「検討」と「検証」の違い!論文や報告書で使われる意味の違いは?

記事公開日:2020年1月29日

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何か問題が発生して報告書を書かないといけない時や、論文作成の際に、

何が原因なのか?
どんな違いがあるのか?

そう言った事を考えるよ~!
って時に、「検討」とか「検証」って使いますよね。

A案とB案、どっちがいいか、考えるよ~!

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なんて時にも、どっちも使いますよね。
もう、便利過ぎてしょっちゅう使うと思うんです。

でも、「検討」と「検証」って、

同じ言葉を何回も使うのアレだな。

って時に使い分けたりしますが、実際に本当の意味で使い分けってあるのでしょうか?

意味の違いとか、どんな場面で使うのが最適なのか、な~んて、あまり深く考えないですよね。

でも、ちょっと気になっちゃうと、調べたくなってくるものです。
間違って使うのもイヤですしね。

なので!!

今回は普段意識しない「検討」と「検証」の違いについて検討していきますよ!


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言葉の意味


まずは言葉の意味から確認してみましょう。

「検討」の意味


考えてみたよ~

的な感じで使うのにとっても便利な「検討」。
言葉の意味なんて調べずに使っちゃいますよね。

そして、たぶん間違って使っている人ってあまりいないと思います。

でも!!

違いを見付けるべく、意味を確認しておきましょう。

    「検討」の意味

    物事をよく調べ、それでいいかどうか考えること。

ほほう・・・

調べて、考える

と・・・
シンプルですね。

「検証」の意味


お次は「検証」の意味もチェックしていきましょう。

    「検証」の意味

  • 実際に調べて証拠だてること。
  • 仮説を実証すること。
こちらは、

調べて、それが正しいか実際に確認する。

って感じですね。

だいたい違いは見えてきましたね!

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「検討」と「検証」の違い


意味を見てみると、違いが綺麗に出てきましたね。

「検討」は調べて考える事。
「検証」は調べて仮説を立てて、それが正しいか確認する事。

考える所で終わると「検討」、実行に移したのが「検証」って感じですね。

ただ実際に使うとなると、どちらを使うかって、使う人の好みに寄ってきませんか?

もちろんそれでも良い気もしますが、論文報告書に使う場合ってどちらが正しいのでしょうか?

ちょっと紹介していきましょう。

論文や報告書でつかうのはどっち?


ではでは、違いを確認したところで、論文報告書を例に実際使う場合を見てみましょう!

論文の場合


まずは「論文」の場合ですね。
論文の場合は、英語で書くことも多いですから、英語でどう表現しているかをちょっと見てみましょう。

分野や使いどころによって変わってくるのですが、例えば科学論文では多くの場合、

investigate

を使います。

「investigate」は、「調べる、調査する、研究する」といった意味があります。

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科学論文の場合は、転じて「検討する」と訳す場合が多いです。

実際には、仮説を立てて証明しているので、「検証」の方が近いのですが、「検討」が使われることが多いです。

もちろん、しっかり使い分けている人もいます。

論文中での英語の表現をきっちり分けて纏めてくれている人もいたので、英語表記も気になってきちゃったら、こちらを参考にしてみて下さい!

>>論文中の英語表記

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報告書の場合


では「報告書」の場合はどうでしょうか?

お役所関係の報告書なんかを見てみると、キッチリ使い分けされていることが分かります。

例えば、

ダムの建設に関して検討の場を設けた。
建設事業の検証に係る検討内容について。

とか書かれていたりします。
これだけでも、キッチリ使い分けされているのが分かりますよね。

報告書の場合は、

  • 調べて考える「検討」。
  • 考えて仮説を立て、その真偽を確認する「検証」。

この二つは別の意味を持って使われているというコトになります。

なので報告書内で、

検証を行った。

と言う文言が書かれた場合、その検証としてどんなことを行なったのかとか、その結果どうだったのかと言ったことも記載する必要が出てきます。

「検討」の方は、言ったらミーティングです。
「検証」する前に行う「話し合い」が「検討」に相当するってイメージでしょうか。

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まとめ


今回は「検討」と「検証」の違いについて紹介しました。

    「検討」と「検証」の違い

  • 「検討」は調べて考える事。

  • 「検証」は調べて仮説を立てて、それが正しいか確認する事。

大きな違いは、「確認する」という行動を取るかどうかという点ですよね。

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報告書に書く場合は、この違いをしっかり意識しておくのが大事です。

逆に、論文なんかの場合は、その文章を評価する人が良し悪しを決める感じになってきます。
ですが論文の序文で、

こんなことを考えて、こんなことをやってみた。

という感じで使う時は「検証」を、
最後の〆の文章で、

論文の足りない部分を今後こうして行く必要がある。

的な使い方をする場合は「検討」を用いて、

今後、さらなる検討を要する。

とかってまとめるのが無難かもですね。

今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ

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