関わると係わるの違い!拘わるだと意味は違う?使い分け方法もチェック!

記事公開日:2015年10月19日
最終更新日:2015年12月30日

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文章を書いてたらどっちが正解なのかわからなくなったシリーズ!

唐突ですが質問です。

かかわりを持つ

という文章を書くときに正解は以下の内、どれでしょうか。

  • 1.関わりを持つ

  • 2.係わりを持つ

  • 3.拘わりを持つ


  • null

    「3」は何だかあまり使われないレアな漢字(感じ?)ですが、
    「1」と「2」はどちらを使っても間違いではないような気がしますよね(^^;

    でも、会社の書類や、お得意さんへのメールなどだと、
    もしも間違っていたらハズカシイ~(//▽//)

    と、いうことで!

    今回は、この3つの漢字の違いや、適切な使い分け方について見ていきましょう~。

    私がカカワッタからには一党両断です!!

    (´-`).。oO(あっ。さっそく誤字がある…)


    それではどうぞ~

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    関わると係わるの違い


    こんな時には、まずは漢字の意味をチェックするが吉。

    さっそく「関わる」と「係わる」のそもそもの意味を比べてみましょう~。

    「関」の意味


      1.かんぬき。「門を閉めろぉ!」の時に門を開かなくする横棒。
      2.せき。ダムをとめたり、通行人を止めて税を取ったりするところ。
      3.かかわる。物をつなぐ。
      4.かんけいする。
      5.~についての意味。

    「3」なんかはモロですが、「関」という漢字にはもととも「せき」だったり、
    「つなげて止める」「関係する」という意味をもちます。

    語源的には「がっちりつながっている」という意味合いが見受けられますね。

    「係」の意味


      1.かける。ひもでつなぐ。
      2.かかる。つながりを持つ。
      3.ずるずるとつながっている状態
      4.このような、~である状態

    「係」も「つながりを持つ」という意味では、「関」と同じような意味を持ちますね。

    でも、「関わる」よりも少しつながりが弱いというか、
    「関係がしっかりある」というよりは、「なんとなくつながってます!
    というイメージを持っているように思います。

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    関わると係わるの使い分け


    意味の違いはわかりましたが、実際に文字に書くときに、
    いったいどちらで書いたらよいのでしょうか。

    結論をいいますと「関わる」も「係わる」も、

    関係する

    という意味で使う時にはどちらも使えます(^^ゞ

    使い分けについては、先ほどの語源を参考にすると良いでしょう。
    私見となりますが、具体的な例をあげてみましょう~。

    例えば、

      「命にかかわる問題」

    なんて場合は、命と問題が強いつながりを持っているので、

    私だったら「関わる」を使います。


    一方で、

      「私もその研究にかかわる

    というふうに使う場合は、「係わる」の方が適切なように思います。

    この場合は、研究に紐付いて「私」がいるので、
    イメージ的に「係わる」の方が近いですね(^^

    ただし!

    特定の条件化で使う時は注意が必要なのです~

    常用漢字外の「関わる」と「係わる」

    実は、「関わる」も「係わる」どちらも常用漢字外なんです(^^;


    どういうことかというと、

    「国が決めた一般の社会生活で使う二千百三十六種の漢字」

    以外の漢字だとして、設定されているのです。


    もう少し具体的に言うと、「関わる」も「係わる」も、

    公文書・教科書・報道文書では使えない


    ということ。


    なので、上記以外の意図を伝えたいというだけの電子メールや手紙であれば、
    先ほどの漢字の意味の違いを元に、自分のイメージと合う方を使ってOKです。

    ただし、公文書や、学校のプリントなどで使う場合は、

    「関係する」という意味で「関わる」「係わる」のどちらも使えません。


    では、その場合にどうすれば良いかというと、

    ひらがなで書いておくのが無難


    ということですね(^^;

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    では「拘わる」の意味は?


    さてさて。

    「関係する」という意味で使う「関わる」と「係わる」は同じ意味ということでした。
    では、もう一つの「かかわる」で使う「拘わる」はどうでしょうか?

    これだけ少し意味が違い、

      拘わる」 = 「こだわる

    となります。


    ちなみに、こちらは読み方や書き方がいくつかあり、

  • 拘わる(かかわる)

  • 拘る(かかわる) ※「わ」が抜けている

  • 拘う(かかずらう)


  • などがあります。

    例文として、

      「つまらないことに拘わってる場合ではない」

    などがありますが意味としては、

    「そんなことにこだわっていなさんな。」

    というニュアンスになります。

    拘う(かかずらう)も同じような意味合いですね(^^

    その他の使い分けうんちく


    本件について、その他の使い分けについて調べた情報をまとめました。

    「係わる」と「係る」の違いは?


    「係」の方は、「係わる」とも「係る」とも書けます。

    が!

    「係る」の方は「かかる」とも読めます。

    対して、「関わる」の方は一般的に「関る」とは書かないし読めないですね。


    「係わる」と「係る」の違いについては、読み方だけです。意味は同じ。
    「変わる」と「変る」のような言葉のゆらぎですね(^^

    使い方としては、

  • 小学生のプリント連絡係り

  • トラブルが起きたので係りの人を呼んだ


  • などがあります。

    あくまで漢字を使う場合は統一したほうが良いかも


    報道用や公文書でなければ、「関わる」も「係わる」も、
    どちらをつかっても問題はありません。

    が!

    文章で使う時にはどちらかに統一したほうが良いかもしれません。

    明確な自分の中での線引きがない状態で、
    似たような使い方で違う漢字が出てくると見苦しいもの。

      例)

      この件に関わる全ての事案は承認あるなしに係わらず都度報告をすること。

    「関わる」「係わる」どっちやん!

    という気がしません?
    私だけかな(^^;

    「係わる」で統一するか、もしくは「関わる」を「関する」に置き換えても良いかもしれませんね。

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    まとめ


    今回は、

  • 関わる

  • 係わる

  • 拘わる


  • のそれぞれの意味の違い使い分け方法を紹介しました。

    「関わる」と「係わる」は、「関係する」という使いかたでは意味は同じ
    ただし、語源からすると使い分けにそれぞれの好みが出そうですね(^^

    小説家の人などな「関わる」の方を好んで使うとか。


    ただし、「関わる」と「係わる」はどちらも常用漢字外なので、

    報道機関や公文書、教育現場では「ひらがなで書く必要がある」


    というのがポイントでした(^^ゞ


    いやぁ、ちょっと難しかったです。

    調べものをしていたら、変な漢字に拘わっちゃったなぁ。

    なんちて。


    今回は以上です。
    参考になりましたら幸いです(*゚ー゚*)ノ

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