片栗粉とコーンスターチの違い!代用はできるの?とろみが強いのは?

記事公開日:2016年9月14日
最終更新日:2016年9月16日

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片栗粉コーンスターチ
どちらも、料理にとろみをつける材料ですよね。

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でも、用途が同じであれば、なぜ二種類の商品が存在するのでしょうか。

なんとな~く、レシピなどに書いてある通りに、片栗粉だったり、コーンスターチだったりを使いますが、どのような違いがあるのでしょうか。

たとえば、どちらかを切らしてしまっている場合に、代用して使うことは可能なのでしょうか。

と、いうことで!

今回は、

  • 片栗粉とコーンスターチがそもそもどのような違いがあるのか

  • そして、代用して使用することは可能なのか

  • とろみ成分が強いのは果たしてどちらなのか

  • など、言われてみればちょっと疑問なこの二つの違いについてまとめました。

    それではさっそいみていきましょう。

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    片栗粉について


    まずは、普段使っている片栗粉
    これはいったいどのようなものなのでしょうか。

      片栗粉

      片栗粉とは本来、野山で春になると見かける“かたくり”というゆり科の植物の根から製造したデンプンのこと。

      現在では多量に生産することが難しくなり、片栗粉と称して市販されているもののほとんどがじゃがいもデンプン

      水とともに加熱すると膨潤し粘りを増しますが、加熱を続けたり、温度が下がると粘度が低下してしまう性質がある。

    はい、こちらが片栗粉です。

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    ポイントは以下の三点です。

    ポイント


  • じゃがいものデンプンを使用している

  • コーンスターチと比べて粘度が高い

  • 加熱しすぎや冷めると粘度が低下する

  • コーンスターチについて


    続いてコーンスターチについてみてみましょう。

      コーンスターチ

      コーンスターチはとうもろこしの種実を原料にしたデンプン。

      片栗粉に比べて粘度は低いが、加熱して一旦とろみがつくと、加熱を続けても温度が下がっても、粘度が低下しにくい性質を持つ。

    こちらがコーンスターチです。

    ポイントは以下の三点。

    ポイント

  • とうもろこしのデンプンを使用している

  • 片栗粉と比べて粘度が低い

  • 加熱や冷めても粘度は低下しない

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    ちなみに、スターチというのは「デンプン」という意味。
    コーン(とうもろこし)のスターチ(デンプン)ってそのまんまですね。

    では両者の違いについて具体的にまとめてみましょう。

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    なにが違うの?


    さて、上記のそれぞれの特徴をもとに違いをまとめてみましょう。

    片栗粉 コーンスターチ
    主な原料 じゃがいものデンプン とうもろこしのデンプン
    粘度 高い 低い
    持続性 持続しにくい 持続する
    特徴 過熱後に冷めると粘度低下 過熱後冷めても粘度が低下しにくい
    適した料理 あんかけ、天ぷら ケーキ、プリン
    とろみの色 透明 不透明

    大きな違いとしてはなんといっても原料ですね。

    どちらもデンプンではあるのですが、片栗粉はじゃがいも、コーンスターチはとうもろこしが元になっています。

    役割としては同じでも、原料が違えばやはり風味も違ってきます。
    片栗粉と比べると、コーンスターチのほうがあっさりめに仕上がります。
    片栗粉のほうがゴハンのおかず感が強いですね~。


    性質も違ってきます。

    片栗粉は水を加えて過熱することで粘度が増しますが、そのまま過熱し続けたり、冷えてしまうと粘度が下がってしまう特性を持っています。対して、コーンスターチは、一度とろみがつくと粘度が下がりにくいという特性があります。

    なので、片栗粉のほうは、さっと作れる中華料理のあんかけや、天ぷらなどに適しています。対して、冷えてもとろみが持続するコーンスターチは、ケーキプリンなど、冷たい洋菓子を作るのに適しているのです。

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    代用はできる?


    さて、違いについてはわかりましたが、代用する場合どうでしょうか。

    あっ、これを作ろうと思ってたのに切らしちゃってた~

    なんて場合に、代用して使用することは可能なのでしょうか。

    ・・・・・・・

    答えを先に言ってしまうと、代用は可能です。
    が、モノによります

    それぞれみていきましょう。

    片栗粉をコーンスターチで代用する場合


    代用する場合の問題として粘度の強さの違いがあります。
    とろみの強さでいうと、片栗粉のほうが圧倒的に結合力があります。

    あんかけや唐揚げなどは片栗粉の代わりにコーンスターチでも代用できますが、かなりあっさりしたり、具に絡みにくかったりします。

    ちなみに、コーンスターチ材料に混ぜて代用するときは片栗粉の二倍の分量を入れましょう。それでも風味は片栗粉とは違ってきますけどね。

    豆腐ステーキなど、まぶして使う料理などをコーンスターチで代用するのはあまりおすすめできません。
    形が崩れやすくなってしまいますので~。

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    コーンスターチを片栗粉で代用する場合


    逆に、コーンスターチを切らしてしまっている場合の片栗粉で代用する場合です。
    こちらは先ほどと逆で、レシピ書いてあるコーンスターチの半分の量の片栗粉を使って代用するようにしましょう。

    ただし一点注意が必要で、冷たいお菓子などを作る際には片栗粉で代用はできません。

    先ほども少し触れましたが、片栗粉は熱を加え続けたり、冷やしたりすると粘度が落ちてしまう性質があります。
    そうおするとせっかく作ったプリンやカスタードクリームがうまく固まってくれないことがあります。

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    まとめ


    今回は片栗粉とコーンスターチの違いについて紹介しました。

    どちらも同じデンプンですが、じゃがいもと、とうもろこしという原料の違いがありました。

    また、用途もとろみをつけるための料理の材料として使われるものですが、それぞれに向き、不向きがありましたね。

    片栗粉の場合はさっと熱を加えたこってりした料理に使うもの。
    コーンスターチの場合はじっくり熱を加えたり、冷やして食べるお菓子に使うもの。

    代用は可能ですが、作るものによってはあっさり味になりすぎたり、うまく固まらなくなったりしてしまうこともあります。

    いざとなったら代用して出来ないことはないですが・・・・。
    できれば無理はしないで、それぞれの料理にあったものを使いたいものですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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