ブラックアウトと停電の違い!ブレーカーが落ちたら停電扱いになるの?

記事公開日:2021年4月11日

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災害時に耳にするブラックアウト

話題になり始めたのはここ数年のことではありますが、実際に起こると怖いですよね。

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地震の多い日本で、これまでブラックアウトが話題になってこなかったのも不思議です。

そして停電との違いがイマイチ分からないところなんですよね。

と、いうことで!

今回はブラックアウトと停電の違いについて紹介しましょう!

停電つながりで、

ブレーカーが落ちたら停電扱いになるのか?

という素朴な疑問にもメスを入れつつ、停電時にオススメのアイテムも紹介します。


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ブラックアウトとは?


まずはブラックアウトとは何か、という所からチェックしてみましょう。

    ブラックアウトとは

    ブラックアウトとは、大手電力会社が管轄している地域全体で停電が起こる「全域(大規模)停電」のこと。


日本での大手電力会社とは、

  • 東京電力
  • 東北電力
  • 関西電力
  • 中部電力
  • 中国電力
  • 九州電力
  • 四国電力
  • 北陸電力
  • 北海道電力
  • 沖縄電力

  • の10社のことです。

    つまり、東京電力であれば「東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、栃木県、群馬県、茨城県、山梨県、静岡県(富士川以東)」が管轄なので、この地域全体で停電があれば、ブラックアウトになります。

    因みに、日本で初めてブラックアウトが起こったのは2018年9月6日、北海道でのことでした。

    この日、北海道で最大震度7の地震が発生し、それに伴って複数の発電所が停止しました。

    これによって、北海道全域の電力需要に供給が追い付かず、ブラックアウト(全域停電)へと至ったのです。

    ここまでで、すでにブラックアウトが停電の一種であることが分かってしまったのですが、

    そもそも停電とはなんのか?

    について、次の項目で見てみましょう。

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    停電とは?


    それでは、停電とは何を指すのか、見ていきましょう。

      停電とは

      様々な要因により、電力供給が止まること。

    ブラックアウトの所でも説明した通りの内容になってしまいましたが、電気が止まって家電などが使えなくなってしまうことです。

    単に停電と言った場合、規模は関係ないです。

    ちなみに、日本は20年も前から年間の停電時間が先進国の中でも突出して短かいという特徴があります。

    これは、国の政策もあったのですが、消費者が「電力に対して高い質」を要求し、電力会社がそれに応える努力をしてきたためです。

    こういった努力の結果、日本では2018年までブラックアウトと呼ばれる超大規模停電は発生してこなかったのだと思います。

    インフラに対する高い要求は日本人らしいと言えばそうですよね。

    ブレーカーが落ちたら停電扱い?


    さて、おまけで、

    ブレーカーが落ちたら停電扱いなのか?

    という所も見てみましょう。

    端的に言えば、電気の使い過ぎでブレーカーが落ちても、電力は供給されているので、停電とは言いません。

    が!!!

    配電盤にスマートメーターが設置されている場合は、10回連続でブレーカーが落ちると停電になります。

    こうなると、電力は供給されなくなるので、管轄部署などに連絡する必要があります。

    スマートメーターは、ブレーカーが落ちても10秒ほどで勝手に戻してくれるので有難いのですが、夜中に停電を起こしてしまったらどうなるのか…

    ちょっとドキドキですね…

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    停電時の備え


    ここ数年、ほぼ毎年どこかで災害があり、場合によっては停電が起こる事態もあり得ますよね。

    なので、停電時にどんな備えがあれば良いかを軽く紹介して終わりましょう。

    実は、私の居住区は東日本大震災の時に一か月ほどライフラインが全て遮断されていたので、停電には自信(?)があります!

    そんな私がオススメする、停電時にやることは、

    寝る!!

