俳句と川柳の違い!和歌と短歌の違いもチェック!

記事公開日:2015年12月18日
最終更新日:2016年3月2日

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テレビ番組や雑誌などで、たまに俳句川柳が詠まれていることがありますよね。

リズムよく音(おん)をあわせて五・七・五で詠むアレです。

大賞に選ばれた人の川柳などを詠むと思わず、

うまいっ!

なんて、ココロの中で拍手してしまうことも。(笑)


でも、五・七・五(ゴーシチゴー)にあわせて詠むものとしては、
川柳だけでなく、俳句もありますよね。

俳句川柳

いったいこの2つは何が違うのでしょうか。

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どちらも五・七・五ですよね。

同じ形式に見えますが、何か明確な違いや、
それぞれに決められたルールなどがあるんでしょうか。

今回は俳句と川柳の違いについて紹介していきましょう。
また、さらにつっこんで和歌と短歌の違いについてもチェックしていきます。
(^^ゞ


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俳句と川柳について


俳句も川柳も同じ五・七・五の17音定型でつくられます。

しかし、実はそのつくり方には違いがあります。

俳句には季節をあらわす「季語」というものが必要ですが、
川柳は特にこだわりはありません。


また、俳句には強調の意味合いで使う、句を切るための切れ字

    「や」「かな」「けり」「なり」「ぞ」

が重要視されますが、川柳では別段重要視されることはありません。


内容としての違いを挙げる場合は、

俳句は季節や情景を対象に詠むことが多いですが、
川柳は人事やもっと身近な出来事に着目したものが多い


というのも挙げられます。

なので、川柳だと、たとえば、

  • サラリーマン川柳

  • 主婦のあるある川柳

  • 麻雀川柳


  • など、身近な出来事やふと感じたことなど、
    規定を設けず口語文で詠んでOKです。

    そういわれるとたしかに、イメージ的にも俳句より川柳の方が、
    フラットで庶民的な印象ですよね。
    (^^

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    和歌と短歌について


    ついでに、今回は和歌と短歌についても触れておきましょう。

    五・七・五から少し音(おん)を増やした、

      五・七・五・七・七

    の場合は、「短歌」と言われたりしますよね。

    和歌と短歌


    この2つの違いはなんなのでしょうか。

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    ・・・・・・・

    和歌というのは昔から日本で詠まれていた詩歌のこと。

    中国の漢詩に対して和歌といい、
    大和歌(やまとうた)と呼ばれることもあります。

  • 長歌

  • 短歌

  • 旋頭歌(せどうか)

  • 片歌(かたうた)


  • などたくさんの種類があり、それぞれ五音と七音を基調としています。

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    一方、短歌というのは和歌に含まれている一つの形式のことで、
    五・七・五・七・七の五句体の歌のことを指します。

    時代が進むにつれて長歌や旋頭歌がつくられなくなり、
    現代では和歌といえば短歌といわれるくらいに代表的な形式となりました。

    「万葉集」や「小倉百人一首」に詠まれている歌が有名なので、
    現在でも馴染みがあり、よく親しまれていますよね。

    なんだか、久しぶりに百人一首がやりたくなってきました・・・。

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    まとめ


    今回は俳句と川柳の違いについて紹介しました。

    2つの違いとしては、

  • 季語や切れ字の有無

  • 情景を詠んでいるか感情を詠んでいるか


  • などがありました。

    「五・七・五・七・七」になると短歌になりますが、
    これは和歌の種類の一つだったのですね。
    (^-^)h

    今回は以上です。
    参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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