以降の以後の違い!当日は含む?含まない?使い分けのポイントはコレ!
記事公開日:2016年2月23日
最終更新日:2019年11月13日
Sponsored Link
予定の日にちを決める際、
「○○日以降」とか
「○○日以後」って、
いいますよね。
どちらも、その日より後という意味ですが、この、以降と以後ってどう違うんでしょうか。
あとちょっと気になるのが、
「○○日以後からなら大丈夫」
など言われた場合に、その当日は含まれるのでしょうか。
と、いうことで今回はこの、以降と以後の違いについてまとめました。
以降の以後の違い
以降
以降というのは、
- あるときから、のち
- それよりも後
という意味になります。
対義語としては「以前」が当てはまります。
以後
対して以後というのは、
- これから先
- 今からのち
- 今後
- その時よりのち
- その後
という意味になります。
意味だけ見るとほとんど同じ意味に思えますよね。
確かに「以降」を「以後」に置き換えても意味が通じる文章は多いです。
しかし微妙なニュアンスの違いがあり、
以降は「ある時点」に重点を置いた言葉で「ある時点から先」という意味になります。
一方、以後は「ある時点」はあまり重視せず「ある時から先」の方に重点を置いています。
なので、訪問日を確定する時など、
「ある時点」がはっきりしている場合は、
以降
を使う場合が多いですね。
逆に、会話で昔を思い出す時など、
「それ以後はないなぁ。」
など、「ある時点」がもんやりしている場合などは、
以後
が使われるケースが多くなります。
Sponsored Link
当日は含まれる?含まない?
さて、最期に「当日は含まれるのか?」問題です。
よく歯医者や病院で、
「10日以降に来て下さいね」
と言われることってありますよね。
それより後であれば、大丈夫という意味は伝わりますが、この場合10日に伺ってもいいの?
って思ってしまうこと、ありませんか?
実はこの場合、
以降でも以後でもその当日は含まれます。
なので、
と言われた場合は、どちらも10日に伺っても大丈夫なのです。
なぜかというと、
そもそも「以」という漢字自体に、もともと「使う。用いる。含む」という意味があるのです。
なのでこの場合も、当日は含まれます。
Sponsored Link
使い分けのポイント
以降と以後は、明確な違いが定められているわけではありません。
どちらも対義語は、
「以前」
となります。
しかし、たとえばの例文として、
「以後、気を付けるように」とはよく耳にします。
が、
「以降、気を付けるように」はあまり使いません。
なんとなく使い分けているように思いますが、これはなぜでしょうか。
以後は「ある時から先」に重点を置いているので、文章の中で「気を付ける」ということを一番強調したい。
なのでこの場合は、「以後」を使う方がしっくりきます。
また、
「以降、彼の姿を見たものはいなかった」
などの文章の場合は、
- 「ある時点」=「何かが起こったとき」
の方を強調したいので「以降」の方がしっくりくるわけですね。
Sponsored Link
まとめ
今回は以降と以後の違いについて紹介しました。
以降と以後は意味も使い方も似ている言葉ですが、
以降は「ある時点」に重点を置き、
以後は「ある時点より先」に重点が置かれます。
以後は「ある時点より先」に重点が置かれます。
「○○以降、以後」と言った場合はどちらも当日は含まれるので、
予定がその日しかない場合は設定してしまってOKです。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
Sponsored Link
この記事が参考になった!」場合はこちらのボタンでポチッと応援お願いします!
最近のコメント