野性と野生の違い!「野性的な人」はどういう意味?
記事公開日:2015年11月26日
最終更新日:2015年12月30日
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「あなたけっこう、やせい的ね」
なんて言われたことはありませんか?
「え?どういう意味で言ってるの?」
と思ってしまって咄嗟に反応できないですよね。
そもそも「野生」「野性」どちらの漢字を使うのでしょう?
この2つの意味合いだってどう違うのか今一つ曖昧です。
今回は「野生」と「野性」の違いについて紹介していきましょう。
「やせい的な」という表現が使われる時は、いったいどちらの漢字が当てはまるのでしょうか。
また、「やせい的な人」とはどういう意味、ニュアンスなのかもチェックしてみましょう。
野性と野生の違い
「野生」というのは動植物が自然の中で生育することをいいます。
「野生の猿」や「温室ではなく野生」などの文法に用います。
また「朝顔が野生していた」など「~する」の変化をして動詞としても広く使われる漢字です。
一方、「野性」は、
などを指します。
上記の「野生」とは違い、人間・人格に対しても使うことが多く、
「野性的なふるまい」のような荒っぽいという意味でも使い、
「野性的な作品」のように生命力・自然性を褒める意味合いでも使います。
「野性」のほうは状態・性質を表すので、
「野性する」のように、動詞にすることはできません。
ちょっと使い分けが難しいですが、
「野生」というのは植物・動物が野山で育ったという事実的な意味合いであり、
「野性は」本能や性質というニュアンスが混じっていると判断すると良いでしょう。
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「野性的な人」はどういう意味?
「あなた、野性的な人ね」
なんて言われたら、
「え?それって悪口?」
って普通は思ってしまいますよね。
( ̄、 ̄;)ゞ
確かに「野性的」という言葉には「粗野」であったり「荒々しい性質」という意味合いがあります。
しかし、その他にも「ワイルド」や「生命力にあふれている」というような、
魅力があるという表現でも用いることがあるのです。
後者の場合はむしろ褒め言葉として使っている可能性が高いですよね。
なので「野性」と言われたから絶対批判的な言葉だ!
と決めつけずに、どういったニュアンスで言われているのかをちゃんと聞いてみると良いですね。
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まとめ
今回は「野生」と「野性」の違いについて紹介しました。
漢字も似ているのでついつい一緒にしてしまいそうですが、
よくよく調べると微妙なニュアンスの違いがあります。
作りも似ていて間違いやすい漢字なので、
文章を書く時などは注意したいものですね。
今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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