レポートや論文の筆者と著者の違い!作者の場合は?
記事公開日:2016年7月14日
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大学生にとって天敵ともいえるのが授業のレポート。
「来週までにこのレポートを提出しなさい」
なんて教授から言われると、せっかくの週末が楽しくなくなってしまうんですよね。
「さっさと仕上げてしまおう」
と、レポートを作っている時に自分以外の人が書いた文章を引用する事がありますよね。
この時、元の文章を書いた人っていうのは、
筆者?
それとも著者?
いったいどちらなのでしょう。
自分が書いたことにしてしまったら、ソレはただのパクリだし…。
と、いうことで!
今回は、文章を書いた人のことを、
どんな時に筆者と言い、
どんな時に著者と呼べばよいのか。
どんな時に著者と呼べばよいのか。
微妙なこの2つの言葉のニュアンスの違いについてまとめました。
それではさっそくみていきましょう。
著者と筆者の違い
レポートや論文を書いた人のことを、筆者や著者といいます。
同じ意味で使われているようですが、違いはあるのでしょうか。
「内容で分けてるの?」
「長さで違うの?」)
「書いた人の職業によって使い分ける?」
まずはこのあたりの疑問にズバッとお答えしましょう。
- 筆者
ある文章を書いた人
- 著者
1冊の書物を表した人
筆者と著者の違いを簡単にまとめると、こんな感じになります。
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もう少し具体的に言うと、新聞などのコラムを書く人は「筆者」ですが、もしもそのコラムが書籍化されて1冊の本にまとまれば「著者」と呼ばれるようになります。
論文やレポートは雑誌に掲載される場合が多いので、
「この論文の著者」
という言い方は適しません。
また、筆者は文中の一人称「自分自身を表す表現」として使えますが、著者は一人称としては使えません。
ですから、論文のなかで、
「筆者はこう考える」と訴えることはできますが、
「著者はこう考える」とするとおかしな表現になってしまうのです。
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作者の場合は?
ややこしい表現としてもうひとつ、「作者」があります。
こちらも「その文章を作成した人」という意味では問題なく使えそうですよね。
ただし、こちらは文学や芸術の方面で、小説・音楽などの作品を生みだした人という、よりクリエイティブなニュアンスで使われることが多くなります。
たとえば、漫画であれば、「筆者」や「著者」はあまり使われず、「作者」が使われますよね。
このように、文章以外の作品や芸術品などに対しては「作者」のほうが使われるというわけです。
確かに、漫画を描くときには持つのは「筆」ではなく、スクリーントーンを削るカッターやゼブラペン(今は違うのか?)ですものね。
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まとめ
今回は、筆者と著者の違いについて紹介しました。
筆者:ある文章を書いた人
著者:1冊の書物を表した人
著者:1冊の書物を表した人
筆者と著者は似たような意味にとらえられがちですが、実は明確な使い分けがありました。
ポイントは、
書籍化しているかどうか
ですね。
確かに、自分の作った大学提出用の論文に「著者」と書くのは違和感がありますよね。(^^;
著者というと、
「そこまでのものではないのですが…」
という感じがします。
また、同じような使われ方をする言葉に「作者」がありますが、こちらは文学作品や芸術作品のような、文章であるかは問わないクリエイティブな作品の作り手を表現する時に使われる言葉となります。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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