過る・誤る・謝るの違い!「あやまちを繰り返す」はどの漢字?

記事公開日:2018年9月14日

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なにか間違いをしてしまった時に使う

  • 過る

  • 誤る


  • のふたつ。

    同じように使って問題ないのでしょうか。
    実際は使い方で意味が変わってきてしまうのでしょうか。

    間違い

    何となく知っているつもりの言葉ですが、
    文字にすると何となく違いがあるような気もしますよね。

    そこで!

    今回は、何となく知っていて、何となく違う気のする

    「過る」と「誤る」の違いについて、
    スッキリはっきりさせちゃいましょう!

    ついでに、同じ読み方をする
    謝る」についてもチェックしておきましょう。



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    それぞれの意味


    それでは、それぞれの言葉の意味についてみていきましょう!

    「過る」の意味


    まずは「過る」の意味からチェックしていきましょう。

    と、その前に

    「あやまる」と変換して一発変換できるでしょうか。
    けっこうできないと思います。

    なぜなら、この字は送り仮名で読み方が変わってくるタイプの言葉だからです。

    「過る」だと「よぎる」と読みます。
    でも、「あやまる」と読みたい、読ませたい。

    その場合は

    過つ(あやま‐つ)
    過ち(あやま-ち)

    と使います。
    では、それを前提として意味を確認しましょう。

      過ちの意味

    • 物事のしそこない。
    • 思いがけずしでかした悪い事。過失。
    • 男女関係での道徳的な過失。

    どの角度から見ても「しくじった」的な意味合いですね。

    「誤る」の意味


    では、「誤る」はどうでしょう。
    明確に意味を言えなくても、何となく理解して使っていますよね。

    でも一応、チェックしておきましょう。

      誤るの意味

    • 不適切な判断・選択・評価・行動などをする。間違える。やりそこなう。
    • よくないことをする。道にはずれた行為をする。 
    • 他人を間違いに導く。あやまちをさせる。

    三番目の「他人を間違いに導く。あやまちをさせる。」というのが、
    ちょっと意外な使い方でしょうか。

    たいていは、「自分が間違えたり、道を外れたり。」
    そんな意味で使いますよね。
    でも、他人をしくじらせる時も使うんですね・・・

    「謝る」の意味


    では「謝る」の意味も確認していきましょう。
    これも、何となく知っていますよね。

      謝るの意味

    • 悪かったと思って相手に許しを願う。わびる。
    • 困る。閉口する。まいる。困って断る、辞退する。

    一番目の意味で使う事が圧倒的に多いですよね。
    二つ目の「困る、閉口する」といった意味で使うのは珍しいですよね。

    二つ目の意味で例文を見てみましょう。

  • 営業さんの押しの強さに謝った
    (営業さんの押しの強さに閉口した。)

  • 面倒くさいので、謝った
    (面倒くさいので、断った。)

  • 意外な意味もありますが、例文をみると
    正しい意味で伝わらない場合も考えられますよね。

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    「過る」と「誤る」の違い


    それぞれの意味を確認してみると、「過る」と「誤る」は

    物事をしそこなう、間違える

    と言う意味ではよく似ていますよね。

    この二つの言葉、意味の違いはどこにあるのでしょうか。
    「過」と「誤」の字を使ったを見て考えてみましょう。

    「過」を使った言葉

  • 過失
  • 過食
  • 過飲

  • 「誤」を使った言葉

  • 誤字
  • 誤解
  • 誤報

  • 違いが見えてきそうですね。

    」を使った言葉は
    不注意でやらかしたり、食べ過ぎたり、飲み過ぎたり。。。
    「行き過ぎた行為」を表していますね。

    」を使った言葉では、
    字を間違えたり、理解を間違えたり、報道を間違えたり。。。
    こちらは「表現や行動の部分的な間違い」ですよね。

    まとめると、


  • 」を使った言葉は修正や訂正が不可


  • 」を使った言葉は修正や訂正が可能


  • と覚えるといいですよね。

    「謝る」の場合は?


    「謝る」は、他のふたつとの違いは分かりやすいですく、
    ごめんなさい」の意味で使いますよね。

    謝罪


    先ほど出した例文の

    面倒くさいので、謝った。」

    で見てみましょう。

    先ほどは「面倒くさいので、断った。」という意味で出しましたが、
    多くの人は

    これ以上やっても面倒だから、ゴメンって言っとこ

    といった感じの意味で解釈しますよね。
    母親なんかとのやりとりでよく出てくる感情ですよね。

    まとめると、


  • 「過る」、「誤る」は何か間違えたことそのもの。


  • 「謝る」は間違えたことに対して謝罪すること。


  • となります。

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    「あやまちを繰り返す」はどの漢字を使う?

    繰り返したくないものですが、
    人は「あやまちを繰り返す」ものです。。。

    この「あやまち」はどれを使うのでしょうか。

    答えは

    過ち

    です。

    いちばんの理由としては、
    「あやまち」と訓読みする常用漢字
    「過ち」だけであること。

    さらに、「過ちを繰り返す」という時は

    修正や訂正ができないものに対して

    という点もあります。

    例えば、誤字や誤報に対して
    「過ちを繰り返す」とは言いませんよね。

    戦争二日酔い大事なものを失くしてしまった・・・

    そういったことに使いますよね。
    これらは取り返しがつかないことですから、字としては

    過ち

    を使うのが正しいということになりますね。

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    まとめ


    今回は「過ち」と「誤る」と「謝る」の違いについて紹介しました。

    「謝る」はあまり悩まないかもしれませんが、
    「過る」と「誤る」はちょっと似ていますよね。

    違いは

    取り返しがつくか否か


    絶望


    と覚えれば分かりやすいです。

    「過ち」と言った時点で取り返しがつきませんが、
    それでも取り返しのつかない過ちはやらかしたくないものですよね・・・

    今回はこの辺で失礼します。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    (*゚ー゚*)ノ

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