ジュゴンとマナティの違い!人魚と言われているのはどっち?
記事公開日:2016年8月21日
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海のなかを悠然と泳ぐジュゴンとマナティ。
水族館でもおなじみで大きい水槽で見ても迫力がありますよね。
さて、このジュゴンとマナティ。
呼び方が違うということはそれぞれべつの生物なのでしょうけれど、どちらもでっぷりとした見た目で、ちょっと見ただけでは区別がつきませんよね。
水族館の職員さんはどうやって見分けているのでしょうか。
・・・・・・・
といっても、実は知っていれば簡単に見分けられてしまうのです。
ということで!
今回はこの二種類の動物の違いをまとめました。
人魚と言われているのは果たしてどっち?・・・・
それではさっそくみていきましょう。
まずはジュゴンからっ!
ジュゴンについて
まずはジュゴンについてみていきましょう。
生物学的に言うと、ジュゴンは哺乳類カイギュウ目ジュゴン科に分類されます。
ちなみに、カイギュウは海牛と書きます。
海の牛なんて、ジュゴンの見た目にぴったりですね。
などに広く生息し、おもに海藻類を食べて暮らしています。
ジュゴンは草食動物なんですね。
大きさは、というと~、
これはあくまでも平均値で、過去には1トン近くある個体も発見されているそうです。
日本では近年、沖縄での生息が確認されました。
長い柔毛と短い剛毛によって全身がまばらに覆われており、きびしい寒さや外敵の攻撃から体を保護しています。
聴覚にすぐれ、遠く離れた船のエンジンを聞き分けられるほどの能力をもつと言われています。
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マナティについて
お次はマナティをみていきましょう。
マナティもジュゴンと同じく、哺乳類カイギュウ目に分類されます。
おもに河川や河口、沿岸に分布し、
などの国で生息が確認されています。
体長は最大種のアメリカマナティーで約4メートル、体重は1500kg。
最小種のアマゾンマナティでも2.5メートル~3メートル、体重は350~500kg。
最小種のアマゾンマナティでも2.5メートル~3メートル、体重は350~500kg。
こちらも、ジュゴンに負けじ劣らじ重量級ですね。
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ジュゴンとマナティの違い
さて、ではジュゴンとマナティの違いはなんでしょうか。
実は、見分け方があるんです。
というのもこの二種類の動物は、尾ひれの形が違います。
ジュゴンは尾ひれがきれいな三角形になっていますが、マナティの尾ひれは丸みを帯びたうちわ型となります。
また、マナティには爪がありますが、ジュゴンには爪はありません。
食べ物の好みも微妙に違っていて、ジュゴンは海底の海草を食べますが、マナティは海面の水草を食べています。
だからといってマナティが潜りが苦手なわけではなく、心拍数を自在にコントロールできる機能をそなえていたりと、ジュゴンと同等の潜水能力をもっています。
ジュゴン | マナティ | |
尾ひれの形 | きれいな三角形 | 丸みを帯びたうちわ型 |
爪 | ない | ある |
食べ物 | 海底の海草 | 海面の水草 |
潜水能力 | 同等 |
人魚と言われているのはどっち?
さて、最後に人魚伝説についてです。
人魚伝説の由来となったのはジュゴンの方。
ヨーロッパではじめてジュゴンを見たポルトガルの海賊が、
「あれが本物の人魚に違いない!」
と、古くから伝わっていた人魚伝説と結びつけたというのが現在有力な説です。
ジュゴンのでっぷりとした泳ぎ方といい、どことなく間の抜けた顔つきといい、どこからどう見ても人魚とは程遠いと思うのですけどね。
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まとめ
今回はジュゴンとマナティの違いについて紹介しました。
ジュゴンとマナティは、見た目ですぐに区別がつきます。
- ジュゴン
尾ひれが三角形。爪がない。
- マナティ
尾ひれがうちわ形。爪がある。
外見以外にもジュゴンは海草、マナティは水草 など食性の違いなどがあり、両者はべつの生き物ということでした。
ヨーロッパでは今でもジュゴンは人魚の生まれ変わりだと信じられているそうです。
人型にはみえないのですけどねぇ。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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