配布と配付の違い!使い分け方法は?公用文ではどっちを使う?
記事公開日:2015年10月4日
最終更新日:2019年11月10日
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「配布」と「配付」の違いについて。
どちらも、
「何かをくばる・いきわたせる」
という意味に思いますが、どのような使い分けが必要なのでしょうか。
マニュアル作りなど公式な文章を書いていると、
漢字の使い方で迷うときってありますよね。
今回はこの2つの漢字の違いについてまとめました。
配布と配付の違い
まずは意味の違いをチェックしてみましょう。
- 配布
広く行き渡らすように配る事
- 配付
人の手に配り渡す事
意味だけみてみてもやはりちょっと違いがありますね。
とにかく広い範囲に配ることをが「配布」。
この場合は不特定多数が対象となります。
ニュアンスとしては、
出来るだけ多くの人が知ってね
という感じですね(^^
対して、確実に渡したい相手に手渡しで配ることが「配付」。
この場合は、対象の人全員に知ってもらいたいことがあり、
何かをもらさず周知させたいときに使う漢字となります。
ニュアンスとしては、
手に取った情報を全員しっかり読んでね!
という感じですね。
さて、では次に具体的な使い分け方法もみてみましょう。
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配布と配付の使い分け
それぞれ意味がちょっとずつ違う「配布」と「配付」
次は、使い分けも注意してみていきましょう!
- 「配布」の場合
例文)
お店のビラを配布する
これはお店の宣伝のために多くの方に広く行き渡らせたいので「配布」を使います。
配る側の人の都合がメインなので、できるだけ多くの人に受け取ってもらえばOKです。
- 「配付」の場合
会議の資料を「配付」する
必ず渡さなければならない方に直接手渡しで配らなければならないため「配付」を使います。
「配付」の場合は漏れがあったらよろしくない。
なので、一人一人に漏れがないように渡さないといけないときに使います。
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公文書の場合はどっちを使う?
ただし、ちょっとだけ例外があります。
というのも、役所などで公用文として使う場合。
昭和29年11月以降に制定された法令用語としては「配布」に統一されています。
新聞協会の統一基準でも、新聞またはテレビでは「配布」を使用しています。
例外として「配付」が使えるのは、交付税や、譲与税配付金特別会計のような特別な場合についてのみ使うことができます。
なので、それ以外はすべて「配布」となります。
公用文として使う場合不特定多数や特定の対象ということは除いて、目的や用途に応じて使い分けをします。
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まとめ
今回は「配布」と「配付」の違いについて紹介しました。
普段は口頭で「ハイフ」といっているので、いざ正しい漢字をして使おうとすると迷ってしまったりしますよね。
使い分けのポイント
ということでした!
ちょっと迷ってしまったときは、何を誰にどのように配るのかを照らし合わせて、ただしい方の漢字を使うようにしましょう。
今回は以上です。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
参考になりましたら幸いです。
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