FP1級と中小企業診断士の違い!難易度やダブルライセンスのメリットは?

記事公開日:2018年7月20日

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お金についての診断・助言を行う専門家といえば。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 中小企業診断士

  • この2つが有名ですよね。
    これらの資格を取る事でビジネスにおける評価が高くなります。

    特に銀行などの金融機関で働こうとしている場合は、
    お金の資格を持っていればクライアントからの信頼を得られやすくなります。

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    はて。
    でも、ちょっと待ってください。

    FPと中小企業診断士。

    この二つの資格はどのような違いがあるのでしょうか。

    と、いうことで!

    今回はお金にまつわる資格の違いや、仕事にどのように役に立つのか、
    また、資格を取得する難易度の違いについてまとめました。

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    FP1級の特徴と難易度は?


    まず、ファイナンシャルプランナー(FP)は国家資格です。

    資格取得者はFP技能士と呼ばれ、相談者の人生設計の資金計画などをサポートする専門家になります。

    FP技能士になるには、家計にまつわる

  • 金融
  • 税金
  • 不動産
  • 保険
  • 年金

  • などの幅広い知識が必要です。

    FP資格試験は1級から3級まであり、
    1級は学科試験実技試験があります。

    学科試験はマークシート形式と記述形式のどちらも出題され、
    合格基準は6割以上となっています。

    合格率は10%から15%と言われています。
    ただし、問題によっては5%の時の試験もあり、難易度が高い試験になっています。

    学科試験に合格すると、次は実技試験を受験することができるのですが、
    実技試験は申込んだ試験実施機関で違った試験になっています。

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    FP資格試験は、

  • 日本FP協会
  • きんざい

  • という2つの機関が試験を実施しています。

    学科試験の問題は同じなのですが、
    実技試験については違いがあります。

    日本FP協会

    日本FP協会の実技試験は筆記形式で行われ、
    選択問題や論文形式の問題などが出題されます。

    日本FP協会の合格率は約90%ほどとなります。

    きんざい

    一方、「きんざい」の実技試験は面接式で、
    主に不動産と相続・事業継承の分野についての口頭試験です。

    面接官が相談者になってロールプレイ方式で行われます。

    きんざいの合格率は約85%ほどとなります。

    自分の得意な実技試験を実施する試験機関を選択することが合格の近道となります。

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    中小企業診断士の特徴と難易度は?


    では次に、中小企業診断士についてみていきましょう。

    中小企業診断士も国家資格であり、中小企業等に経営診断・助言を行える資格です。
    約7割の資格取得者は独立をせずに企業内で働く「企業内診断士」となっています。

    中小企業診断士の試験には、

  • 財務会計
  • 人事
  • マーケティング
  • 生産管理

  • など企業についての全てを網羅する内容になっています。

    試験は1次試験と2次試験にわかれており、
    1次試験は企業経営理論など7科目あります。

    試験は科目合格制になっており、
    一度合格すると3年間有効です。

    近年の1次試験の合格率は約20%になっています。

    1次試験を合格すると、2次試験に進むことができ、
    2次試験では4事例の論述式の試験となっています。

    2次試験の合格率も約20%となっており、1次試験を突破した受験者のうちの
    20%となるので大変難しい資格試験と言えます。

    100人の受験する人がいたら、1次試験で20人となり、
    2次試験で4人まで減るということですね。

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    FP1級と中小企業診断士の違いとは?


    さて、ここでは改めてFP1級と中小企業診断士における違いについてみていきましょう。

    FP1級と中小企業診断士の資格はどちらも診断・助言を行うことができる資格。
    ですが、それぞれ違うフィールドで活躍する資格です。

    FP技能士は主に個人の家計に関するアドバイスをする仕事のため、
    個人の方を相手にする職業の場合に資格を取ると効果的です。

  • ローンなどの審査を行う銀行員
  • ライフプランに合わせて保険商品を提案する保険外交員
  • 借金問題などの相談にのる司法書士

  • こういった職種に就く場合にFP1級を保有すると、
    お客様の信頼を得ることができるでしょう。

    一方、

    中小企業診断士企業へのアドバイスができる資格です。
    なので、こちらは企業相手を相手にビジネスをしている方に有利になる資格です。

    例えば、

  • 企業の融資担当の銀行員
  • 法人契約担当の保険外交員
  • 税理士
  • 公認会計士

  • こういった職種に就く場合に資格取得していると効果的となります。

    ダブルライセンスのメリットはある?


    では、今のうちに両方の資格を取っておくのはどうなの?

    と、考えた場合はどうでしょうか。

    FP1級と中小企業診断士のダブルライセンスにメリットはあります。

    似ているようで活躍できるフィールドが違うこの2つの資格。
    ですが、両方とも取得するとビジネスの幅が広がります。

    例えば、

    コンサルタント業務として個人事業者の相談にのる場合に、
    中小企業診断士の観点からの事業についてのアドバイス。

    そして、

    FPとして相談者のプライベートな家計についてのアドバイスの両方ができます。
    相談者にとっては、すべて理解してもらえ信頼できるビジネスパートナーと思ってもらえます。

    試験に合格するためには?


    とはいっても、資格をきっちり取得できなければ、絵に書いた餅です。
    試験に合格するためにはどれくらいの勉強量が必要なのでしょうか。

    まず、

    FP1級に合格するには一般的に500時間の勉強時間が必要だと言われています。

    FP1級の試験は広く浅く知識を詰め込む必要があるため、
    他の資格試験より勉強時間が長くなります。

    しかし、要点をしぼった勉強をすれば独学でも毎日2時間ほどの
    勉強時間を確保できれば1年程で合格できるケースが多いようです。

    1発合格できるように短期間で、全力で挑むのがおすすめです。

    対して、

    中小企業診断士の試験はFP1級より難易度が高く、
    一般的に1000時間が目安だと言われています。

    FP1級の倍ですね。
    (^^;

    1年で取得するには1週間で20時間の勉強時間の確保が必要。
    なので、時間を捻出することが先決です。

    独学だとモチベーションを保つことが難しい場合が多いため、
    専門学校に通うことも良い方法の一つです。

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    まとめ


    今回はFP1級と中小企業診断士の資格の違いについてご紹介いたしました。

    大きな違いとしては以下の通りです。

    FP1級 → 個人向けの資金計画をサポート
    中小企業診断士 → 企業の経営に対してのアドバイス

    対象が「個人」か「企業」かという部分が大きく違います。

    また、中小企業診断士の方が難易度は高く、
    必要な勉強時間も多くなり、合格率も低くなります。

    資格名 FP1級 中小企業診断士
    対象 個人向け 企業向け
    勉強時間 500時間 1000時間
    合格率 学科 5%~15% 1次試験 20%
    実技 85%~90% 2次試験 20%

    どちらの資格も就職、転職に有利になり、またビジネスの上でも信頼される資格です。

    スキルアップを目指している!

    という場合は、ぜひ挑戦しておきたい資格ですね。^^

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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