尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いを簡単にわかりやすく!一覧表もあるよ

記事公開日:2017年2月15日
最終更新日:2019年11月22日

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社会人になると、きちんとした言葉使いを求められますよね。

でも敬語って難しいですし、ついつい間違えてしまうこともあります。

「いらっしゃいます」
「まいられます」
「来られます」

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など、同じような意味でも、さまざまないい方があってややこしいですよね。

いったい、どんな時に、どんな言葉を使うのがふさわしいのか。


ヒトコトに敬語といっても、尊敬語謙譲語丁寧語など、いくつか種類があります。

正しい敬語を使えるようになるには、これらの違いについて知っておきたいところ。

と、いうことで今回は尊敬語や謙譲語など、敬語の種類の違いについてまとめました。

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尊敬語とは


まずは尊敬語についてみていきましょう。

尊敬語というのは目上の人に対して使う言葉。
相手を敬う意味合いの言葉です。

尊敬語とうのは文字通り「尊敬の意」をあらわしているので、会社の上司や取引先の相手などに対して「相手を立てるとき」に使うことが多くなります。

使い方としては、会社の上司などの目上の方が主体となる場合に使います。

目上の方が主語となるときの動詞を尊敬語に変えて使うことが多く、

「来る」→「いらっしゃる」

のように言葉自体が変化します。

謙譲語とは


では次に謙譲語についてみていきましょう。

謙譲語というのは目上の方に対して自分をへりくだるときに使う言葉で、

自分を下げることで相手を立てる


という意味合いがあります。

謙譲という言葉は「へりくだる」という意味や「謙遜」の意味があるので、謙譲語とは自分を低く表現する言葉なんですね。

使い方としては、会社の上司や社長に対しても使いますが、主体はあくまで自分です。

主語を自分に当てたときに動詞を謙譲語に変えて使うことが多く

「来る」→「参ります」

のようにこちらも言葉自体が変化します。

尊敬語と謙譲語の違い


尊敬語と謙譲語の違いは、

尊敬語 → 相手を立てるときに使う言葉。
謙譲語 → 自分をへりくだるときに使う言葉。

というところにあります。

また、この2つは主体が異なり、尊敬語は相手が主体の言葉で、謙譲語は自分が主体の言葉遣いとなります。

主体となる対象は違いますが、どちらも相手を立てた言葉遣いとなります。

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一覧表でチェック!


尊敬語と謙譲語の違いは分かりましたが、いざ使うとなるといったいどのように言葉が変化するのでしょうか。

イメージしやすいように、いくつかの尊敬語と謙譲語を一覧表にまとめました。

動詞 尊敬語 謙譲語
言う おっしゃる 申しあげる
聞く お聞きになる うかがう、拝聴する
見る 御覧になる 拝見する
読む お読みになる 拝読する
来る いらっしゃる、お越しになる 参る
行く いらっしゃる、おいでになる うかがう
知る ご存知 存じ上げる
する なさる いたす

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いかがでしょうか。

ポイントは先にあったように、

相手が主体か(尊敬語)、自分が主体か(謙譲語)


なので、相手の行為に対して謙譲語を使うのは誤りとなります。

    間違えた使い方例


    「あなたが申されるようなことだと…」
    「では一緒に参られますか?」
    「ではその日にお伺いいただけますか?」

話ことばだと、ついつい間違えてしまいがちなので、
気を付けたいところですね。

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丁寧語の場合は?


では、最後に丁寧語についてみていきましょう。

これまで尊敬語と謙譲語は紹介しましたが、敬語にはその他にも「丁寧語」があります。

これは目上の方と話すときの言葉で、敬意を払うという意味では尊敬語や謙譲語と共通するのですが、上品に喋りたいときに使う改まった言葉使いとなります。

語尾に「です・ます」と付けるので、ですます調とも言いますが、「ございます」と付ける場合もあります。

    丁寧語例の一覧


    来る → 来ます
    言う → 言います
    する → します
    座る → 座ります

尊敬語や謙譲語と違い、言葉自体は変化せず語尾が変化します。

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まとめ


今回は尊敬語と謙譲語の違いを紹介しました。

社会人になったらマスターしたい敬語。

ですが、

  • 「相手を主体とした相手を立てる言葉」である尊敬語

  • 「自分を主体とした自分をへりくだる言葉」である謙譲語

  • 丁寧な言い回しとなる丁寧語

  • など、敬語にもさまざまな種類があります。

    使い方によっては、不自然な日本語になったり、相手に対して失礼となってしまう場合もあります。

    万が一にも相手に不快な思いを抱かせないように、正しい日本語を使うよう心がけたいものですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。

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