湧くと沸くの違い!「怒りがわく」や「気持ちがわく」ではどっちを使うべき?
記事公開日:2016年7月30日
最終更新日:2019年11月15日
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湧くと沸く。
どちらも読み方は一緒で意味も似ていますよね。
ふつふつと?
むらむらと?
わきかがってくる印象ですが、
どのような意味の違いがあるのでしょうか。
例えば、
怒りがわく
と表現したい場合に、「湧く」「沸く」どちらの漢字を使うのが適切なのでしょうか。
うーむ。
どちらも正解のように感じますよね。(^^;
他にも、
などなど・・・。
すべて、どちらの「わく」を当てはめたらよいかって、ピンときます?(^^;
意外とあってるか心配だったり・・・。
と、いうことで!
本日は「沸く」と「湧く」の意味の違いや、
漢字の使い分け方法についてまとめました。
それではさっそくみていきましょう~。
まずは、「湧く」の方の意味から。
湧くの意味
まずは湧くと沸くそれぞれの意味をみてみましょう。
- 湧く
- 水などが地中から噴き出る
- 涙や汗が出る
- 虫などが、一時に発生する
- ある考えや感情が生じる
- 物事が次々と起こる。ある現象が急に多く現れる
「湧く」はこのような意味を持ちます。
ポイントとしては、
何もなかったところに何かが出現する
ということですね。(^^ゞ
先ほどの回答になりますが「感情が生じる」ということで、
怒りが湧く
が正解となります。
さて、続いては、「沸く」の方をみてみましょう。
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沸くの意味
続いて沸くの意味についてです。
やっぱりこれは代表的な使い方としては、「湯が沸く」が思い浮かびますよねー。
はたして…。
では意味を見ていきましょう!
- 沸く
- 水などが熱せられて沸騰する
- 感情が高ぶる
このようになりました。
ポイントは、
物事や感情の状態の変化を表す
ということですね。
湧くと比較すると、
「感情が生じる」と「感情が高ぶる」
で、ちょっとした違いがでてきました。
ここも大事なポイントになりそうですね!
それぞれのポイントを踏まえて続いて使い分けについてみていきましょう!
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使い分けのポイントは?
まずはおさらいです。
それぞれのポイントをもう一度。
湧く:何もなかったところに何かが出現する
沸く:物事や感情の状態の変化を表す
沸く:物事や感情の状態の変化を表す
これらに基づき例文を見てみましょう。
冒頭で挙げた、
をチェックしてみます。
危機感がわく
普通の状態であったところに危機感が出現した。
ということで
危機感が湧く
が正解ですね。
「湧いた危機感が大きくなる」ということなら
危機感が沸く
も正解といえるかもしれませんね。
先ほど触れたポイント、「感情が生じる」と「感情が高ぶる」の違いを表しています。
人がわく
これも二つの意味でとらえられますね。
サッカーの試合が始まる前の会場の近くにわらわらと人がわいてきた
だったら、
だったら、
人が湧く。
サッカー会場でシュートが決まった!人がわいた!
だったら、
が正解となります。
だったら、
人が沸く
が正解となります。
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まとめ
今回は、湧くと沸くの違いや、漢字の使い分けについて紹介しました。
この二つの違いは、文脈によって当てはめる言葉が変化するので、ちょっと日本語としては難しいかったですねー。
ご紹介した使い分けのポイントは以下の通り。
湧く
何もなかったところに何かが出現する。
何もなかったところに何かが出現する。
沸く
物事や感情の状態の変化を表す。
物事や感情の状態の変化を表す。
これでもしも、いざ文章を書こうというときに、どちらの言葉を使ったらいいのか疑問が湧いても、もう大丈夫ですね!(´▽`v)
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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