氷山と流氷の違い!成分は真水かどうかでかわるの?

記事公開日:2019年1月20日

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冬の寒さも板についてくる頃になると、テレビで

流氷がやって来ました!!

なんてニュースを聞いたりしますよね。

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氷の塊がどんぶらこっこと海を流れてくるイメージですが、海に浮かぶ氷の塊と言えば「氷山」なんてのもありますよね。

  • 流氷
  • 氷山

  • 同じように海に浮かんでいる氷という感じですが、実際は何が違うのでしょうか?
    氷に含まれている成分は何なのでしょうか?

    今回は、地味に気になる流氷と氷山の違いについて紹介していきます。


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    それぞれの定義


    まずは、流氷と氷山のそれぞれの定義についてチェックしておきましょう。

    流氷とは?


    日本だと、北海道でみられる流氷
    その定義を見てみましょう。

      流氷とは?

      水面を漂流する氷の事。
      陸に定着している氷以外の物を指しており、海水が凍った海氷や川の水が凍った河川氷などがある。

      日本近海では、オホーツク海で見ることが出来る。

    流氷と言えば海に浮かんでいる物と思っていたら、海水だけじゃなく、川の水が凍っても流氷なんですね。

    ちょっと意外ですよね。

    氷山とは?


    では、氷山の方も見てみましょう。

      氷山とは?

      氷河の末端が海に落ちて流れ出し、小山のように浮かんでいる大きな氷の塊。

    こちらは川の水が凍ったものが、海に流れていったもののことを言うんですね。
    つまり、流氷という括りの中に、氷山が含まれているんですねぇ。

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    それぞれの成分は?


    氷の元が海水だったり川の水だったりで、流氷だったり氷山だったりするわけですが、それぞれの成分はどうなっているのでしょうか?

    これは、不純物を含んだ水が凍る時のことを考えると答えが見えてくるんです。

    海水が氷るとき、水分は凍るのですが、塩分の方は凍っていない海水中に排除されていくんです。

    なので、海水が凍ったとしても、氷の成分はほぼ真水ということになります。
    「ほぼ真水」と言うのは、やはり多少の塩分は氷中に残っているためです。

  • 流氷の成分
    海水が凍った場合は、氷中にちょっぴり塩分が残っている。
    川の水が凍った場合は、真水

  • 氷山の成分
    川の水が凍ったものなので、真水

  • この、「塩分がちょっぴり残っているかどうか」というのは、氷の塊が「山のような大きさになるかどうか」に関わっているんです。

    この辺を次の項目で見ていきましょう!

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    真水かどうかでかわるの?


    氷の成分に塩分が含まれているかどうかで、何が変わるのか?

    実は、「氷が大きな山のような大きさになるかどうか」というのは、この氷の成分が大きく関わっているんです!

    氷というのは、不純物が混ざると強度が低下するんです。
    なので、ある程度の大きさになると割れたりするので、海水が氷ったものは大きな塊にはならないんです。

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    一方で、不純物の入っていない川の水が凍った時は、氷に海氷と比べて強度があります。
    なので、とても大きな塊になることができるんです。

    それが、何かの拍子に海に崩れ落ちて氷山になります。

    海氷だと、強度が弱いために氷山のような大きさにはなれないんですねぇ・・・( ゚Д゚)

    小山のような形になっている海氷は、割れた海氷が積み重なって盛り上がってそう見えているだけなんですよ。

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    まとめ


    今回は、氷山と流氷の違いについて紹介しました。

    氷の塊という意味では似ていますけど、よくよく比較するとちょっと違うものだったんですね。
    せっかくなので、ちょっと表にまとめておきましょう。

    項目 流氷 氷山
    どんなもの? 水面を漂流する氷のこと 氷河の末端が海に流れたもの
    何が凍ったの?
  • 海水
  • 川の水
  • 川の水
  • 大きさ
  • 海氷はあまり大きくならない
  • 河川氷は大きくなる
  • 大きく成長する
  • 強度
  • 海氷はもろい
  • 河川氷は割れにくい
  • 真水なので割れにくい

  • 言葉としては、

    流氷という括りの中に、氷山が入ります。


    海氷に含まれる成分に関しては、理論上は氷っていく過程で塩分は流れ出ていくので真水になると言われることもありますが、いわゆる理論値ってやつでしょうか。

    実際には、海氷中の塩分は抜けきれず、氷がもろくなってしまうんですね・・・

    さて!
    1月になると、北海道に流氷がやってきます!
    流氷ツアーなんかもありますし、流氷サイトなんてものもあります。

    流氷ツアーは、砕氷船に乗ったりするプランもあるみたいですよ。
    砕氷船なんて、なかなか乗れないですからレアですよね!

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    他にも、流氷ウォーク流氷ダイビング列車から風景を楽しむものや、に乗って流氷を歩くプランもあります!

    流氷そのものの他にも、アザラシオオワシオジロワシクリオネといった動物たちとの出会いも楽しみのひとつになりそうですよ。

    寒さに強い人は、見に行ってみるのも面白いですよね。
    防寒対策を忘れないようにしてくださいね!

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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