就活時の経験を生かすと活かすはどっちを使う?正しい使い分けと違いはコレだ!
記事公開日:2015年12月27日
最終更新日:2019年11月12日
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就職活動のエントリーシートを書いている時などのフレーズに、
「今までの経験をいかして・・・」
って書いたりしますけど、この場合って、
のどちらの漢字をつかったら良いのでしょうか。
そもそも、生かすと、活かすでは、どのような意味の違いがでてくるのでしょうか。
今回はこの2つの違いについて紹介します。
分かりやすく例文なども交えて紹介していきますのでご参考ください。
生かすと活かすの意味の違い
生かす
生かすという言葉は、
- 生命を保たせる
- 死なないように長生きさせる
という意味があります。
「生きる」は「死ぬ」の反対語なので命に関する事柄に用いることが多いですね。
また、人生という意味合いもあるので、
- 学問に生きる
- この業界で生きてきた
などの文章にも用いることがあります。
活かす
一方、活かすという言葉は常用漢字には表記されていません。
本来「活」の読みは「カツ」しかないのです。
しかし活用するというニュアンスを含む場合は「活かす」と表現することもあります。
なので、時間や能力、特性などを「いかす」場合は活かすを用います。
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経験を「いかす」の場合どっちを使う?
よく自己紹介文などで「経験をいかして・・・」という場面がありますよね。
その場合は生命を意味する「生かす」よりも、経験やつちかった能力を「活用する」というニュアンスが強いですよね。
なので経験をいかす、というばあいは「活かす」の漢字が相応しいでしょう。
履歴書を書く場合などにはこっちを使うようにしましょう。
生かすと活かすの使い分け方法と例文
使い分けについて
活かす、という言葉が常用漢字でないため、実は「生かす」と「活かす」の使い分けに明確な規定はありません。
公的な文章であれば生かすを使うのが正しいとされます。
しかし、活用というニュアンスが強い場合は「活かす」を使った方が分かりやすい表現になります。
特に文章としての正しさよりも感性や雰囲気を大切にしたい小説や詩、歌詞には「活かす」を使っている場合が多いですね。
就職活動のエントリーシートなどは、どちらかというと公的なものですので常用漢字を使いたいところですが、「相手に伝わりやすく!」という観点からみると、「活かす」を使っても問題ないというのが、私の見解です。
「この人はエントリーシートに”生かす”を使ってるから不採用」
なんて人はまずいないでしょうし、そんな判断で採用の選定している会社はこちらからお断りです。
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例文を紹介
ということで、イメージしやすいように、「生かす」と「活かす」を使った例文をいくつか紹介します。
- 生かすの例文
「水を小まめに取り替えて、できるだけ花を生かす」
「釣った魚を生かしておく」
などがあります。
- 活かすの例文
活かすの例文としては、
「この能力を活かした仕事につきたい」
「野菜の風味を活かすように煮詰めていく」
などが適切ですね。
使用例としては圧倒的に「生かす」の方が多いので、活用というニュアンスがない場合は「生かす」か、ひらがな表記の「いかす」を使うと覚えておくと良いですね。
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まとめ
今回は「生かす」と「活かす」の違いについて紹介しました。
活かすは常用漢字としては表記されていませんが、活用というニュアンスが強い場合には有効に使える表現となります。
経験や能力をいかす、の場合は活かすを使いましょう。
今回は以上です。
紹介した内容を活かして就職活動に励んでいただけますと幸いです。
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