上げると挙げるの違い!使い分け方法は?例文もや事例も紹介!
記事公開日:2016年8月1日
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上げると挙げる。
どちらも「あげる」と読みますけど、
意味もなんだかちょっと似ていますよね。(^^;
それぞれの意味はわかるのですが、
使い時によってはややこしかったりします。
例えば、
この二つの例の場合は、「上げる」「挙げる」、
いったいどちらの言葉を当てはめるのが正解なのでしょうか。
いざ、どちらかで選べと言われると、
ちょっとまよってしまうという人もいるのではないでしょうか。|・ω・)
と、いうことで!
本日の記事では「上げる」と「挙げる」の漢字の意味の違いや、
使い分け方についてまとめました。
それではさっそくみていきましょう!
上げると挙げるの違い
まずは意味の違いから両者を辞書で調べ、比較してみましょう。
- 「上げる」とは
- 低い方から高い方へ移す
- 程度を高くする
- 「挙げる」とは
- 手や腕を上方に差し出す
- 事を起こす
はい、この他にもさまざまな意味を持つこの両者ですが、大まかな意味はこのようになっています。
辞書で引いただけだとあまりはっきりとした違いが見えてきませんね・・・
理解しやすくするために、一つずつポイントをあげるとしましょう
それぞれのポイントは、
- 上げる
- 下がるの反対の意味の時に使う。(モノや数値の上昇)
- 挙げる
- 上がるだけでなく、何か事を起こす時に使う
ココですね。^^
上記のポイントをあげるを例にしてみましょう。
ポイントを上げる
この場合のポイントとは得点。
上下するものという意味を持ちます
この場合のポイントとは得点。
上下するものという意味を持ちます
ポイントを挙げる
この場合ではポイントは要点。
並べる(列挙)という意味を持ちます。
この場合ではポイントは要点。
並べる(列挙)という意味を持ちます。
たとえば、この場合で「上げる」を使う場合は、
ポイント制の試合などをしていて、
「俺がゴールを決めて、点数を稼いでやるぜ!」
という場合は、「ポイントを上げる」の方が使えますね。^^
対して、「挙げる」を使う場合は、
会社のプレゼンで資料を使って説明している時に、
「大事なポイント」をピックアップする場合は、
「ポイントを挙げる」
という使い方が正解になります。
このように文脈によって使い分けが必要となるので注意が必要なのです。
(^-^)h
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使い分け方について
先ほど「挙げた」ポイントの具体的な使い分けをもう少しみてみましょう。
まずは冒頭のクイズ二つの答え合わせから!
全力をあげる
先ほどのポイントにならって考えてみます
全力とは上下するものでしょうか?
・・・サボってたら別ですが、もう上がることはありませんよね。(笑)
したがって、
挙げるが正解
となります。
この場合の挙げるは出し切る、ふりしぼるという言葉に置き換えられますよね。
実績をあげる
これも先ほどと同様、まず文脈によって意味が変わるってきます。
- 実績が悪かった人が、実績を伸ばした場合
→ 実績を上げる
- 自分の過去の実績の根拠となる数値を提示した
→ 実績を挙げる
となります。
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手をあげる
さて、最期にちょっとややこしい例です。
「手をあげる」
この場合はどうでしょうか。
どちらでも通じそうですよね。(^^;
この場合、
といった、意味合いの違いがでてきます。
先生に指されてあげた手は「挙げる」ですが、
なんでもないときに運動のためにあげた手は「上げる」となります。
うう~ん。
ややこしいですね。(^^;
余談として、暴力をふるうという意味をもつ「手をあげる」。
この場合は「手を上げる」が正解となります。
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まとめ
今回は、「あげる」を漢字で書いた場合の、
上げると挙げるの意味や使い方の違いについて紹介しました。
上げる:上下する。下から上にする。
挙げる:ピックアップする。注目させる。
挙げる:ピックアップする。注目させる。
ただ単に下から上にあげる「上げる」と比べて、
「挙げる」場合はかならずその動作に意味があります。
上げるは、外面的、物理的、
挙げるは、内面的、精神的、
といった位置づけもできるかもしれませんね。^^
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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