基点と起点の違い!正しい意味と使い分け方法について
記事公開日:2016年1月26日
最終更新日:2019年11月12日
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基点と起点。
この2つは何が違うのでしょうか。
どちらも、「ここから始まる」という意味に取れますし、読み方も同じ「きてん」ですよね。
たとえばビジネスなどで、「ここがキテンとなる」といった場合に、基点と起点、いったいどちらの漢字を使えばよいのでしょうか。
今回は、似ていることば、「基点」と「起点」の違いについて紹介します。
まずはそれぞれの意味からチェックしていきましょう。
基点の意味
基点とは、距離や位置などを測る際の基準となる点を意味します。
計測や作図などでも使うことばとなります。
また物事の基本となる点を意味するので、考えや行動のもととなっているものという意味もあります。
起点の意味
起点とは、物事が始まるところ、出発点という意味です。
主に鉄道や道路、地図などの出発点を意味することが多いですね。
また、物事の第一歩、始まりという意味があります。。
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基点と起点の違い
意味もちょっと似ていましたね。
では、次にそれぞれの違いについてチェックしていきましょう。
基点は物事の基本となるもの、場所をあらわす言葉。
基点については、「基準」「基盤」と言った意味合いが強く、どちらかというと、中心点のことを言っています。
たとえば、最初の例ビジネスの例で、
「ここが基点となる」
と言った場合は、会社の本社であったり、行っているビジネスの要であったり、基準となっている場所のことを指します。
対して起点は物事の始まりとなる点のことを言います。
何かをする場合の出発点となるので、対義語は終点となります。
こちらも先ほどのビジネスで使う例を挙げ、
「ここが起点となる」
と言った場合は、これから新しいビジネスを始める時の出発点や、新たな営業所を作って、ゼロからがんばる場合に使うことができます。
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正しい使い分け方法とは?
次に、それぞれの言葉のもう少し具体的な
使い分け方法についてみてみましょう。
基点という言葉は物事の基本、計測や作図の際にもととする点や場所をあらわす言葉。
なので使い方としては、
- 「この地区を基点として新しい地図を作って欲しい」
「この会社は日本を基点として輸入産業をしている」
「自分の立ち位置を基点とすれば、おのずと周りが見えてくるだろう」
というように使います。
一方、起点というのは終点に対し、始まりとなる点を指すの言葉。
なので使い方としては、
- 「国道の起点と終点」
「10時を起点として業務時間がカウントされます」
「このビジネスをわが社の新たな起点とする」
というように使います。
ちなみに、
「このビジネスをわが社の新たな基点とする」
ということもできますが、この場合は、
「今、基盤としているビジネスは置いといて新しいビジネスを展開する」
のようなイメージになりますね。
つまり、ビジネスの鞍替えに近くなると思います。
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まとめ
今回は基点と起点の違いについて紹介しました。
似ている言葉ですが、
基点は、
という意味で、
起点は、
を意味しています。
少し分かりづらいですが、
と、捉えておくとよいですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
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