趣旨と主旨の違い!目的を説明する時の使い分け方法について【要旨との違いも】
記事公開日:2016年2月15日
最終更新日:2019年11月12日
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趣旨と主旨。
どちらも「しゅし」と読みますよね。
たとえば目的を説明するときなど、
「企画のしゅし」
「話のしゅし」
「話のしゅし」
などと使ったりします。
なんだか意味もちょっと似ていますが、たとえば上記の場合などは、いったいどちらの「しゅし」を使えばよいのでしょうか。
ビジネスでも使う場面が多いので、使い分けをしっかり把握して、間違えのない方を使いたいものですよね。
というこで今回はこの、「趣旨」と「主旨」の違いにチェックしてみましょう。
趣旨の意味
趣旨というのは、
- 何かを行うにあたっての、もとにある考え
- 話や企画のねらい
- 活動の目的
という意味で使います。
ポイントは「もとにある考え」という所ですね。
「目的」「ねらい」を伝えるためのものですので、趣味趣向や、考えていること、理念などを伝えるときにも使います。
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主旨の意味
主旨というのは、
- 考え、文章、計画などの中心となる事柄
を意味します。
ポイントは「中心となること」なので、趣旨とは違い、理念や目的などを伴いません。
あくまで「中心のことはコレ!」ということを言いたいときに「主旨」を使います。
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趣旨と主旨の違いと使い分け
意味の違いをざっとまとめますと、
趣旨 | 行動や企画のもとにある考え、ねらい。 |
主旨 | 考えや計画の中心となるもの。 |
となりますが、確かにちょっと意味が似ていて、紛らわしいですよね。
実際のところは、同義でとらえられている場合もあり、公文書や新聞などの報道関係では、
「趣旨」
の方で統一されていたりもします。
ビジネスの場面で使うシーンもありますが、ほとんどの場合は「趣旨」を使います。
なぜならば、大体この意味で使うときには、物事の目的やねらい、文章などで伝えたい内容となるためですね。
たとえば、
- 「この企画の趣旨を説明します」
「配られた冊子には会社設立の趣旨が書いてある」
といった使い方となります。
逆に主旨を使う場合は、その話や文章が何かを説明するために存在していることが多いですね。
重要な中心となる何かがある場合には主旨を用いて、
- 「その話の主旨は何ですか?」
「最初に主旨を説明した方が分かりやすい」
と言ったニュアンスで使われます。
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要旨の場合は?
では、最期にちょっと混同しやすい、
「要旨」
についてみてみましょう。
要旨というのは、
- 主な内容
- 述べようとする内容の主要な点を短くまとめたもの
- 事のあらまし
を意味します。
趣旨と似ているようですが、要旨の場合は
という意味になります。
なので、もしもビジネスシーンで趣旨を求められた場合は、
を説明しましょう。
一方、要旨を求められた場合は、
を説明すればOKです。
復習になりますが、主旨の場合は、説明すべきは
となります。
まとめ
今回は趣旨と主旨の違いを紹介しました。
まとめます。
趣旨:「行動や企画のもとにある考え、ねらい」
主旨:「考えや計画の中心となるもの」
主旨:「考えや計画の中心となるもの」
となります。
そして、趣旨の方が一般的。
要旨とも似ていますが意味や用法がちょっと違うので、
間違えないようにしましょう。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
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