社長と代表取締役の違い!代表取締役社長の場合は?

記事公開日:2014年11月26日
最終更新日:2015年12月30日

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営業などにいって名刺を交換した時に、相手の名刺に

代表取締役

って肩書があるとちょっとびっくりしますよね。

うおっ、一番偉い人が出てきた!

みたいな感じ(^^;

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でも、名詞には代表取締役って書いてあっても、
先輩は「社長」と読んでいたり、自分の会社の代表取締役も、
やっぱり「社長」と呼んだりします。

代表取締役社長、この2つってどんな違いがあるでしょう。

はっきり説明できます?(^^;

そこで今回は、会社の仕組みから、
社長と代表取締役の偉いまでをわかりやすく解説します(^^ゞ

さっそく見てみましょう~


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株式会社のしくみ


まずは、会社とはどのような仕組みになっているのしょう。

というところから見て行きます!

これは、大きく分けて3つの人達で成り立っています。

すなわち、

株主:会社にお金を出資している人


まず商売を始める時に、元手となるお金を出してくる人がいます。

これが株主

この人たちは、お金を出してあげるので、そのお金を元手に、
うまく儲けて私たちに還元してね。というスタンスですね。

ここでは、株主が一番偉いのです(笑)
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取締役:株主から選ばれた会社の方針を決める人


次に株主が、誰が会社の経営をして行くのが上手そうかを選びます。

そうして選ばれた人が「取締役」。

株式会社であれば、取締役が1名以上いれば会社が作れます。

複数人いる場合は、その中から1名を選出し「代表取締役」とします。

代表取締役以外は、普通の取締役です。
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社長:会社の業務を行う人のトップ


会社の方針を取締役が決めて、
それを実行に移すのが「社長」です。

「雇われ社長」

なんて言われ方をされてる場合がありますよね。

つまり社長とは、株主が選出した取締役が決めたことを、
他の従業員たちに指示をして、
業務を取り仕切る人の職責上の地位を言うのです。
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はいっ

会社の仕組み編はいったん以上です。

会社の仕組み、基本編はオッケーですね(゜∇^d)

では次に、本題の社長と代表取締役の偉いについて見ていきましょう。

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社長と代表取締役の偉いは?


社長と代表取締役の偉いをわかりやすく言うと、
以下のようにまとめることができます。


    代表取締役とは、法律上において、会社の代表者のこと。

    社長とは、職責上において、実務のトップにいる人の地位のこと。


つまり、代表取締役は、会社が経営して行く上での総責任者。
会社を立ち上げたら、代表取締役が、

私がこの会社の総責任者です

という立場となり、役所へ提出する代表印も、代表取締役のものを押します。

何か会社内で激しく売上が落ちたとか、
盛大にポカをやらかした。

という場合に、真っ先に責任を取らされるのが、
この、代表取締役です。

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対して、社長というのは、肩書というか、名称ですね。

法律上の書類では、「社長」という肩書は何の意味もありません。

実際に会社内で職責上会社を指揮するトップにいる人が、

社長

と呼ばれます。

とはいえ、会社の現状をよく把握している人が、
代表になった方が効率がいいですよね。

なので通常、代表取締役 = 社長であることが多いのです。


ただし、法的な立場の代表である「代表取締役」と、
会社の実務上のトップである「社長」は、

使われる場所や、ニュアンスが違ってくるので注意しましょう(^-^)h

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代表取締役社長とは?


稀に、「代表取締役社長」という肩書を持っている人がいます。

この場合は、「代表」と「取締役」と「社長」を全て兼ねています。

つまり、会社の方針を決める「取締役」でもあり、
その取締役の「代表」でもあり、
運営している会社を実務上指揮する「社長」でもある。


という事になります。

さらに、自己資金で1000万円など会社の資本金を用意し、
会社の資金を100%用意した場合。

自分の会社のオーナーにもなるので、オーナー社長というわけですね(^^

代表取締役オーナー社長

とでも申しましょうか(笑)

この場合は、株主から資金も借りていない為、
自分の思った通りに会社を運営し、従業員を指揮して会社を経営できます。

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誰からも経営について後ろ指をさされない代わりに、
なかなかアドバイスも貰えない環境とも言えますね(^^;

なんとなく、この場合は、いわゆるワンマン社長の経営に
なりそうな気もしますが、そこもそれ、社長の人柄次第ですね。

例外的な代表取締役


代表取締役は、会社の代表として会社の登記を行う日(法律上の代表)、
というところまではオッケーですね(´▽`v)

ちなみに、例外的な代表取締役もあったりします。

すなわち、

「代表取締役 = 社長」じゃない場合

ですね(^^

さてさて、どんなケースがあるのでしょう

代表取締役会長


会社を登記するのに必要なのは「代表取締役」であって、
ヘンな話、別に社長である必要はありません。

なので、何かあった時に責任を取る代表を「会長」にして、
他の平の取締役が「社長」になることも可能です。

つまり、

    代表取締役会長

となるわけです。

まぁ、実際はあまりないですけどね(^^;

