あやめと菖蒲(しょうぶ)とかきつばたの違い!見分け方は?名所も紹介!
記事公開日:2014年6月10日
最終更新日:2023年6月20日
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あやめ、菖蒲(しょうぶ)、かきつばた。
この3つってどれも、なんだか見た目が似てますよね~。
見頃の時期も同じくらいな印象です。
いったいどこが違うのか、
気になったこと、ありませんか?
私のパソコンは、IMEを使っているのですが、
「あやめ」でも「しょうぶ」でも、変換すると「菖蒲」になります(^^;
うーむ、紛らわしすぎる。
今回は、この3つの花の違いや、見分け方について、
紹介していきますね!
ついでに、花の見頃や名所についても見ていきましょう!
目次
あやめ、菖蒲(しょうぶ)、かきつばたの違い
あやめ、菖蒲(しょうぶ)、かきつばたの違いについてです。
まず、分類なのですが、この3つは全て、
「あやめ」の仲間で、アヤメ科アヤメ属の多年草です。
アヤメ科は、スゴイ種類が豊富で、
世界で66属、種類にするとなんと2000種以上もあります。
香辛料で有名なサフランもアヤメ科なんですよ。
あやめは、水はけのよい草原に自生していて、
紫色の花びらをつけます。
「菖蒲色(あやめいろ)」っていう桃色がかった紫色の種類があるくらいですからね(^^
ちなみに、青みがかった紫色である「菖蒲色(しょうぶいろ)」もあります。(笑)
もう訳分らんですね。
んで、そのあやめを基本として、
園芸化を目的に改良されたのが、花菖蒲です。
なので、園芸種である花菖蒲には、白、黄色、青など、
いろいろな色があるんですね~。
かきつばたも、花菖蒲ほどではないですが、
園芸品種として、品種改良されたものが多くあります。
この3つの違いについては、群生している場所で、
ある程度区別がつきます。
菖蒲園など、鑑賞用に植えられているのは、
ほとんどがしょうぶ。
野生のあやめ科の花の場合は、
草原に生えているのがあやめ。
かきつばたは、水気の多い湿原に生えています(^^
足元が悪くて近くまで歩いて行くのが大変な時は、
かきつばたの可能性が高いです。
乾燥した所に群生していたら、
あやめの可能性が高いのです(^-^)h
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菖蒲の花菖蒲の違い
よく、「菖蒲(しょうぶ)」と言っていますが、
園芸用に植えられているのは、正確には、花菖蒲の事を指します。
なので、菖蒲湯とか、薬草として使われる菖蒲と、
キレイに咲いている花の菖蒲とは、まったくの別物なんですね~。
- はなしょうぶ:アヤメ科アヤメ属
しょうぶ:サトイモ科
ちなみに薬草や邪気払いに使われるサトイモ科のしょうぶの花はこんな感じです。
さきっちょに、ふわふわしてない、
ねこじゃらしみたいなのがついていますね。
はなしょうぶとは全然違いますね~。
なんでこのような混合が起こったかと言うと~
ややこしいことに、昔はこの薬草として使う
菖蒲を「あやめぐさ」って呼んでいたんですよ(^^;
どうしてそうなったのかは諸説あるのですが、しょうぶを使った邪気払いの儀式をしていた女性を「あやめ」と呼んでいたことが理由とされています。
んで、現在の菖蒲(花菖蒲)を「はなあやめ」
って呼んでたんですね。
それを現在でも引きずってしまい、
混合される方が多いのです(*゚ー゚*)
もうここまでで訳が分からなくないですか?
難しいことは考えずにかんたんな見分け方を次の項目でチェックしときましょう!
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あやめの見分け方は?
では、次に、あやめとしょうぶとかきつばたの、
見分け方について紹介します。
この3つは、ズバリ、花の根元をみれば、
どれなのかの、区別がつきます(*゚ー゚*)ノ
上の写真の赤丸で囲んだ部分を見るんです。
あやめ科の見分け方
あやめ:花の根元が網目状
しょうぶ(花菖蒲):花の根元が黄色
かきつばた:花の根元が白
あやめ:花の根元が網目状
しょうぶ(花菖蒲):花の根元が黄色
かきつばた:花の根元が白
なんですよ~(^^
上の写真は、網目状なのであやめってことになりますね!
これだけ覚えておけば、みつけたアヤメ科の花が、
なんなのかが一発でわかりますね(´▽`v)
それぞれの名所と見頃
最期に、花の名所と見頃を紹介して終わりましょう!
花の見頃は北海道なら6月下旬~7月下旬、東北なら6月下旬~7月上旬
、関東なら5月下旬~6月下旬と、長く楽しめます。
調べるとあちこちに名所もあるので、お出かけのついでに行ってみるのも良いかと思いますよ!
毛越寺(もうつうじ)
- 見れる花:あやめ
見頃:6月下旬~7月上旬
住所:岩手県西磐井郡平泉町字大沢58
公式サイト:https://www.motsuji.or.jp/index.html
毛越寺はアジサイの名所としても有名です。
見頃の時期にはあやめまつりも行なわれます。
泉質の良さで有名な大沢温泉も近くにありますから、是非併せて行ってみて欲しい所です。
地図も載せておきますね~!
多賀城あやめ園
- 見れる花:あやめ
見頃:5月下旬~6月下旬(品種によって異なる)
住所:宮城県多賀城市市川立石
公式ホームページ:https://www.tagakan.jp/view/detail.html?content=22
こちらは、あやめまつりの開催期間中、三日間だけライトアップする時期もあります。
多賀城は近くに景勝地として有名な松島がありますし、JRの多賀城駅前にはスタバが併設された図書館がある事でも有名です。
ただし、あやめ園は東北本線の国府多賀城駅、図書館は仙石線の多賀城駅なので、JRを使って両方行くとなると大変です。(笑)
東北本線でそのまま塩釜まで行けば、美味しいお寿司が食べられますよ!
堀切菖蒲園
- 見れる花:菖蒲
見頃:6月上旬~6月中旬
住所:東京都葛飾区堀切2-19-1
公式ホームページ:https://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006888.html
あやめばっかりだったので、菖蒲の見れるところも紹介します。
荒川沿いにある堀切菖蒲園。
駅名にもなっているのですが、駅からはちょっと歩く気がします。
ホームページで開花状況をお知らせしてくれているので、タイミングを逃すことは無さそうです。
周辺は公園が多く、お散歩に最適ですね!
小堤西池
- 見れる花:かきつばた
見頃:5月中旬~下旬
住所:愛知県刈谷市井ケ谷町
公式ホームページ:https://www.city.kariya.lg.jp/kankobunka/rekishibunka/bunkazai_iseki/1006415.html
あやめや菖蒲が多いので、最期はかきつばたの名所を一か所紹介して終わりましょう。
小堤西池のかきつばた群落は国の天然記念物に指定されています。
京都・大田ノ沢、鳥取・岩美町の唐川とならぶ、日本三大かきつばた自生地の一つなんです。
地元の方々が群生地に繁茂する雑草を刈る等の保護活動がされているそうです。
電車で行くのは厳しい場所ですが、バスがあるようなのでホームページ等で確認してみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたでしょうか~。
今回は、似ている花、
あやめと菖蒲(しょうぶ)とかきつばたの違い
について紹介しました。
- 草原に咲くのがあやめ
- 水辺に咲くのがかきつばた。
- 園芸化されたのがしょうぶ。
そして、それぞれを見分ける方法は、
花の根元をチェックすれば判別できます(^^
参考になりましたら幸いです。
ではまた
(*゚ー゚*)ノシ
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