「聞く」と「聴く」の違い!英語で言うとどう違う?使い分け方もチェック!
記事公開日:2016年6月25日
最終更新日:2023年4月30日
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「聞く」と「聴く」。
このような同じような意味なのに使う漢字が違う。
そんなややこしい日本語の違いってたくさんありますよね。
どちらも同じような意味なのに…。
何となく違いはわかるけど…。
いったいどのように使い分ければ正解なの?
などと、文章を書いている時にちょっと迷ってしまう、
なんて人は意外と多いのではないでしょうか。
と、いうことで!
今回はこのようなややこしい日本語の違いの内のひとつ。
この両者の違いについてまとめました。
それではさっそくいってみましょう~。
「聞く」と「聴く」の違い
まず、両者の違いを知るためにはそれぞれのことをちゃんと調べるのが一番!
ということで、それぞれの意味を調べてみましょう。
まずは「聞く」からです。
- 聞く
- 1.音・声を耳に受ける。耳に感じ取る
- 2.話を情報として受け入れる
- 3.人の意見・要求などを了承し、受け入れる
- 4.尋ねる。問う
様々な意味があることがわかりますね。
それぞれ、
などの使い方ができますよね。
それでは続いて「聴く」についてです。
いったいどのような意味となっているのでしょうか。
- 聴く
- 注意して耳にとめる
- 耳を傾ける
対照的にこちらはいたってシンプルなものとなりました。
ポイントとなるのは「注意して」ですね。
聴くは視聴という言葉に使われますが、確かに音楽やテレビ、映画等を視聴する際は集中しながら耳を傾けているものですよね。
両者の違い。
イメージはつかめたでしょうか?
続いては英語での違いを調べてさらに理解を深めてみましょう。
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英語で言うと?
両者は英語ではどのように区別されているのでしょうか。
調べてみました。
- 聞く
- Ask
- Hear
- 聴く
- Listen
やはり海外でも、
日常での会話、質問等は「聞く」
音楽などは「聴く」
となっているようです。
例外としてHearのヒアリングに関しては集中して耳を傾けるという意味で「聴く」が正解かもしれませんね。
英語では日本語程はっきりとした単語での区別は難しいようです。
しかし!
結局英語でみても日本語で見てもポイントは変わりません。
注意して、集中して耳を傾ける場合には「聴く」
それ以外の場合は「聞く」
これさえ覚えておけば「聞く」と「聴く」との区別、使い分けはばっちりでしょう!
続いてはここまでの確認として両者の使い分けを例文を用いて説明してきます。
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使い分け方について
例文によって使い分けを詳しく見ていきましょう。
繰り返しになりますがポイントは
注意して耳を傾ける
です。
それではまいりましょう。
- 問題
- 彼の頼みをきいてやってほしい
- 彼の都合をきいてみる
- 有権者の声をきく
- 彼の評判をあちこちできいた
さて、上に四つの例文を挙げましたがこの中に一つだけ、「聴く」が正解のものがあります。
さてさて。
どれになるでしょーかっ!
・
・
・
考え中。
・
・
・
考え中。
・
・
・
考え中。
・
・
・
おわりっ
では、答え合わせです。
- 回答
一つ目は「聞く」の3
→ 人の意見・要求などを了承し、受け入れる。
二つ目は「聞く」の4
→ 尋ねる。問う。
四つ目は「聞く」の2
→ 話を情報として受け入れる。
となります。
つまり!
正解は三つ目の例文
「有権者の声を聴く」
となります!
バッチリ正解できましたでしょうか~。|・ω・)
注意して耳を傾けなければいけないですよねー。
最後にもう一点。
状況による漢字の変化についてです。
音楽をきく
という文章の場合。街中でなっているふときこえてくる音楽の場合は「聞く」
お気に入りのCDやアーティストのライブなどできく音楽では「聴く」
が正解となります。
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まとめ
本日の記事では「聞く」と「聴く」の違いについて紹介しました。
突っ込んで考えてみると、意外と多くの違いや使い分けがありました。
ポイントは、
注意して耳を傾ける場合には聴く
ですね。
(^^ゞ
これで、もう「きく」の漢字変換で迷うことはないですね!
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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