越えると超えるの違い!年齢をこえるの使い分け方とは?
記事公開日:2015年8月12日
最終更新日:2019年11月9日
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先日、手紙を書いている時に、ふとある疑問が浮かんできました。
それは、
「父の年齢をこえる」
と書こうとした時のこと。
「あれっ、“越える”だったかなあ・・・それとも“超える”だったかなあ」
という
「こえる」
を正しく漢字に変換することに迷いが生じたのです。
普段分かっていたつもりでも、いざ書こうとすると、
どちらが正しい使い方なのか分からない・・・。
みなさんもこういうことってよくありませんか?
いったい、この場合の「こえる」は、
どちらを使ったらよいのでしょうか~。
今回は、「越える」と「超える」の適切な使い方についてみていきましょう~。
「越える」の意味は?
言葉の意味については、辞書で調べるに限ります。
「越える」の意味については、
- 1.
物の上・間・境界などを通り過ぎて、向こうへ行く
2.
区切りとなるある日時が過ぎる。時を経過する。
とされています。
では、「超える」はどうでしょうか。
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「超える」の意味は?
一方で、「超える」の意味については、
- 1.
ある基準・数値を上まわる。
2.
自分の考え方や立場からさらに先へ進む。
3.
他よりすぐれる。まさる。
4.
位が上になる。
とされています。
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「越える」と「超える」の違いとは?
「越える」と「超える」は「超越(ちょうえつ)」という単語を成すことからも、大きくは同じ意味で使われていることが多いです。
しかし、先に意味を述べた通り、厳密に言うと
「越える」という場合は、
距離・長さ、時間の経過などを表現するときにを使う
ということが適切となります。
「超える」と言う場合は、
基準や限度などが上回ったり、勝ったりする事を表現する
という時に使用するのが正しい使い方です。
「超える」と「越える」の例文
上記を踏まえて、例文をみてみましょう。
- 越える
- 大きな山を越える
- 年を越える
超える
冒頭の例でいえば、
父の年齢(という基準を)を超える
が正しい答えとなります。
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まとめ
このように、普段分かっているつもりでも、いざ使おうとするとよくわかっていなかったということはよくありますよね。
今回の「越える」・「超える」も手紙を書かなければずっと気づかなかったかもしれません。
この様に突然、困惑してしまうことのないように、普段から意識して意味を調べていく。
そうすることで、自分の知識が増えると共に新しい違いについて知ることの面白さにも気づきますね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノ
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