「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違い!意味やニュアンスはどう違う?

記事公開日:2019年4月10日

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仕事やフォーマルな場で「申し訳ないな」と思った時に使う言葉で、

  • 恐縮ですが
  • 僭越ながら

  • というのがありますよね。

    どちらも「申し訳ない」という意味合いを含みますが、でも、同じような場面で使う言葉でもないですよね。

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    それぞれどん意味があるのか、使うときのニュアンスはどんな感じなのか?
    気になりますよね。

    そこで!

    今回は「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違いについて見ていきましょう。
    意味やニュアンスをちゃんと知っておくと、便利に使える言葉なんですよ。

    それでは、まずは意味から見ていきましょう~!


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    それぞれの意味


    ではでは早速、それぞれの意味からチェックしていきましょう。

    「恐縮ですが」の意味


    まずは、「恐縮ですが」から見ていきましょう。

      「恐縮ですが」の意味

      身も縮まる程恐れ入る事。

    恐れ入る」と・・・
    地味~に、分かるような、分からないような・・・

    ついでなので、この「恐れ入る」の意味も見ておきましょう。

      「恐れ入る」の意味

      目上の人に迷惑をかけたり失礼なことをしたりして申し訳ないと思う。
      相手の行為をありがたいと思う。

    物凄く申し訳なかったり、有難かったりする時に使うのが「恐縮ですが」なんですね。

    「僭越ながらの」の意味


    次は「僭越ながら」について見ていきましょう。

      「僭越ながら」の意味

      「僭越」とは、身分や権限などを越えていることを指す言葉で、
      「僭越ながら」で、

      失礼を承知の上で出過ぎたことをいたしますが・・・
      身の程を弁えずに申し訳ありませんが・・・

      という意味合いで使われる。
      謝辞やスピーチなどの挨拶の切り出しなどで枕詞的に使われることが多い。

    意味を見ると、

    身の程知らずで恐縮ですが・・・

    みたいな感じに見えますよね。

    実際のところ、「恐縮ですが」と「僭越ながら」では、どんな違いがあるのでしょうか?
    考えれば考えるほど、違いがボンヤリしてきますよね。

    ちょっと次の項目でまとめてみましょう。

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    「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違い


    違いがボンヤリしてきた「恐縮ですが」と「僭越ながら」。
    ここでズバッとどんな違いがあるのか、チェックしておきましょう。

    この二つはどんな場面で使うかを考えると、違いがスッキリしてきます。

      「恐縮ですが・・・」を使う場面

    • 相手に迷惑をかける(かけた)時
    • 相手に良くしてもらった時

    こういう時って、

    申し訳ないなぁ、でも、有難いなぁ

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    って思いますよね。
    この気持ちが「恐縮ですが・・・」なんですね。

    では、「僭越ながら」はどうでしょうか。

      「僭越ながら・・・」を使う場面

    • 相手を立てたい時
    • 目上の人に指摘する時
    • 目上の人に対して、何か行動をする時

    よく耳にする場面と言えば、乾杯の音頭や結婚式のスピーチの時ですよね。
    これは、

    他にもふさわしい人がいるにも関わらず、私のような者が申し訳ないのですが・・・

    という感じで、周囲の人間を立てているんですね。
    他にも、上司や年上の人に何かしら指摘等をしようと思った時に、枕詞として使うと

    未熟な私が、経験豊かな方に指摘するのは生意気と分かっているのですが・・・

    という感じで使えるんです。
    けっこう便利な言葉ですよね。

    でもですね、ちょっとだけ注意点があるのが「僭越ながら」です!
    自分の事を低く置きすぎると慇懃無礼ってやつになってしまいますよね。

    立場の低くない人が使うとそんな感じになってしまうので、ここだけ注意です。

    さてさて、使う場面をそれぞれチェックしたところで、使う時のニュアンスも見ておきましょう。

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    使う上でのニュアンスは?


    それぞれの違いをチェックしたところで、使う時のニュアンスを確認しておきましょう。

      それぞれのニュアンス

      恐縮ですが

      「ご迷惑をお掛けして、申し訳ありませんが・・・」
      「ご厚意を受けて、申し訳ありませんが・・・」

      僭越ながら

      「私のような者が出しゃばって、申し訳ありませんが・・・」

    同じ「申し訳ない」という気持ちなのですが、全然ニュアンスが違いますよね。

    申し訳ないやら有難いやらで、お礼と謝罪をしたい時は「恐縮ですが」を使って、「無遠慮で失礼します」みたいな感じの時は「僭越ながら」を使います。

    「申し訳ない」にも、色々なバリエーションがあって、日本語って複雑ですねぇ・・・

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    まとめ


    今回は、「恐縮ですが」と「僭越ながら」の違いについて紹介しました。

    同じ「申し訳ない気持ち」を表現する言葉ですが、使う場面ニュアンスが全然違いましたね。

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    ニュアンスとしては、
    「恐縮ですが」は、

    色々とありがとうございます。お手間を取らせて申し訳ありません

    って感じです。
    一方で「僭越ながら」は、

    私のような若輩者が、身の程知らずにもしゃしゃり出て申し訳ないのですが~。。。

    って感じでしたよね。

    「僭越ながら」は、自分を下に下に置く感じなので、偉い人が使うとただの慇懃無礼な感じになっちゃうので注意です。
    そこだけ注意すれば、謙遜を一言で表わせる使い勝手の良い言葉でもありますよね。

    ちょっとしたところでサラッと使えると便利ですよ。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

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