会長と社長が血縁関係にあったり、
事情がある場合には、上記のような形態も可能なわけです。

取締役社長


昔は、「代表じゃない」取締役社長は結構いました(^^

「昔は」というのは、2006年より前に作ることのできた、
有限会社においてのことなんですよ。

今はもう、有限会社は作れません。
2006年5月1日以降に設立した会社は全て「株式会社」となります。

で、有限会社ってなんだったのかというと、
代表取締役の設置が、必須ではなかったんですね。

2名以上の取締役がいる場合、各時が代表権を持っていたんです。
どちらかが代表になることもできるけど、必須ではなかった。

そうすると、

    代表じゃない「取締役社長

が結構いたんです(^^

逆に、取締役が2名いて、代表を設置してなかったら、
「代表取締役」とは名乗れないのです(^-^)h

サラリーマンをしてと、「取締役」ってすごい偉い響きがありますが、
実際は、

事業内容:商店街の豆腐屋
登記:有限会社 吉シゲ
代表取締役:シゲさん(55歳)
取締役:フミさん(53歳)

以上2名!

なんて会社もいっぱいありますからね(笑)

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おまけ


今回は、社長と代表取締役の違いについてまとめました。

ばっちり伝わりましたでしょうか?(^^

まとめますと~

社長:会社を実際に経営する職責上の地位
代表取締役:商業登記した人が名のれる地位

となります(^^

一般的に「社長」とか「代表取締役」というと、

「スゲー」とか「エレー」とか思うかもですが、
実はそんなにいいもんでもなかったりします(^^;

そりゃあ、うまくいったら見返りも大きいです。
しかし、ヘタを売ったら、文無しになってしまいます。

年金だって、70歳まで厚生年金を払わないとなのに、
働いている限り、年金を貰う事はできません。

働かないと年金を払えないのに、
みんなが貰ってる時に自分は貰えないと言う世知辛さ。

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あとは、社長や代表は一番偉いのではありません。

一番偉いのは、出資金を出したオーナーや、
株主、一般公開されているのであれば、一般株主ですね。

毎回、株主総会で、

  • 業績が下がったら、どういう対策をするのか。

  • 業績が上がったら、どうやってもっと儲けるのか


  • という、説明責任が絶えず付きまといます。

    昔、身近に取締役がいたのですが、
    株主総会前に、10円ハゲができていました。

    とってもストレスフルなお仕事に見えました(苦笑)

    上(株主)からは、もっと利益を上げろといわれ、
    下(従業員)からは、もっと給料を上げろといわれ、

    「このままじゃ、上がってくのは俺の髪の生え際だちゅーねん!」

    なんて声が聞こえてきそうです・・・

    全国の社長さん、ホントお疲れさまでございます(-人-)

    誰も従業員を雇わないで1人で儲かっている、

    代表取締役オーナー社長

    が一番ストレスフリーかもしれませんね(笑)

    今回は以上です。

    参考になりましたら幸いです。

    (*゚ー゚*)ノシ

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    4 Responses to “社長と代表取締役の違い!代表取締役社長の場合は?”

    1. 一般人 より:

      少しもやっとしましたのでご質問。

      途中や表題が「社長と代表取締役の偉いは?」となっているのはわざと…でしょうか?

      とてもわかりやすい文章でしたので、違いについてはすっきり解消いたしましたがそちらの漢字の違いは…!?

      コメント失礼いたしました。
      わかりやすく知りたいことが知れたこと感謝いたします。

      • 管理人 より:

        >一般人さん

        一般的に会社の一番偉い人を「社長」といったり、
        「代表取締役」といったりするので、
        どういった違いがあるのかという切り口で
        記事を執筆させていただきました。

        この記事のメインのとピックが「社長」と「代表取締役」の違いとなりますので、
        途中や表題が「社長と代表取締役の偉いは?」となっているのは意図的となります。

        もやっとさせてしまい恐縮です。

        違いについては解消されたようで良かったです。

        コメントありがとうございました。
        引き続きわかりやすい内容でお伝えできるよう精進いたします。

    2. 一般人より より:

      有限会社を主人が経営しております。このたび社長を退き代表取締役会長になります。息子が一人従業員として15年働いています。こと如く息子を毛嫌いしほかに従業員に社長をやらせると爆弾発言。その方は仕事はできるのですが私としては蒸庫に譲ってもらいたいので雇われ社長はなるべく何も決定権のない方向にもっていきたいのですがそんなことはできるのでしょうか。また息子も社長とは折り合いが悪いですが仕事はできます。年も息子が2歳若いだけですので、社長の人気も決めることはできるのでしょうか。

      • 管理人 より:

        >一般人よりさん

        なかなか難しい問題ですね。

        会社をより発展させるためにはどの方法がベストなのか。

        経営陣の意向に沿った形で会社運営するにはどのような方法がよいのか。

        どの人の立場に立って考えるか、どんな方向で経営判断をするかによって、とるべき道は変わってくるかと思います。

        一般人よりさんの意向に沿った会社経営を希望されているのであれば、こちらのブログで質問されるよりも、中小企業診断士や経営コンサルタントなどの専門家の先生にやり方やケーススタディなどを聞いてみるのがよいかと思います。

        お力になれず恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

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