リサイタルと演奏会の違い!コンサートとは何が違う?

記事公開日:2019年2月23日

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音楽好なら歌や演奏を聞きに行くことが良くありますよね。

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そんな時、

演奏会に行く。
リサイタルに行く。
コンサートに行く。

どれを使う事が多いでしょうか?
何か違いって、あるのでしょうか?

ささいな事だけに、一度気になり始めるとどんどん気になってきますよね。

そこで!

今回は、そんな地味に気になる、

  • リサイタル
  • 演奏会
  • コンサート

  • この違いについて紹介していきましょう!

    ちなみにドラえもんに登場するガキ大将、ジャイアンが空き地で行なっている独唱会は、いった上記3つのどれにあたるのでしょうか。

    ついでにチェックしておきましょう!


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    それぞれの意味


    早速リサイタル演奏会の意味についてチェックです!

    リサイタルとは?


    まずはリサイタルの意味から見ていきましょう。

      リサイタルとは

      聴衆の前で演奏を披露する音楽用語。
      演奏会の形式の一種で、独唱会独奏会を指すことが多い。

      主体となる演奏者、または歌手一人に対して、少数の伴奏者が参加するパターンがほどんど。

      主体となる奏者が2~3名になると、ジョイント・リサイタルと言う。

    リサイタルは、ラテン語で人々の前で詩を朗読するという意味の「recito」から発生した言葉なんです。
    詩の朗読を聞いて楽しむ会から、音楽を聴いて楽しむ会へと変化していったんですね。

    ピアノリサイタル」なんて言葉でよく聞きますが、この言葉が「独奏会」という意味で最初に使われたのは、1840年6月9日ロンドンで開かれたリストのピアノ演奏会なんです。

    リストと言えば超絶技巧で有名な音楽家ですよね。
    彼の演奏会は熱狂的で、演奏会中に楽器の弦が切れたり、聴衆が演奏の衝撃で号泣したり倒れたりする、なかなか見ごたえのありそうな演奏会だったようです。

    クラシックの演奏会でそんな雰囲気って、ちょっと意外ですよね。

    演奏会とは?


    それでは、次は演奏会の意味について見てみましょう。

      演奏会とは

      音楽を聴きに来ることを目的とした聴衆の前で演奏するイベントのこと。
      生演奏以外でも、映像を使った「フィルムコンサート」や「ビデオコンサート」といった形式もある。

    コンサートは、

    音楽を一般に公開する。

    といった雰囲気があります。
    現代だと、この「公開」という表現に違和感を感じるかもしれません。

    この表現の背景には、17世紀中頃までの音楽の在り方にあります。
    この時代まで、音楽とは公開されるものではなく、王侯貴族の館等の特定の場でしか演奏できませんでした。

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    一般の人が、素晴らしい音楽演奏を聴く場はほとんど無かったんです。

    庶民へ音楽を聴く場が提供されたのは、1637年にベネチアに開設されたサン・カッシアーノ劇場のオペラ公演が始まりと言われています。

    公開演奏会としては、1664年にロンドンで開催されたと言われています。
    主催は作曲家兼歌手ベン・ウォーリングトンという人でした。
    この時はを中心とした演奏会だったと推察されます。

    器楽に関しては、1673年にロンドン生まれの作曲家兼バイオリン奏者ジョン・バニスターが自宅を演奏会場として公開演奏会が行われました。

    1700年代に入ると、定期演奏会という形での演奏会が次々に誕生しました。

    有名なパッヘルベルのカノンなんかは1680年に作曲されたので、まさにこの演奏会の形式ができ上っていく時代に書かれた曲なんですね~。

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    リサイタルと演奏会の違いは?


    それでは、それぞれの意味を見たところで、リサイタルと演奏会の違いをチェックしていきましょう。

    ずばり!

    リサイタルは演奏会の一種です!
    奏者が1~3名ほどの少人数の演奏会のことなんですよね。

    ところで、演奏会って英語にすると「concert」になるんですよね。
    読み方は「コンサート」になります。

    演奏会=コンサート

    ってことで良いのでしょうか?
    この辺を次の項目で見てみましょう。

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    コンサートとの違いは?


    それでは、「演奏会=コンサート」なのか?

    コンサートとは、

    複数の楽器を組み合わせて演奏する演奏会のことを指します。


    オーケストラの演奏会なんかは、コンサートって言うんですね。

    とは言え、最近だと奏者が一人でも「ソロコンサート」って言ったりしますよね。
    他にも、「ピアノコンサート」なんて言ったりもしますよね。

    主催者の意向で変わるのでしょうが、リサイタルの方がコンサートよりも気軽・カジュアルな雰囲気になることもあります。

    曲の間にトークが入ったり、飲み物や食べ物が提供されたりすることもあるのが、リサイタルなんです。

    ここまで、リサイタル・演奏会・コンサートとみてきましたが、某ガキ大将が開催するヤツがどれなのか?

    あまりにも有名かもしれませんが、次の項目で再確認しておきましょう!

    ジャイアンが開催するのは?


    「ボェ~~~~~!!!」

    で有名なジャイアンの歌。
    漫画を見る限り、招待制のことが多そうな彼のライブ。

    その招待券に書かれているのは、
    そう、

    ジャイアン リサイタル

    です。




    歌うのはジャイアンだけなので、「リサイタル」なんですね。

    これに大勢の伴奏がついたら、「ジャイアン コンサート」なんでしょうけれど、彼はアカペラでやりきる男です。

    会場はいつもの空き地!ステージは土管!
    歌声は窓ガラスを割る程の破壊力!

    しずかちゃんのバイオリンと組んだら、どんなことになるのか、ちょっと聞いてみたいですよね。||*´゚Д゚)。o○(ドキドキ)

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    まとめ


    今回は、リサイタルと演奏会の違いについて紹介しました。

    「リサイタル」と「演奏会」の違い

  • リサイタル:演奏会の一形態で、独唱会・独奏会を指す。奏者は1~3名のごく少人数。

  • 演奏会:音楽を聴衆に聞いてもらうイベント。

  • ヨーロッパで様々な定期演奏会が誕生した時期と、フランス革命(1789年~1799年)が始まった時期はとても近いんですよね。

    演奏会の歴史的な背景にある、「庶民にも音楽に触れる機会を」という流れは絶対君主制時代の崩壊の予兆のようで、なかなか興味深いですよね。

    他の時代に作曲された曲と、この時代に作られた曲を聴き比べてみて、雰囲気の変化を楽しむのも面白いですよ♪

    今回はこの辺で失礼します。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    (*゚ー゚*)ノ

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