観賞と鑑賞の違い!コンサートや映画をみるときに使うのはどっち?

記事公開日:2019年1月15日

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  • コンサートをかんしょうする。

  • 映画をかんしょうする。

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    どちらも「かんしょう」ですが、

  • 観賞
  • 鑑賞

  • のどちらを使えばいいか、悩みますよね。

    そもそも、この二つの「かんしょう」の違いって、どこにあるのでしょうか?
    使い分けの定義って、あるのでしょうか?

    気になってきますよね。

    そこで!

    今回は「観賞」と「鑑賞」の違いについてチェックしてみましょう!


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    それぞれの意味


    それでは早速、それぞれの言葉の意味について見ていきましょう。

    観賞とは?


    まずは、「観賞」についてです。

      観賞とは

      美しい物を見て味わい、心を楽しませること。
      物の美しさや趣を楽しむ事。

    目で見て楽しむ」って感じの意味合いですね。

    鑑賞とは?


    では「鑑賞」の方はどうでしょうか。

      鑑賞とは

      芸術作品の良さを味わい楽しみ、理解する事。
      美的な対象を視覚や聴覚を通して深く味わう事。

    こちらは、目だけでなく、でも楽しむ感じですね。

    それなら、広い意味で「鑑賞」を使ってしまえばよいのでは?

    って思っちゃいますよね。
    その辺を次の項目でチェックしていきましょう。

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    観賞と鑑賞の違い


    それぞれの意味を見た所で、

    広い意味で鑑賞が万能なのか?

    という疑問にぶち当たっちゃいました。

    でも、「観賞」と「鑑賞」では、やはり意味が違ってきます。
    ここの違いを確認していきましょう。

    実は「観賞」と言うのは、物事の美しさを見ているだけで、
    そこに何かを見出すことはありません。

    ですが、「鑑賞」の方には、美的な対象に対して、
    何かしら見出したり、解釈したりする意味合いがあります。

    例えば、猫を見て「可愛い」と思う事、ありますよね。

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    ですが、その可愛さを解釈したりはしませんよね。
    (人によっては解釈するかもしれませんが・・・( ^ω^))

    これが「観賞」です。

    でも、音楽はどうでしょうか?

    音楽には「曲の解釈」と言うものが付いて回ります。
    特にクラシック音楽なんかでは、重要だとされています。

    曲を聴いて、「自分なりに解釈してみる」となれば、これが「鑑賞」になります。

    つまり、


  • そこにあるものを愛でるのが「観賞
  • 芸術作品に対しては「鑑賞

  • というのが、この二つの言葉の違いなんですね。

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    コンサートや映画をみる時はどっち?


    それでは、冒頭の例文の答え合わせと行ってみましょう!

    コンサートや映画をみる時は、どちらの「かんしょう」を使えば良いのか。
    答えは、

    どちらも「鑑賞」

    です!

    コンサートも映画も、芸術作品ですものね。

    では、逆に「観賞」の方は具体的に何に使うのか?
    というのが気になってきますよね。

    「観賞」は、動物草花なんかに使われることが多いです。
    例文を挙げるとすると、

  • 桜を観賞する。
  • 熱帯魚を観賞する。
  • こういった感じで使います。

    ここまで例に挙げてきたものは、比較的判断が簡単なものでしたが、

    これって、分類としては芸術なの?違うの?

    と悩んじゃう物もありますよね。

    例えば、

  • 品種改良されたバラ
  • 計算して設計されたお庭や庭園
  • テレビ

  • こういったものは、人によって判断が変わってきますよね。
    そんな場合は、

    自分が対象を芸術として見ているかどうか

    を基準とすると良いです。

    テレビは、なんとなく見ていた場合は「観賞」になりますが、
    コンサートや映画なんかを見た場合は「鑑賞」になります。

    番組の種類によって、どっちを使うか変わってくるんですね。

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    まとめ


    今回は、「観賞」と「鑑賞」の違いについて紹介しました。
    芸術作品かどうかが、使い分けのポイントになってきます。

    使い分けのポイント

  • 芸術作品に対しては「鑑賞

  • そうでない物には「観賞

  • どちらとも言える対象には、「自分がどう見ているか」で決める。

    「観賞」で使うものは植物が多いですが、菊やバラ、朝顔なんかは複雑に品種改良されて「芸術作品」として見る場合も多いですよね。

    お花の品評会なんかが良い例です。

    一方で、同じ植物でも確実に「鑑賞」を使う場合もあります。
    盆栽生け花の類です。

    これらはもう、芸術の域まで昇華されているので、「鑑賞」になってきます。

    「観賞」と「鑑賞」は、対象によっては「自分が芸術作品」だと思って見ているかどうかが使い分けの決め手なので、ある意味、融通が利いてしまって悩む言葉ですよね。

    ちょっと表でまとめてみましょう!

    観賞 中間 鑑賞
  • 動物
  • 草花
  • 景色
  • (品種改良された)植物
  • 庭園
  • テレビ
  • 盆栽
  • 生け花
  • フラワーアレンジメント
  • 映画
  • コンサート
  • 演劇
  • オペラ
  • 絵画
  • ライブ
  • 写真

  • 意外と奥が深い言葉でしたね・・・

    動物なんかも、血統書付きの毛並みの美しい品種は品評会があったりしますし、それも「鑑賞」に相当する場合もあります。

    最近だとアクアリウムも、「アートアクアリウム」なんてのがありますし、これも「鑑賞」に当たることがあります。

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    色々なものがアートの領域になっているので、「鑑賞」を使う機会は増えていくのかもしれないですよね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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