“a”と”the”の違い!使い分け方法や複数形の場合についても
記事公開日:2017年7月22日
最終更新日:2019年11月22日
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「I have a pen, I have a apple, uh! apple pen!」
日本でも世界でも大ヒットとなったペンパイナッポーアッポーペン。みなさんもきっと一度は口ずさんだ記憶があるでしょう。
でも実はここに書いたフレーズ。
ちょっと間違っているって気が付きましたか??
正しくは、
”a” appleではなく、”an” appleなんです。
この表現の事を「冠詞」と言います。
冠詞には、
”a”と”an”の他に”the”もありますよね。
”the”の場合は「その~」なんて訳したりしますが、
具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は英語の冠詞の意味の違いや使い分け方について紹介します。
冠詞とは何か
まず初めに、冠詞には
があります。
そして、
「冠詞という考え方は日本語にはない」
という事を押さえておきましょう。
日本語にはない考え方なので、
当然その使い方も日本語にはありません。
英語学習の中で、最も理解するのが難しいものの1つが冠詞ですよね。
中学校の英語で学ぶ語ですが、長年英語を学習している人でも
なかなか上手に使いこなせません。
逆をいうならば、冠詞を的確に使いこなせるようになれば、
ネイティブからみればかなりの上級者という事になります。
ネイティブに一目置かれるためにも、
しっかりと理解しておきたいですね。^^
ここでは特に”a”と”the”の違いについて考えてみたいと思います。
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冠詞の“a”と”the”の違い
“a”は、
- (漠然と)ある一つの、一人の。
- 特定できない、他にもある。
という意味です。
例を挙げてみましょう。
- ”I have a pen”(私はペンを持っています)
この場面をイメージしてみてください。
手に一本のペンがあります。
しかし、どんなペンなのかはこの表現ではわかりません。
何色か、どのくらいの長さか、いくらしたのか等はわかりませんが、
とにかく「一本のペンをもっている」
という事です。
一言で言えば、「特定できないペン1本」です。
・・・・・・・
これに対して”the”は、
- その。例の。
- 特定できる。
という意味です。
これも例を挙げてみましょう。
- ”I have the pen“(私はペンを持っています)
この場面もイメージしてみてください。
同じく手に一本のペンがあります。
しかしこのペンはどんなペンなのかを説明し、
特定することができます。
妻からもらったペンかもしれないし、
自分で買ったペンかもしれない。
あるいは長年使い古くなってはいるが、
今でも気に入っているペンかもしれない。
何にしろ、
「その」ペンを持っている
という意味になります。
特定をさせるために、
”the”を使う前には何かしら説明がつくことが多い
です。
例を挙げましょう。
- ”My wife gave me a pen for our wedding anniversary. I have the pen.
(結婚記念日に妻がペンをくれた。「その」ペンを私は持っている)
といった具合です。
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複数形の場合
では、名詞が複数形の場合はどうなるのでしょうか。
”a”は単数形につく冠詞なので、
この場合は”the”のみで考えていきましょう。
”I have pens.”
と
”I have the pens.”
です。
この二つの文にはどのような違いがあるのでしょうか。
・・・・・・
先程、
”the“には「特定できる」と言う意味がある
ことを考えました。
それを考慮に入れると、
”I have pens”
では、
- 「何本あるか、どんな形状か、
色は等の点はいっさいわからないが、
とにかく私は複数本のペンを持っています。」
と言う意味になります。
「特定はできない」のです。
それに対して、
”I have the pens”
だと、
- 「特定ができる」ので、
自分が所有するペン全体のことではなく、
そのうちの一部のことについて言及している
という意味になります。
イメージとしては、
”pens”という大きな囲みの中に、
”the pens”というそれよりも小さな囲みがある
と思えばわかりやすいですね。
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まとめ
“a”と”the”の違い。
我々日本人からすれば、どちらでも大差のない表現のように思えます。
しかし、ネイティブは、この点に非常に敏感で、
もし間違った使い方をされると非常に気持ち悪く感じるそうです。
もちろん最初から完璧に使いこなせる人はいませんので、
失敗を恐れずにガンガン使っていけば良いのです。
失敗から学ぶことも多いですし、
数をこなすうちに自然と身に付いていきます。
なかなか日本人としては感覚的に身に付けにくい英語の冠詞。
まずはイメージで理解して、そのあとガンガン使っていき、
よりネイティブに近い英語を身に付けたいものですね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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