音読みと訓読みの違い!2つの読み方があるのはなぜ?意味の違いや見分け方は?
記事公開日:2016年1月23日
最終更新日:2019年11月12日
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漢字には音読みと訓読みがありますよね。
でも音だけ聞いただけじゃどちらがどちらか分からなかったりすることがあります。
そもそも、なぜ音読みと訓読みの2通りの読み方があるのでしょうか。
簡単に見分ける方法などはないものでしょうか。
ということで、今回は音読みと訓読みの意味の違いや、見分けかたについて紹介します。
音読みの意味と由来
漢字とはもともと中国から伝来したもの。
元となった中国から伝わったそのままの音のため、
「音読み」
といいます。
音読みは、それ単体では意味が伝わらないものであり、また送り仮名が付かないことも特徴です。
漢字辞典や教科書ではカタカナで表記されることが多いです。
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訓読みの意味と由来
「訓読み」とは、伝来された漢字に、それまで日本で使っていた読み方を当てはめたものです。
漢字にもともと使っていた読み方を当てはめているので、単体でも意味が通じるようになっています。
また、送り仮名を付けるとそれだけで、動詞や形容動詞として使えるものが多いのです。
こちらは、漢和辞典や教科書ではひらがなで表記されています。
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音読みと訓読みの違い
音読みはもともと中国で使われていた読み方で、訓読みは日本に伝わった後にできた読み方なので、音読みの方が歴史のある読み方だといえるでしょう。
さきほど、単体で意味が伝わるものが訓読み、伝わらないものは音読みだとお話にでましたよね。
ちょっと具体的に事例を挙げてみましょう。
たとえば、「書」という漢字があります。
音読みだと「ショ」と読みますが、それでは意味が分かりません。
ですが「かく」と読めば意味が通りますよね。
これが音読みと訓読みの違いです。
というのも違いの一つですね。
音読みはカタカナ表記なので、読んでみると何となく中国語っぽいイメージを持ちます。
ちなみに、あくまで漢字が伝わった当時の読み方なので、今の中国語とはけっこうな違いがあります。
でも、音読みの方がなんとなく中国人にも伝わりやすいかもしれませんね。
音読み | 訓読み | |
意味 | 単体で伝わらない | 単体で伝わる |
送り仮名 | 付かない | 付く |
辞典表記 | カタカナ | ひらがな |
発祥 | 中国 | 日本 |
歴史 | 古い | 比較的新しい |
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見分け方
では、最期に見分け方について紹介します。
音読みはカタカナ
訓読みはひらがな
という違いはありますが、口頭で言われた場合は、どちらがどちらなのか分かりませんよね。
ということで、ここではいくつか、
音読みなのか、訓読みなのかの見分け方を紹介します。
伝わりやすさ
一つには伝わりやすさで判断する方法があります。
音読みは単体で意味が伝わらず、
訓読みは意味が伝わるという特徴があるので、単体の漢字で意味が伝わるかという点で、違いをある程度判別できます。
実際に試してみると分かりやすいので、口頭で発音してみて、発音したことばが、音読みなのか、訓読みなのかをみてみましょう。
送り仮名の有無
また、訓読みは送り仮名が付くものが多いので、
送り仮名を付けて音読みか訓読みか確かめてみるとよいですよ。
(^^
例外
ちなみに熟語の場合、多くは「書記」のような「音読み・音読み」の組み合わせが多いですが、たまに「重箱」のような「音読み・訓読み」の組み合わせもあります。
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まとめ
今回は音読みと訓読みの意味の違いについて紹介しました。
中国から伝わった発音通りに読むのが音読みで、日本の読み方を当てはめたものを訓読み、
という違いがありました。
見分け方については、
訓読みは送り仮名が付き、
音読みは送り仮名が付かないので、
送り仮名が付いたら訓読み
音読みは送り仮名が付かないので、
送り仮名が付いたら訓読み
と覚えておくとわかりやすいですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
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