天気と天候の違い!気候と気象との違いもチェックしてみよう
記事公開日:2016年1月21日
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朝のテレビでニュースの合間に天気予報をやっていますよね。
「それでは次に、今日のお天気です。」とか
「今週の天候は荒れ模様です。」とか。
あれ?
今、2つの言葉が出てきましたね。
すなわち、
同じようなことを表現しているのに、
なぜ違う2つの言葉がでてくるのでしょうか。
何か使い分けがあったりするのでしょうか。
今回は、お天気予報に登場する言葉の違いについてみていきましょう。
あわせて、気候と気象の違いについても紹介していきます。
( ̄- ̄)ゞ
それではまずは意味の違いからチェックしてみましょう!
天気の意味
天気とは、
ある場所、ある時刻の気象の状態
のことを指しており、数時間から数日間の気象状態のことを言っています。
天気の場合は、
などを含めた大気の状態、空の様子をいいます。
ちなみに余談として、
「今日も天気だ」
などのように使う場合は「晴れ」という意味合いで使います。
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天候の意味
天候は、
天気よりももう少し長い期間の気象状態のこと
をいいます。
一週間や一ヶ月など一定期間の推移を表したりしますが、
「天候が悪くなる」
など、比較的短い期間の場合でも使われたりします。
「天気」と同様に、
を表す言葉ですが、晴雨だけではなく気温や湿度、風の状態などを含む、
総合的な意味合いとして、天気よりもやや硬い表現として使われます。
気候の意味
気候とは、
一年を周期として毎年繰り返される大気の総合状態
の場合に使います。
つまり長い期間の大気現象を総合した場合に使う言葉なのです。
また、春の気候や夏の気候など、
季節の移り変わりを表す言葉として用いることも多いです。
逆に言うと、
「本日の気候は・・・」
といった使われ方はされないということですね~。
確かに聞いたことがありません。
(^^;
気象の意味
気象とは、
大気中に生じる様々な自然現象のこと。
宇宙の根元的なものの作用により生じる形象という意味合いもあります。
気象学や大気現象の分野のやや専門的な言葉として使われることが多いですね。
(^^
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それぞれの違いは?
どの言葉も、
地域の晴雨、気温、湿度、風の向きなどの状態、状況
を表すときに使う言葉です。
そして、天気、天候、気候は空の様子を表す期間によって使い分けられています。
天気 | 数時間から数日間の気象状態。 |
天候 | 一週間や一ヶ月など比較的短い期間の気象状態。 |
気候 | 一年や季節を周期として毎年繰り返される大気の総合状態。 |
なので、
その日の気温や湿度、風向きなどを表すには天気を使い、
期間が長い場合は気候、その中間が天候となります。
期間の順番に並べると、
- 天気 < 天候 < 気候
短期間 ← → 長期間
ということになりますね!
( ̄- ̄)b
ちなみに、「天気」という言葉だけ例外的に、
話し言葉や日常会話でも使われたりします。
「今日、天気いいよね!」
などのように使うと自然ですよね。
この場合は、
- 天気 = 晴れ
という意味になります。
(^-^)h
さて。この中で唯一のはみ出し者が、
「気象」
ですね。
前者の3つとは異なり、
大気の状態や変化を物理現象
としてとらえているニュアンスが強いです。
なので、雨、雪、嵐、など、他の言葉と比べて、
物理現象に限定して使われます。
お天気ニュースなのでも、
「気象を見てみましょう」
とは言われずに、
「気象情報を見てみましょう」
と言われますよね。
つまり、ここでは、低気圧や気温などは含まれず、
など、物理現象に限定して紹介される時に使われています。
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まとめ
今回は天気と天候の違い、気候と気象の違いなどを紹介しました。
どれも空の様子、大気の移り変わりを表すという意味では共通しています。
が、
表す期間や使われる分野、場所によって、
どの言葉を使うのかの違いが出てきます。
普段は何気なく聞き流していますが、
こうやってしっかりチェックしてみると、
やっぱり違いがあるものですね~。
次回の天気予報では、今回紹介した言葉が、
とのように使い分けられているかチェックしてみてはいかがでしょうか。
(・∀・)
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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