「思います」と「存じます」の違い!ビジネス上の使い分けは?併用はできるの?

記事公開日:2019年4月3日

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文章を書いていても、会話をしていてもよく使う「思う」という言葉。
丁寧な言葉を使う場での表現として、

  • 思います

  • 存じます

  • この二つを思いつきますよね。

    この二つ、どんな違いがあって、どんな使い分け方をするのが正しいのか悩むことって、ありますよね。

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    「思います」は使いやすいけれど、ビジネスで使うのはアリなのか、ナシなのか・・・?
    「存じます」を使ったほうが良いのか・・・?

    そもそも、どちらも敬語だと思っていて良いのか・・・?

    上司に使うなら、どっち!?
    どう使えば無難なの!?

    と、一度考え始めると色々止まりません。

    そこで!!

    今回は、「思います」と「存じます」の違いについて紹介します。

    敬語なのはどっちなのか?
    使い分け方はあるのか?
    併用は可能なのか?

    諸々の疑問を解決して、不安を解消しておきましょう!


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    「思います」って?


    まずは「思います」について、見てみましょう。
    「思います」は分類するなら丁寧語なんです。

    使う場面としては、自分の思いを主張する場面で使います。

    自分はこんな風に思います。

    といった感じで使いますが、この「主張する」というのは実は意外と使う場を選びます。

    多用することで、ちょっとネガティブな印象を与える可能性も出てきますので、迂闊に使わない方が無難な場面もあります。

    使う場を選ぶとは言え、日常会話で丁寧に話すという意味では、重苦しさを感じさせずに気軽に使える言葉です。
    ご近所さんとの会話なんかでは、このくらいが丁度良い塩梅ですよね。

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    「存じます」って?


    では、「存じます」の方はどうでしょうか?

    「存じます」には、

  • 思います

  • 知っています

  • という意味合いがあります。
    今回は、「思います」という意味で使う場合をみていきます。

    「存じる」は「思う」の謙譲語です。
    そこに丁寧語の「ます」を付けて「存じます」となります。

    「~と思います。」を使うのが適当ではない場面で使うのですが、多用すると堅苦しすぎる雰囲気が漂ってしまいます。
    或いは慇懃無礼な感じになったりとか・・・

    自分の考えを色々と伝えたい時には、どうしても使う言葉になってきますが、使う頻度には気を付けておきたいところです。

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    敬語なのはどっち?


    使う場面やら頻度やら、気を付けることが色々とある「思います」と「存じます」。

    敬語なのはどっちなのさ?

    って、思いますよね。

    丁寧語も謙譲語もどちらも敬語なのですが、自分を下げることで相手を立てる謙譲語である、

    「存じます」

    の方が、相手により丁寧な印象を与えます。

    でもですね、「思います」も「存じます」も敬語だとすると、ビジネス上での使い方が気になってきますよね。
    ドツボにはまるんですよね、こういうのって・・・

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    ということで、ビジネス上の使い分けを次の項目で見ていきましょう!

    ビジネス上の使い分け方は?


    ではでは早速、「思います」と「存じます」のビジネス上での使い分けについてチェックしてみましょう。

      「思います」を使うとき

      基本的には同僚目下の人に対して使います。

      ビジネスでは、あまり多用すると

      責任感がないのかな?

      なんて思われてしまう可能性もあります。
      可能な限り、ビジネスでは言い切るようにするのがベストです。

      「思います」的な言葉を使って、「責任感も漂わせたい!」なんて時は、

      所存です。

      という言いかえもアリです。

      他にも言いかえに使える言葉をいくつか挙げておきましょう。

    • 考えます。
    • 感じます。
    • 印象を受けます。

    • こういった言葉に置き換えることで、多用を防ぎましょう。

      「存じます」を使うとき

      取引先の相手上司目上の人に対して使うのであれば、「存じます」が確実です。
      文章のなかで、「思います」に相当するところを「存じます」に置き換えればOKです。

      いくつか例文を挙げておきましょう。

    • ご多忙のことと存じますが、・・・。
    • ~でよろしいかと存じます
    • ~について御検討いただければ幸いに存じます

    • こんな感じで使います。
      メールであれば、一通のメールの中に1つか2つの「存じます。」があれば、お腹いっぱいです。


    そう言えば、この手の言葉でウッカリ使ってしまう二重敬語
    「お思いになられます」なんかは二重敬語になってしまうので、注意が必要です。

    その場合は、

  • 思われます。
  • お思いになります。

  • といった感じで使うのが良いです。

    併用できるの?


    二重敬語に触れたので、ついでに併用についても見てみましょう。
    「思います」と「存じます」は併用してしまっても良いものか・・・

    「思います」の連発を避けるためとか、印象を整えるためとか、色々な理由で併用したい時もありますよね。

    状況にもよりますが、多くの場合は、

    併用しちゃってもOK

    です。

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    目上の人に使っているし、「思います」って使ったら失礼に当たらないかな・・・

    なんて心配もあるかもしれませんが、「思います」も丁寧語ですし、極端に失礼には当たらないです。

    ポイントとしては、文章の中間は「思います」に、終わりの方を「存じます」にすると収まりが良いです。

    例えば、「~と存じましたので、・・・しました。」としている場合は、「~と思いましたので、・・・しました。」といった感じにすると自然な文章になります。

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    まとめ


    今回は、「思います」と「存じます」の違いについて紹介しました。

    使いやすい言葉だけに、違いやビジネスでの使い分けなんかも知っていて損はないですよね。

    「思います」と「存じます」の違い

  • 思います:丁寧語。同僚や目下の人に使う。

  • 存じます:謙譲語。取引先や目上の人に使う。

  • 状況次第なトコロもありますが、併用しても失礼には当たらないことが多いです。

    でも、「思います」も「存じます」も多用すると印象が微妙になってしまう可能性もあります。
    ちょっと「責任感が無いのかな」、とか「当事者意識が欠けているのかな」とか・・・

    先方にそんな風に思われてしまっては悲しいですから、別の言葉に置き換えてみるのも手です。

    置き換えの例

  • 所存です。
  • 考えます。
  • 感じます。
  • 印象を受けます。
  • etc…

    敬語って、使い方が難しくて本当に悩みますよね。
    あんまり気にしすぎてもガチガチになっちゃいますし・・・

    ドツボにはまってしまったら、とにかく相手への敬意さえ忘れなければ、気持ちは相手に伝わるものですよ!

    今回はこの辺で失礼します。
    最後までお読みいただきましてありがとうございました。
    (*゚ー゚*)ノ

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