モモンガとムササビの違い!日本にしかいないのはどっち?

記事公開日:2014年9月10日
最終更新日:2017年1月10日

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イラストなどで飛ぶ、モモンガとムササビの、
イメージイラストが使われているのを見たりしますよね。

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この2つって、どっちも似ているけど、
どこが違うのかって意外と答えられなかったり(^^;

そこで今回は、これらの違いについてまとめました。


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大きさ


モモンガやムササビは、まず体型が違います。
さて、いったいどちらが大きいのでしょうか?(^^

まず、ムササビについては、小型のネコくらいのサイズです。
重さも1キロ以上ある個体もたくさんいます。

では、モモンガはどうでしょうか。
実は、モルモットよりちょっと小さいのです。

重さもほとんどが200g以下
こんな小さいのに跳べるんですねぇ。

滑空距離

大きさが違うので、跳べる距離も変わってきます。

ムササビは100メートル以上滑空できるのに対し、
モモンガは、通常数十メートルしかとびません。

たとえるなら、ムササビが布団とするなら、
モモンガはバスタオルってな感じですね。

ちなみに、飛ぶといっても、どちらも
羽ばたいて舞いあがれる訳ではありません。

滑空といって、高いところから低いところに、
木から木へと飛び移ることができるだけなのです。

こちらはムササビが飛び移る時の動画。

ムササビが飛んでいる動画



うーん!カッチョイイですね!
いつかナマで見たいです♪

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見た目


見た目もずいぶん違います。

体格の大きさも違いますが、顔もよく見ると違います。
モモンガの方がムササビより目が大きいです。

あと、尾っぽはムササビの方が太くて長い
自分の身長と同じくらいの長さがあります。

個人的には、モモンガの方がムササビより、
愛らしい顔をしているかなぁ、と思ってます(*^^*)

鳴き声も、ムササビは大きくて少し怖いですが、
モモンガは控え目でちょっとカワイイです。

機能的な違い


あと、一番大きな違いはパタパタの大きさです。

手足を広げた時に広がる、あの風呂敷みたいな部分を
飛膜(ひまく)というのですが、ココのサイズが違うのです。

モモンガの飛膜は、前足と後ろ足の間にあります。
ムササビはそれに加えて、首と尾っぽの部分まで飛膜が広がっています

つまり、ムササビの方が、あの風呂敷部分を
広げた時の面積が格段に広いんですね~。

これが、ムササビの方が重いのに遠くまで飛べる理由なのです
(^-^)h

ちなみに、江戸時代には、モモンガは、
「モモングァー(摸摸具和)」と呼ばれていました。

言いにくいからそのうち後ろの、
伸ばす語尾が取れちゃったんですね(^^

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生息地の違い


あと、住んでいる地域にも違いがあります。

モモンガは、一部地域を除いて、
世界各地に生息しています。

その種類もさまざまで、15属45種類に
分類分けされています。

一方、ムササビは日本のみに生息する固有種。
本州、四国、九州など、日本国内に幅広く生息していました。

「いました」って言うのがなぜかと言うと、
乱獲されて、かなり数が減ってしまったんですね(;-;)

ムササビの毛は保温性が高く、尾っぽの毛も筆にすると
書きやすいと言う事で、多くのムササビが狩られてしまったのです。

今は各地で絶滅危惧種に設定されていて、
狩猟したら犯罪として捕まります。

ちなみに、ムササビの生息地は、
本州では千葉県でだけ確認されていません。

化石は見つかっているみたいなんですけどねぇ。

と、いうことで少し横道をそれましたが(^^;

モモンガの方が大カテゴリで、ムササビの方は、
日本固有のモモンガ亜種となるワケです。

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まとめ


今回はモモンガとムササビの違いについて紹介しました。

似ているようで結構違うこの2種。

どちらもネズミ目リス科なのですが、
ムササビは日本固有の種類で、体格もデカイ。

モモンガの方は、世界各地に生息していて、
サイズも小さく滑空距離も短くなります。

ちなみに私は、ムササビと聞くと、

忍者ハッ○リ君で、両手両足の先えマントを持って空を飛ぶ、
忍法 ムササビの術!」を思い出します。

参考までに、今回紹介した違いを表にまとめておきますね。

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モモンガとムササビの違い一覧表

モモンガ ムササビ
種目 リス亜科モモンガ族 リス亜科モモンガ族ムササビ属
大きさ 15~20センチ 30~50センチ
重さ 150~200グラム 700~1500グラム
滑走距離 10~ 50メートル 30~120メートル
最大滑走距離 100メートル 160メートル
生息地域 世界各地域 日本のみ
模様 頭部に白い帯がない 頭部に白い帯がある

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