チャーハンとピラフの違い!パエリアの場合は?
記事公開日:2016年8月3日
最終更新日:2023年4月30日
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冷蔵庫の残り物でささっと作れるチャーハン。
レタス入りチャーハンや海老などのシーフード入りチャーハンなど、バリエーションも豊富ですよね。
ご飯に具を混ぜて焼けばチャーハン!
というイメージがありますが、お米を加工した料理には他に、
などにている料理がありますよね。
ご飯を使っている部分では同じですが、
それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、チャーハン、ピラフ、パエリアの違いについてまとめました。
チャーハンとピラフの違い
それでは、まずはチャーハンとピラフの違いについてみていきましょう。
まずはチャーハンから。
チャーハン
チャーハンの発祥は中国となります。
確かに中華料理屋さんのメニューに、必ずといってもいいほど載ってますよね。(^^
炊いたお米にとき卵を混ぜ、肉や野菜をくわえて炒めるチャーハンは、ほぼそのままのかたちで日本に伝えられました。
具材を自由にアレンジでき、そのうえ微妙な火加減によってお米の食感が変わるチャーハンは、家庭でも簡単にオリジナリティが出せる料理としてたちまち人気となりました。
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ピラフ
対してピラフはフランスで生まれたと言われています。
生米(炊く前のお米)とみじん切りにした玉ねぎをバターで炒めた後、鍋にスープを入れ、肉や野菜などお好みの具材とともに時間をかけて炊いていきます。
具材を(炊く)プロセスが入っているあたりがチャーハンとの違いですね。
また、使うお米が生米か白米かというところも2つの大きな違いとなりです。
ちなみに、トルコでは日本以上にピラフ文化が根づいており、さまざまなバリエーションが研究されています。
チャーハンと焼飯(やきめし)の違い
さて、ここでちょっと日本に目をむけてみましょう。
日本には、「焼飯(やきめし)」がありますよね。
チャーハンと焼飯がよく混同されますが、焼飯は実は日本発祥となります。
鉄板を使う料理の関西が起源とされ、文字通りお米を鍋で焼く料理です。
チャーハンはお米を炒めますが、焼飯はお米を「焼く」というところに違いがあります。
卵を入れる順番など(焼飯はお米を炒めてから)、いろいろと細かい違いはあるようですが、チャーハンのことを焼飯と呼んでいるお店もあり、定義はわりと曖昧なようです。
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チャーハンとピラフの発祥について
さて、そんなチャーハンやピラフですが、実は祖先は同じとなります。
インド料理の「ブラーカ」がフランスに伝わってピラフとなり、中国ではチャーハンとなりました。
原型は同じでも、国によって独自に枝分かれするのですね~。
ちなみに、トルコではピラウになり、日本で食べられているのはこちらのほうが近いと言われています。
パエリアの場合は?
最期にパエリアについてみてみましょう。
パエリアはスペイン東部のバレンシア地方発祥で、お米や肉、野菜などの具材をオリーブオイルとともに炊き込んだ料理です。
要するに、ちょっとオシャレな炊き込みご飯ですね。
パエリアには大きく分けて、お米、鶏肉、ウサギ肉、インゲン豆を具材にしたバレンシア風パエリアと魚介類を中心にした漁師風パエリアの2種類があり、それぞれ違った風味が楽しめます。
パエリアの歴史は古く、9世紀頃のアラブに起源をもつと言われています。
当時のバレンシア地方はムスリム圏の占領下にあり、ムスリムの食文化だった(パエジャ)とスペイン独自の文化が混じり合い、パエリアが生まれたのです。
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まとめ
今回は、チャーハン、ピラフ、パエリアなど、ご飯を使った料理の違いについて紹介しました。
三つの違いをまとめると以下の通りです。
チャーハン:中国発祥。炊いたお米を炒める。
ピラフ:フランス発祥。生米を炒めて、さらにスープで炊き込む。
パエリア:スペイン発祥。お米と具材を炊き込む。
ピラフ:フランス発祥。生米を炒めて、さらにスープで炊き込む。
パエリア:スペイン発祥。お米と具材を炊き込む。
また、日本独自の食文化として焼飯があり、こちらは卵をあとから入れる点に特徴があります。
そして、チャーハンとピラフは、もともと原型が同じでした。
スタートラインは同じでも、それぞれの国に伝わる過程で文化が複雑に混ざり合い、独自のかたちに変わっていくのですね~。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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