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    安全が確保されているならば、下手に動き回ろうとせずに、日が沈んだら布団に入って寝るのが一番無駄がないです。

    でも、そういう事じゃないですよね~…(笑)

    オール電化の場合を除いて、止まっているのが電気だけなら、3日くらいは特別な備えが無くても乗り切れます。

    厄介なのは、オール電化で水も電気で給水する仕組みの場合です。
    高層マンションに多い仕組みですよね。

    この場合、トイレの水飲み水の確保が難しくなります。

    なので、まずは、

    • 風呂桶に水を貯めておく(トイレを流す用)
    • 2Lペットボトルの水を二本/人くらいストックしておく(飲み水用)

    水はこれで乗り切れる可能性が高いです。

    一部のお宅が停電で給水できなくなったとしても、断水地域が一部なら、外部から購入する手段もあります。

    大規模断水なら給水車が手配されるので、そこまで心配しなくても大丈夫です。

    それからスマホなどの通信手段の充電も大事ですよね。

    これは、

    • モバイルバッテリーをフル充電しておく
    • 車から充電できる配線を用意しておく

    こういった物で、ある程度対応できます。

    日常的にモバイルバッテリーを使用・携帯しておくのが一番良いです。
    普段から使っていれば、充電の具合も小まめにチェックしますしね。

    お勧めのモバイルバッテリーはこちらです!


    10,000mAhの容量で重さが200g以下!!

    10,000mAhの容量のモバイルバッテリーって、結構重かったんですよね。
    でもこれならカバンに入れておいても重さは感じません!!

    車からの充電は、ちょっと前まではシガーソケットに挿してコンセントにできたんですが、今はシガーソケットを搭載していない車も多いです。

    その代わり、USBを挿す用のパーツがオプションで付いていたりするので、所有している車の運転席、ダッシュボード周辺をチェックしておくと安心です。
    ダッシュボード内部に収納されていることもあります。

    後は、食事ですよね。

    状況が許せば、ちょっとしたものを購入するのが手っ取り早いのですが、それができなければ家にある食べられる物を消費していくスタイルになると思います。

    水を入れるだけでご飯になる非常食も売っているので、こういったものを3日分~1週間分程度用意しておけば凌げます。

    こんな感じで水とセットになった商品もあります。


    個人的な感覚ですが、1週間分は難しくても、3日分はあると安心です。

    3日を過ぎると、公的機関、交通網などが動き出します。
    そうすると、外部調達が可能になりますから!

    東日本大震災の教訓から、災害時の動き方は各自治体でマニュアル化して整備しています。

    特に命に係わる水や食料に関しては、10年前と比べ物にならないくらい配備が早くなりました。

    なので、あまり神経質にならなくても大丈夫ですよ。

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    まとめ


    今回はブラックアウト停電の違いを紹介しました。

    災害に対する備えは、10年前の東日本大震災を境に急激に配備されていきましたよね。

    あの時は福島の原子力発電所の事故により、関東では計画停電も起こっていて大変でしたよね。

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    悲しかったのは、福島の発電所は関東の電気を作っている場所だったにも関わらず、関東では、

    どうして東北(電力)のせいで関東が計画停電しないといけないんだ!

    と言っていた人がいたり、避難してきた福島の方たちに、

    汚染された人間は来るな。
    賠償金をたくさん貰ったんだろ!

    といった心無い非難を浴びせていたことでした。

    災害時は、どうしても攻撃的になるものです。

    そんな時に、最低限でも備えをしておけば心に幾ばくかの余裕ができます。
    そのわずかな余裕で、他者を踏みにじる可能性を潰せるんです。

    自分と他人の尊厳を守るという意味でも、何かあった時に、

    これがあれば、最低限は大丈夫!

    と思える程度の備えは大事です。

    あとは、安全が確保されているなら寝てしまうのは本当にオススメです!
    冗談でもなんでもなくて、寝てしまうといつの間にか状況が変わっています。

    安心して寝るためにも、暖かいお布団の準備も大事ですよ!

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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