最後と最期の違い!言葉の意味の違い使い分け方法について
記事公開日:2016年2月13日
最終更新日:2019年11月12日
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ものごとの終わりを表す場合。
「さいご」
って言いますよね。
コレを漢字にした場合に、2つの書き方があります。
つまり、
の2つですね。
どちらも「おわり」のことを表現する漢字ですが、この2つってどう違うのでしょうか。
なんとな~く、「最期」のほうがシビアな感じはしますね。
ということで今回は最後と最期の違いについて紹介していきましょう。
最後の意味
最後というのは、
- 最も後であること
- 最終
- 終末
- 臨終
- 物事の終わり
を意味します。
やはり「おわり」の意味ですよね。
ここで一点ピックアップすると、「臨終」という意味が入ってきてますね。
なんだか、ちょっと悲しい響きのある意味ですが…。
次に、「最期」の意味をチェックしてみましょう。
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最期の意味
最期というのは、
- 命の終わり
- いまわのきわ
- 死に際
- 臨終
- 滅亡
を意味します。
こちらは「最後」よりも、もっと重い印象がありますね。
たしかに、
「最期の言葉」
と言った場合などは、言われた後、その人には、二度と会えないか、死別という印象があります。
逆に、
「最後の言葉」
といっても、その時最後なだけで、また会うことは可能そうです。
では、もう少し具体的に、最後と最期の違いを見てましょう。
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最後と最期の違い
最後という言葉は必ずしも全体の最後をあらわすわけではなく、「一列目の最後」や「第二話の最後の場面」など部分的な最後や、あるていど続いているものの終わりをあらわすときにも使います。
一方、最期という言葉は、「命の終わり」や「死に際」など、生涯に一度しか来ないときをあらわしています。
人間の命、生涯について用いられることが多いですが、時代や勝負事などに対して最期を用いることもあります。
文字通り、「最期」の方が命がかかってる感じですね。
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使い分け方と例文
では最後に、具体的な使い分け方や、例文について紹介していきましょう。
軽く復習しておきましょう。
最期が命の終わり、臨終をあらわす言葉なのに対して、最後は物事の終わりをあらわしますが、順番の最後や文章の最後などにも使います。
最後
広く物事の終わりに対して使う言葉。
命の終わり、文章の終わり、列の終わりなど多くの物事に用いる。
広く物事の終わりに対して使う言葉。
命の終わり、文章の終わり、列の終わりなど多くの物事に用いる。
最期
命や生涯の終わりを意味する言葉。
人間や動物、歴史などに対して一度しか訪れることがない言葉。
命や生涯の終わりを意味する言葉。
人間や動物、歴史などに対して一度しか訪れることがない言葉。
では、例文です。
例文
最後の例文
「今日、最後のレース」
「最後の一線を守る」
「最後の晩餐」
「今日、最後のレース」
「最後の一線を守る」
「最後の晩餐」
最期の例文
「父の最期をみとる」
「友人の最期に立ち会うことになった」
「ローマ帝国の最期」
「父の最期をみとる」
「友人の最期に立ち会うことになった」
「ローマ帝国の最期」
まとめ
今回は最後と最期の違いについて紹介しました。
最後が物事の終わりという意味で広く用法するのに対して、最期は命の終わりや臨終、滅亡という意味で用います。
使い頻度としては最後の方が多いですね。
ただ、戦いの漫画などを読んでいると、
「これが最期の攻撃だぁーッ!」
「デッドエンド。これで最期だ。」
「デッドエンド。これで最期だ。」
など、意外と「最期」の方が使われたりするのは、敵や見方の命にかかわっているシーンが多いためなんですね。
ちなみに、新聞や雑誌などでは、最後で統一されていることが多いです。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
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