臭いと匂い!意味の違いは?「好きなにおい」は漢字でどう書く?
記事公開日:2016年2月20日
最終更新日:2023年4月30日
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家族と一緒にいる時に、
「なんかのにおいがするね。」
と聞かれた場合。
どちらの感じを当てはめますか?
臭いと匂い。
どちらも「におい」と読みますが、
今回は、このにおいの謎に迫ります。
臭いと匂いの違い
匂い
「匂い」の方は、
を表現するときに使います。
また、「匂い」というのは嗅覚として感じるにおいにも用いますが、
色彩の豊かさなどを視覚として感じるときの、
褒め言葉としても用いることがあります。
臭い
一方「臭い」というのは、
好きなにおいも嫌いなにおいも含む言葉
なのです。
てっきり、
「不快なにおいの時にしか使えないのかと思った!」
なんて人も多いのではないでしょうか。
|・ω・)
おそらくその理由としては、「臭(にお)い」のもう一つの読み方に、
「臭(くさ)い」
があるからではないでしょうか。
くさいだと完全に異臭ですよね。
(;´▽`A“
「臭(くさ)い」を組み合わせた言葉も、
ネタティブな意味のものが多いですよね。
たとえば、
などなど。
実際は、良いにおい、悪いにおいどちらにも「臭い」は使えるのですが、
イメージとしてネガティブな印象がるのは否めません。
ということで!
以上をふまえて、「匂い」と「臭い」の
使い分けもチェックしておきましょう~。
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使い分け方
「匂い」と「臭い」の使い分けについて。
先述したように、「臭い」は不快じゃない場合も使えるは使えるのですが、
「臭(にお)い」という言葉を人に対して使う場合は、
「におい」
と、ひらがなで書いた方が無難なのです。
なぜならば、
- 「香水のにおい」
「たばこのにおい」
などなど、文章で伝える時に「臭い」を使ってしまうと、
「ネガティブなイメージを持っていたのかな、、」
と相手が文章を読んだときに不安になってしまう場合があるのです~。
それでは次に、いくつか具体的な例文もみてみましょう。
例文
「臭い」の方は良いにおいでも悪いにおいでも当てはまり、
「くさい」と紛らわしくないように使うことが多くなります。
「臭い」例文としては、
- 「事件現場に入ると妙な臭いが立ち込めていた」
「タバコの臭いが充満していて煙い」
などがあります。
次に「匂い」の方は好きなにおい、好意的なにおいとして用いられます。
また、目の前の情景をあらわす際にも使われたりします。
「匂い」の例文としては
- 「美味しそうな料理の匂いがしてきた」
「彼女は匂い立つような美貌を持っている」
などがあります。
料理をしている時は、
美味しそうな匂い
食べ終わって時間が経ってしまうと、
生ごみの臭い
同じものなのに、人の感じ方で、
使う漢字も変わってくるんですね。
なんちて。
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言い換える場合の表現
ひらがなに置き換える
「匂い」と「臭い」のどちらの漢字を使って良いか、
迷ってしまった場合には、
「におい」
と、ひらがなで書くのもアリです。
違う漢字を使う
また、同じ意味で別の漢字を使う方法もあります。
「臭い」を言い換える場合は
などが当てはまります。
「匂い」を言い換える場合は、
などがあります。
また、かぐわしいにおいの場合は、
などの表現も使うことができます。
カタカナで書く
ちなみに、カタカナで「ニオイ」と書くと、
良いにおいか、悪いにおいかは関係なく、
何かのにおいがあるかないか
を強調する文章となります。
- 「おならのニオイ」
「にんにくのニオイ」
といった場合ですね。
(^^ゞ
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まとめ
今回は臭いと匂いの違いについて紹介しました。
同じ読み方なのに、漢字の書き方が違うだけで、
ずいぶんとイメージが違ってきますよね。
(^^
臭いは良いにおいも悪いにおいも含みますが、
「臭(くさ)い」という読み方もあることから、
ネガティブなイメージが強いですね。
匂いの方は良いにおいの表現に使います。
「匂い」の場合は
など、「あら、いいにおい」というニュアンスで、
言い換えることもできます。
文章で「におい」を伝えようとした時には、
どの「におい」を使えば良いかまよっちゃいますよね。
(^^;
今回ご紹介した違いがお役に立ちましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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