「ご尽力」と「お力添え」の違い!「ご協力」とのニュアンスの違いは?
記事公開日:2019年4月29日
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ビジネスで誰かに手助けしてもらった時、ちょっと手助けをお願いしたい時、どんな風に表現するでしょうか?
こんな言葉を使って文章を作ることが多いと思います。
この二つ、上手に使い分けていますか?
と言うか、使い分けるものなんでしょうか?
あんまり違いを気にせず使っちゃってますよね。
でもですよ!!
もしかして、目上の人に使ったら失礼な場合とかって、あるかもしれません!
ちょっと心配になってきますよね。
そこで!
今回は、手助けしてもらった時などに使う事の多い「ご尽力」と「お力添え」の意味や違い、使う場面について紹介していきます。
なんとなく意味合いの似ていそうな「ご協力」とのニュアンスに違いはあるのか、この辺も一緒にチェックしていきましょう。
それでは、さっそく「それぞれの意味」から確認していきますよ~!
それぞれの意味
まずは、それぞれの意味から確認していきましょう。
意外と意味とか、調べたことないですよね。
「ご尽力」とは?
それでは、「ご尽力」からいってみましょう。
- 「ご尽力」の意味
あることを為すために、力を尽くすこと。努力すること。
「力を尽くす」で「尽力」。
そのままと言えば、そのままですよね。
なので、
「尽力を尽くします!」
とか言ってしまうと、間違った使い方なので気を付けておきましょう。
言いたいことは分かりますが、
「尽力します。」
が正しい使い方になります。
では「お力添え」の方はどうでしょうか?
見てみましょう。
「お力添え」とは
それでは「お力添え」の意味をチェックです。
- 「お力添え」の意味
助けること。援助、助力。
「力を添える」という所から、なんとなく読み取れますが「助力」を指す言葉ですよね。
こうして見ると意味の違いが見えてきますが、次の項目でまとめていきましょう。
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「ご尽力」と「お力添え」の違い
「ご尽力」と「お力添え」の意味をチェックしてみましたが、違いがジワジワ見えてきましたよね。
ここで、改めて二つの言葉の違いについて確認していきましょう。
まずは、「ご尽力」と「お力添え」を使った例文を挙げてみましょう。
「ご尽力」を使った例文
これからも、良い結果が出せるように尽力していく所存です。 当方も、微力ながら尽力させていただきたく存じます。 並々ならぬご尽力を賜り、深く感謝いたします。
「お力添え」を使った例文
今回のプロジェクトで、貴殿のお力添えを頂ければ幸いです。 今回の件では多くのお力添えを賜り、ありがとうございました。
と、それぞれこんな感じで使っていくことが多いのですが、違いが分かるでしょうか?
例文からは見えてきませんが、「尽力」には
「目標達成のために走り回る。」
という意味合いが含まれています。
なので、目上の人に使う時は、適切かどうかちょっと考えてから使った方がよい言葉です。
さて、例文から見えてくることも、いくつかありますよね。
「ご尽力」の方は、そのままの形で相手に対して感謝する時に使う場合と、「尽力」として自分の努力に対して使う場面とがあります。
一方で、「お力添え」の方は、まず自分の努力に対して使う事は無いんです。
相手が何かしてくれた時のお礼の言葉や、何かを依頼したい時に使う場面が多いです。
相手に何かを依頼したい時に使う言葉と言えば、
「ご協力いただけないでしょうか?」
みたいな形で使う「ご協力」なんてのもありますよね。何かニュアンスの違いはあるのでしょうか?
ちょっと次の項目で見ていってみましょう。
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「ご協力」とのニュアンスの違いは?
「お力添え」とちょっと似ている雰囲気が感じられる「ご協力」。
なにか違いがあるのか、ちょっとチェックしてみましょう。
まずは、意味から見てみましょう。
- 「ご協力」の意味
目的に向かって心を合わせ努力すること。
こうして意味を見てみると、「ご尽力」と似ているんですね。
実は「ご尽力」や「お力添え」と置き換えることができます。
「ご尽力」のように、「目標達成のために走り回る」といったニュアンスを含まない分、案外使い勝手が良いですよ。
他にも置き換えが可能な言葉として「ご助力」、「ご支援」といった言葉があります。
んん??(; ・`д・´)
置き換えができると言う事は、もしかして
「ご尽力、ご協力ありがとうございます。」
「ご協力、お力添え頂いて、ありがとうございます。」
とかは、重複になってしまって、間違った使い方になってしまうのでしょうか?
う~~~ん・・・
明確に「間違いです!」とも言えないですが、ビジネス文章として考えると、ちょっとうっとおしい感じもしますよね。
ビジネス文章は簡潔に書くことも重要になってくるので、こういった場合は、スッキリと
「ご協力ありがとうございます。」
で十分ですよ。
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まとめ
今回は「ご尽力」と「お力添え」の違いについて紹介しました。
結構意味が似ていて、ややこしかったのでちょっとまとめておきましょう。
ご尽力 | お力添え | |
意味 | あることを為すために、力を尽くすこと。努力すること。 | 助けること。援助、助力。 |
ニュアンス | 目標のために色々と手を尽くしてもらう感じ。 | ちょっと手を貸してもらう感じ。 |
使う場面 | |
|
言葉のニュアンスとして、「ご尽力」の方が重いです。
なので、目上の人へ使う場合は「ご尽力」で良いのかどうか、考えてみる必要が出てくる場合があります。
目上の人に、
「私のために走り回ってください。」
なんてお願い、出来ませんよね。
悩んでしまった時は、「ご協力」、「ご支援」、「ご助力」といった言葉に置き換えてしまえば丸く収まりますよ。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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