革と皮の違い!製品なのはどっち?

記事公開日:2017年2月1日

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どちらも「かわ」と読みますよね。

「革靴」や「動物の皮」など、
目にする機会は多いです。

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が、この2つ。

いったいどう違うのでしょうか。

動物の皮で作った靴や小物などは、最近ではレザーなどと呼ばれていて人気ですが、かわで作った製品の場合は「革」と「皮」のどちらを使うのが正しいのでしょうか。

と、いうことで!

今回は革と皮の違いについてまとめました。


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革の意味


という言葉を辞書で調べてみました。

    革の意味

    獣などの皮をはぎ取って毛を取り除いたもの。
    陰干しし、なめしたもの。

と説明されています。

動物の皮を利用した小物、衣服、武器、楽器などをあらわすときに使います。

ちなみに英語だとLeather(レザー)と呼びます。

よくレザー商品といいますよね。
このレザーがまさに「革」となります。

皮の意味


では次に「」についてみてみましょう。

皮という言葉を辞書で調べてました。

    皮の意味

    動植物の肉や身を包んでいる外側のまく。
    物の表面にあって、中身を覆ったり包んだりしているもののこと。
    表皮のこと。

説明されています。

動物のかわを意味する言葉ですが、

  • 果物の

  • 饅頭の


  • のようにも使い、必ずしも動物のかわだけをあらわすわけではないようです。

    ちなみに英語だとSkin(スキン)となります。

    スキンケアとは言いますが、
    レザーケアとはいいませんものね。
    (^^;

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    革と皮の違い


    ではここで、革と皮の違いをみてみましょう。

    革と皮の違いは、形状や状態によって変わってきます。
    動物の身体を包んでいたり、はぎ取っただけのものに対しては「」の字を使います。

    この状態は原皮(げんぴ)ともいい何の加工もされていない状態です。
    この皮から毛を取り除いて、陰干しし、なめしの作業を経て、加工されたものが「」になります。

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    ちなみに「なめす」ってあまり聞き慣れない言葉ですよね。

    漢字だと「鞣す」と書きます。

    動物の皮からはぎ取っただけの原皮の状態だと、すぐに腐ってしまったり、状態が変化して固くなったり伸びなくなったりします。

    なので、腐らせないために化学薬品や植物の汁に漬けて馴染ませて不要なものを取り除く作業が必要になるんです。

    この作業をなめすと呼びます。


    その後、乾燥させたり、塩漬けにしたり、染色、成形を経て製品として使える「」になるのでした。

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    製品に対してはどっちを使う?


    皮を加工して作った靴や小物、衣服などは「革」なので製品に対しては革を使うのが相応しいでしょう。

    なので、本来は「革靴」「革財布」などの表示が正しいのです。

    ただ、「革製品」に当てはまるのは、毛を取り除いてから、なめしたり乾燥させたりの工程を行った製品のこと。

    なので、毛をそのまま利用している「毛皮」などには当てはまりません。

    「毛皮のコート」「毛皮バッグ」などはもちろん防腐加工やなめし作業を行っていますが、「皮」の字を使います。

    それでちょっとややこしかったんですね。

    まとめ


    今回は革と皮の違いについて紹介しました。

    革と皮は似ているようですが、実は明確な違いがあります。

    動物を包んているもの、動物からはぎ取っただけのものに対しては「皮」を使います。

    そして、毛を取り除いてなめして加工したものには「革」を使います。

    同じ皮であっても、状態によって「皮」から「革」に変化するということでした!

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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