矜持とプライドの違いをわかりやすく!例文や使い方、類語も紹介
記事公開日:2023年5月5日
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格闘技や勝負ごとの名前にも使われたりするプライド。
なんとなく日本語でいうと「誇り」って意味なんだろうな、というのはわかりますが、似ていることばに「矜持」があります。
「プライド」と「矜持」はまったく同じことばなのでしょうか。それともやはりちょっと違ったニュアンスを持つのでしょうか。
そこで今回は、「プライド」と「矜持」の違いについてわかりやすく解説します。
矜持の意味
矜持(きょうじ)とは、自分自身に誇りを持ち、自尊心を守ろうとする気持ちや態度を表す言葉です。
自分自身の価値観や人格を尊重し、自分を卑下せずに立ち振る舞うことを意味します。
「矜持(きんじ)」と読まれる場合もよくありますが、これは間違った読み方になります。誤読ですね。
矜持の使い方・例文
矜持の使い方や例文をみてみましょう。
例文1:彼女は自分の矜持を守り、決して妥協しなかった。
例文2:私は矜持を失わないように、努力し続けます。
例文3:矜持を保つことが大切だと思います。
プライドの意味
次にプライドの意味についてみてみましょう。
プライドとは、自分自身や自分が所属するグループ、またはその業績や成果などに誇りを持つ感情や態度を表す言葉です。
自尊心を高め、自分を高く評価し、他人と比較して自分の優位性を誇示することがあります。
プライドの使い方・例文
プライドの使い方や例文をみてみましょう。
例文1:彼女は自分のプライドを傷つけられたと感じ、激しく怒った。
例文2:彼は自分たちのチームが優勝したことに大きなプライドを感じている。
例文3:私たちは、自分たちの仕事に対するプライドを持ち続けることが大切だと考えています。
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矜持とプライドの違い
矜持とプライドは、ともに自尊心を表す言葉ですが、そのニュアンスは異なります。
矜持は、自分自身に対する自信や信念を強く持ち、それを守るために自己防衛的な態度をとることを意味します。
矜持を持つ人は、自分自身の価値観や人格を尊重し、自分を卑下しないように努めます。
一方、プライドは、自分が所属するグループや組織、または自分自身の成果や業績に対する誇りを表します。
プライドを持つ人は、自分が属する集団の一員であることを誇示し、自分自身を高く評価する傾向があります。
矜持とプライドの違いは、その着眼点にあります。
矜持は、自分自身の内面に焦点を合わせ、自分自身を認め、尊重することに重点を置いています。
一方、プライドは、自分自身が属する外部の要素に焦点を合わせ、自分自身を認め、尊重することに重点を置いています。
矜持とプライドの類語
それでは次に矜持とプライドの類語についてそれぞれみてみましょう。
矜持の類語
プライドの類語
まとめ
矜持とプライドは、どちらも自尊心を表す言葉であり、自分自身を高く評価し、尊重することが共通しています。
しかし、矜持は自分自身に焦点を合わせ、自分自身を尊重することに重点を置き、自己防衛的な態度をとる傾向があります。
一方、プライドは自分が所属する集団や自分自身の業績に焦点を合わせ、自分自身を認め、誇示することに重点置く傾向があります。
このように、矜持とプライドは微妙な違いがありますが、どちらも自分自身を大切にし、尊重することが重要であると言えます。
自分自身を高く評価し、自己肯定感を持つことは、自信を持って人生を生きるために必要な要素です。
ただし、過剰な矜持やプライドは、周囲との関係を悪化させ、自分自身にとってもマイナスの影響を与えることがあるため、注意が必要です。
矜持とプライドの類語に出てきた自尊心についてはこちらの記事にまとめてあります。
よろしければご参考になさってください。
>> プライドと自尊心の違い!虚栄心とは何が違う?
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
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