます。

    ・・・・・・・・・

    では、オトナ同士ではどうかというと、芸能界とサラリーマンでは、シチュエーションがだいぶ違います。

    つまり、芸能人の人はスタジオに入るときなど、その日に一緒に仕事をする場合が多いわけですね。

    対してサラリーマンというのは、会社という組織に所属しています。

    目上の人に対して「お疲れ様です」とおいう言葉以外に、パッと選択できる良い挨拶が他にないんですね。

    ビジネスマナーなどの本を読んでみても、

  • 目上に人に「ご苦労様です」はNG

  • 目上の人には「お疲れ様です」を使いましょう


  • と、多くの本にはこう書いてあります。

    ということで、社内同士の挨拶であれば、目上の人が相手でも「お疲れ様です」はOKということになります。

    では、お疲れ様ですが使えないケースは・・・というと、どんなケースが考えられるのでしょうか。

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    「お疲れ様」が使えないケース


    「お疲れ様です」という挨拶はかなりポピュラーになっており、その利用シチュエーションもさまざまです。

    たとえば、

  • 仕事が終わって変えるとき「お疲れ様でーす!お先します!」

  • 同僚が営業から帰ってきたとき「戻りましたー!」「お疲れ様です!」


  • などなど、いろんなときに使います。

    ただ、この場合は、よくよくみてみると、これらはあくまで目上だろうが部下だろうが、同じ会社に所属している人同士で使います。

    つまり、「お疲れ様です」といって失礼に当たる可能性があるケースというのは、身内以外が相手の場合。

    つまりサラリーマンだったら、社外の人とやり取りをするケースですね。


    お客さんのところに営業や商談に言ったときの挨拶として、

    お疲れ様です!

    というと、やっぱりちょっとなれなれしいような、不遜な印象を受けます。

    取引先では「お疲れ様です」は基本使わない


    たとえば、これから商談が始まるときの挨拶としては、

      「お疲れ様です!よろしくお願いします」

    ではなく、

      「お世話になります。お時間をいただきましてありがとうございます」

    などのほうが適切ですし、


    別れ際の挨拶としては、

      「お疲れ様でした!それではよろしくお願いします」

    よりも、

      「今後ともよろしくお願いします」

    などのほうが心象がよくなります。

    ものすごく気心の知れた、長年の付き合いのお客さんなら、

    「あ、どうもお疲れ様です!」

    と使っても問題ないかもしれません。
    この違いは相手との距離感の問題となります。

    相手に取って失礼ではない気配りと関係性ができていれば、どちらを使っても問題ないでしょう。

    海外にはない「お疲れ様です」


    これまた曖昧でこまった「お疲れ様です」ですが、日本独自の言いまわしで海外にはありません。

    英語でもし言い換えるとしたら

      Good job

      そう、それでOKだよ

      Well done

      うん、いいんじゃない

    というような英語を「お疲れ様です」のようなニュアンスで使います。


    なんとなく使われている言葉って、「あってる」「間違っている」というのは、なかなか断言できないこともあって難しいですよね。

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    まとめ


    今回はお疲れ様とご苦労様の違いについて紹介しました。

    いろいろと話がそれましたが、一般常識としては、以下の表にまとめたような言葉の使い方をすれば問題ないでしょう。

    目上の人の対して使う場合

  • 「お疲れ様です」は社内で使う。

  • 「お疲れ様です」は目上の人に使ってもOK

  • 「ご苦労様です」は目下の人に使う

  • 「お疲れ様です」は目上の人に使うのはNG

  • 社内と社外での言葉の使い分け

    お疲れ様 ご苦労様
    目上(社内) OK NG
    目下(社内) OK OK
    目上(社外) NG NG
    目下(社外) NG NG

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    5 Responses to “お疲れ様とご苦労様の違い!目上の人への使い分け方法とは?”

    1. PPAP より:

      もっと簡潔に書いて下さい

    2. hiro より:

       お疲れ様とご苦労様はややこしいですね、昔はご苦労様しか使われてなく(NHKドラマでは時代背景が昭和より昔だとご苦労様が普通)、お疲れ様は芸能界のあいさつでした、言語学者は
      労うというのは立場が上の者がすることなので、お疲れもご苦労も目上には失礼だと言ってますし、よくわからないですね。

    3. とみん より:

      結局、お疲れ様は目上の人に使ってもいいのかわからない(最後のまとめでどっちもOKでNGって書いてる)

      • とみん より:

        「お疲れ様です」は社内で使う。

        「お疲れ様です」は目上の人に使ってもOK

        「ご苦労様です」は目下の人に使う

        「お疲れ様です」は目上の人に使うのはNG

        この最後の「お疲れ様」は「ご苦労様」

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