知識と知恵の違い!知能や知性の場合は?

記事公開日:2018年11月9日

Sponsored Link




豆知識とか、知恵袋ってありますよね。

知識」と「知恵」ってどう違うんでしょうか?
この違いを分かりやすく説明するのって、意外と難しいです。

知識



知識や知恵を使った偉人の名言も、たくさんありますよね。

  • 知識は魂の糧である。(プラトン)

  • すべての知識には可能性がある。(ダ・ヴィンチ)

  • 知恵は経験の娘である。(ダ・ヴィンチ)

  • 神を畏るるは知恵の始めなり。(旧約聖書-ヨプ記二十八章二十節)

  • これらの言葉も、意味の違いがあって使われているのでしょうか。
    違いがあるなら、しっかり理解しておきたいですよね。

    そんなわけで、今回は知識と知恵の違いについて紹介していきます。

    データ情報」なんてのは、どっちに相当するのでしょう。
    気になりだすと、逆にどっちなのか分からなくなってきますよね。

    さらに、似た雰囲気を持つ知能知性なんてのも、
    考え出すと分からなくなってきますよね。

    全部まとめてここで一緒にチェックしていっちゃいましょう!


    Sponsored Link




    それぞれの意味


    それでは、「知識」と「知恵」の意味からチェックしていきましょう。

    知識の意味


    まずは、知識の意味です。

      知識の意味

    • ある事柄について知ること。また、知り得た内容や技能のこと。

    実は「知識」という言葉には、色々な意味が内包されており、
    万人が納得できる定義はまだ存在していないんです。

    一番古い言葉の出現は、旧約聖書の創世記のアダムとイブのくだりに出てくる
    「善悪の知識の木」という文言です。

    これによって、宗教的・哲学的にも

    知識とは何か?

    と論じられていますが、未だに様々な考察がされているんです。

    「善悪と知識の木」は別名「知恵の木」とも呼ばれています。

    では、「知恵」とはいったい?
    次でチェックしていきましょう。

    知恵の意味


    「善悪と知識の木」=「知恵の木」
    ということは、知識と知恵はほぼ同じ意味なのでしょうか?

    知恵


    知恵の意味を確認してみましょう。

      知恵の意味

    • 道筋を立てて計画し、処理していく能力のこと。

    • 道理を判断し、処理していく心の働きのこと。

    知恵も哲学や宗教的な意味合いが強い言葉なのですが、
    ここではちょっと置いておきます。

    一般的に使われる「知識」や「知恵」の意味としては
    違いが分かりにくいですよね。

    実際、違いってあるのでしょうか。
    次の項目でチェックです!

    Sponsored Link



    知識と知恵の違い


    意味だけで考えると「知識」と「知恵」は意味がよく似ていますが、
    この二つは明確に違うものです。


  • 知識⇒外から吸収していくもの

  • 知恵⇒外から吸収したものを生かして、自分で考えるもの


  • 分かりやすく例えをいくつか挙げてみましょう。

      食材と調理方法

      良い食材があっても調理が下手だと美味しい料理になりませんよね。
      ここで言う食材が「知識」、調理方法が「知恵」に相当します。

      お金と使い方

      お金がたくさんあっても、使い方次第では何も残らなかったりしますよね。

      投資に回してお金を増やしたり、自己投資で自分に磨きをかけたり・・・
      使い方は色々ですが、有意義な使い方をすることが重要ですよね。

      ここではお金が「知識」、使い方が「知恵」に相当します。

    こうしてみると、違いがはっきり見えてきますよね。

    言葉としても、

    「知識を得る
    「知恵を出す

    という使い方をしますよね。

    知恵とは、知識や経験を生かして自分の中から出てくるもの

    ということなんですね。

    データ情報は知識?それとも知恵?


    知識と知恵について確認したところで、
    ちょっと応用でデータ情報はどうでしょうか?

    でーた


    データ情報とは、

  • データ⇒事実に基づく計測値(入力値)
  • 情報 ⇒データをある目的に基づいて加工したもの

  • です。

    これは知識と知恵、どちらに相当するのでしょう。

    データだけでは事実の蓄積です。
    これは「知識」に近い性質ですよね。

    データを役に立つように加工して情報にしたものはどうでしょうか。

    データに「どんな加工をするか」と考えるのは
    知恵」に近い性質を持ちますが、
    データ情報そのものは「知識」の一環です。

    データ情報を集めて、「どのように判断するか」となって
    はじめて知恵の領域になってくるんですね。

    Sponsored Link



    知能や知性の場合は?


    では、知能や知性はどちらになるのでしょうか?

    まずは意味を見てみましょう。

      知能の意味

    • 物事を理解・判断する力。
    • 心理学における、環境に適応して問題解決するための思考を行うなどの知的機能。

      知性の意味

    • 物事を知り、考えたり判断したりする能力。

    意味だけ見ると、どちらも「知恵」に近いニュアンスで、
    とてもよく似ていますよね。

    ですが、この言葉には決定的な違いがあります。

  • 知能⇒答えのあるものの答えを出す能力

  • 知性⇒答えのないものに対峙する能力

  • 一見、同じような意味に見える言葉ですが、
    本質はちょっと違うんですね。

    Sponsored Link



    まとめ


    今回は、知識と知恵の違いについて紹介しました。


  • 知識⇒外部から得られる情報。

  • 知恵⇒自分の経験などを基に自分で考えること。

  • 知識と知恵、こうしてみると全然違うものですよね。

    これを踏まえて、
    データ情報」や「知能」、「知性」がどちらに相当するのかも
    まとめてみました。

    データ情報 知識に近いデータを解析して
    判断するのは知恵
    知能 知恵に近い答えのあるもの
    答えること
    知性 知恵に近い答えの無い問いに
    答えのようなものを見出すこと

    知能を高めるのは簡単ですが、知性を磨くのは
    なかなか難しそうですよね。

    「頭のいい人」と一言で言っても、
    知能レベルが高いのか、知性が高いのか・・・

    どちらが良いとかではないですが、
    社会では知性が高い方が便利かもしれないですね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

    Sponsored Link



    この記事が参考になった!」場合はこちらのボタンでポチッと応援お願いします!

    • LINEで送る

    おすすめ記事



    コメントを残す

    CAPTCHA





    サブコンテンツ

    このページの先頭へ