ご返事とお返事の違い!メールを書くときはどちらが正しい?

記事公開日:2016年12月1日

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社会人になると仕事で取引先の方と、
ビジネスのやり取りする機会が増えます。

ちょっとしたやり取りでも、相手の教養や、
たしなみが透けてみえてしまうもの。

挨拶やメールなどのやり取りでも、
正しい日本語を使いたいものですよね。

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さて、今回のお題は、

ご返事」と「お返事」。

ただ「返事」だとぶっきらぼうなので、
「お」や「ご」をつけることが多いですが、
この二つの使い分けってどうしていますか?

目上の方に対してなので、「ご」や「お」を付けたくなりますが、
どちらを使えばいいのか迷ってしうことってありませんか?

いったいどちらが正しいのでしょうか。

と、いうことで!

今回はご返事とお返事の違い使い分け方法について紹介していきましょう。


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ご返事とお返事の違い


ご返事とお返事は似ていますが、実は使い方に違いがあります。

しかし、どちらかが間違っているわけではなく、どちらも正しい言葉なのでちょっとややこしいですよね。
(^^;

では2つの違いを説明していきましょう。

「ご返事」と「お返事」では「ご返事」の方が固く、畏まっていて、「お返事」の方が柔らかく、話し言葉に近いイメージがありますよね。

実際に「ご返事」は尊敬語や謙譲語として、
「お返事」は丁寧語、子供に対する言葉として使うことが多くなります。

    お返事

    幼稚園などで子供に対して「大きな声でお返事しましょうね
    親しい友人に対して「じゃあお返事待ってますね」

    ご返事

    大学などで目上の方に対して「教授にご返事を差し上げました」
    会社でのやり取りで「○○様。ご返事をお待ちしております」

と考えると違いが分かりやすいですね。

別段「お返事」という言葉を畏まった場面で使ってはいけないという規定がある訳ではありません。

しかし、そもそも言葉の前に付ける「お」と「ご」には違いがあるので、現在のような使われ方が広まっているんです。

では「お」と「ご」にはどんな違いがあるのでしょうか。

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「お」と「ご」の使い分けについて


言葉の前に付ける「お」と「ご」は尊敬語丁寧語の時によく用い、接頭語といいます。
自然に使っている場合が多いかもしれませんが、一応定められた使い分けがあります。

「お」


「お」は和語の頭に付ける場合に使います。

和語というのは「やまと言葉」のことで、訓読みの言葉のことです。

つまり訓読みである「金」「札」「飲み物」などに接頭語を付ける際は「お金」「お札」「お飲み物」となります。



  • お金
  • お札
  • お飲み物

  • 「ご」


    「ご」は漢語の頭に付ける場合に使います。

    漢語というのは中国から入ってきた言葉で、音読みの言葉です。

    音読みである「利用」「注意」「観覧」などに接頭語を付ける際は「ご利用」「ご注意」「ご観覧」となります。

    例)

  • ご利用
  • ご注意
  • ご観覧

  • 例外


    しかし、これには例外がたくさんあり、和語でも「ご」を使う言葉はありますし、反対に漢語でも「お」を付けることもあります。

    そして「お」を付けても「ご」を付けても成立する言葉もあり、「返事」はこれに当たります。
    両方当てはまってしまうのでややこしいんですね~。

    ちなみに「病気」や「誕生」も両方当てはまる言葉となります。

    「両方当てはまるなら使い分けなんで無理じゃない!」

    と思うかもしれませんが、そんなことはないので大丈夫です。

    実は和語と漢語は成り立ちが違い、和語はもともと古代の日本で使われていた「口語」であり、話し言葉に近いものです。
    一方、漢語はもともと中国で使われていて、「文字」として輸入されてきた言葉です。

    なので、話し言葉として「返事」を使う際は「お返事」になり、文章、畏まった場面の時は「ご返事」となることが多いんですね。

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    メールを書くときに使うべきなのは?


    さて、ではメールで「返事」と書く場合は「お返事」と「ご返事」のどちらがいいのでしょうか。

    メールは話し言葉ではなく、文章であり、しかも取引先や上司に送る際は畏まった場面なので「ご返事」が相応しいとされています。

    実際に企業からの正式な文章や、契約書類などはご返事と書いている場合が多いです。
    しかし、メールとはいっても友人や家族に当てたものであれば「お返事」であっても問題はないでしょう。

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    まとめ


    今回はご返事とお返事の違いについて紹介しました。

    似たような言葉ですが、接頭語が「お」か「ご」かでけっこうな違いがありました。

    ご返事の方が文章的で、畏まった場面にふさわしく、お返事の方が話し言葉に近く親しみやすい印象があるようです。

    最近では「お返事」の方が多く使われていて、特に女性は「お返事」の方を使いやすいと感じるようです。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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