俯瞰と客観的の違い!自分を見る時はどっちがいいの?
記事公開日:2019年5月13日
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「物事を客観的に見る。」
なんて良く聞きますよね。
「客観的」程は耳にしないかもしれませんが、
「物事を俯瞰的に見る。」
という表現もありますよね。
文章も同じような感じですし、意味も似ている感じがします。
これ、同じように使われていますが、何か違いがあるのでしょうか?
「客観的」をちょっと難しく言っているのが「俯瞰」なのでしょうか?
そんな認識で合っているのか・・・???
気になってきますよね。
そこで!
今回は、同じように使えて、違いが良く分からない「俯瞰」と「客観的」の違いについて紹介していきます。
それぞれの言葉の意味を見ながら、違いがあるのかどうか、掘り下げてみましょう!
それぞれの意味
それでは早速、それぞれの意味からチェックしていきましょう!
「俯瞰」とは?
まずは「俯瞰」から見ていきましょう。
馴染みがないと読み方に悩むかもしれませんが、「ふかん」と読みます。
では、意味の方はどうでしょうか?
- 「俯瞰」の意味
- 高い所から見下ろすこと。
- 全体を上から見ること。
「俯瞰」だけだと、上のような意味になります。
「上から見下ろしている」って感じですよね。
「客観的」とは意味がちょっと違いますよね。
でも、
「俯瞰的に見る」
「俯瞰して見る」
と言った表現になると、ちょっと意味に広がりが出てきます。
- 「俯瞰的」の意味
- 広い視野でものごとを見る。
- 大局的な視野に立つ。
- 客観的に全体像をとらえる。
これだと、かなり「客観的」っぽいですよね。
でも「似てる」とか言う前に、「客観的」の方も意味を確認しておきましょう。
客観的とは?
「俯瞰的」と似ている感じのする「客観的」。
敢えて意味を調べることって、あまり無いかと思います。
そんな言葉こそ、意味を確認しておくのも大事なものです。
- 「客観的」の意味
- 主観または主体を離れて独立に存在するさま。
- 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。
「特定の立場にとらわれない」と言うのがポイントですよね。
ただ「他人の立場に立って考える」というのは「客観的」とは言わないんですね・・・
さて、「俯瞰的」との意味の違い、分かりましたか?
次の項目でまとめていきましょう。
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俯瞰的と客観的の違い
それでは、「俯瞰的」と「客観的」の違いについて見ていってみましょう。
先ほど、「客観的」の意味を紹介した時に触れたポイント。
そのポイントに違いに繋がるものがあるんです。
物事を見る時に、「特定の立場にとらわれない」のが「客観的」というお話をしましたよね。
例えば、
AさんとBさんが喧嘩をしていたとします。
どちらに非があったのかをCさんに聞いたとしますよね。
CさんはAさんの立場にも立たず、Bさんの立場にも立たずに単純にどちらに非があったかを述べたとします。
これが「客観的」ということです。
これは、「第三者の立場に立って物事を見る」ということでもありますよね。
一方で、「俯瞰的」のほうは「全体を見ている」ことですよね。
言い換えれば、「誰の立場にも立っていない」んです。
先ほどのAさんとBさんの喧嘩の話で例えるなら、
二人の喧嘩の原因や、Aさんが怒るに至った背景、Bさんが怒るに至った背景まで見た上で、どちらに非があったのかを見るのが「俯瞰的」ということなんです。
客観的に見たらAさんに非があったかもしれないけれど、俯瞰的に見たらBさんに非があった。
なんてことも有り得そうですよね。
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自分を見る時はどっちがいいの?
さて、生きていると色々な場面で自分を省みることが出てきますよね。
そんな時、
どちらを使うのか、悩みませんか?
上で紹介した意味や違いを見ても、自分に当てはめる時はどっちでもいいような、どっちも大事なような、そんな気がしてきますよね。
ですが、結構良く言われるのは、
俯瞰力
というやつなんです。
自分を俯瞰する力のことを「俯瞰力」と表現したりします。
この「俯瞰力」、身につけられるとバランスよく生きて行けそうですよね。
人間関係や、その場の状況、仕事の配分・・・
色々な事を上から眺めて見れれば、余計なトラブルを回避したり、仕事がスムーズに進んだり、良い事がたくさんありそうです。
そして、おそらくですが、
「この人は頭のいい人・・・!」
という評価が貰えそうですよね!
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まとめ
今回は「俯瞰」と「客観的」の違いについて紹介しました。
パッと見はとても似ているのですが、微妙に違う意味合いの言葉でしたね。
言葉遊び感もあって、こんがらがってくるので、ちょっと違いをまとめておきましょう。
「俯瞰(的)」と「客観的」の違い
俯瞰(的):誰の立場にも立たずに、広い視野で全体を考えること。
客観的:第三者の立場に立って考えること。
俯瞰(的):誰の立場にも立たずに、広い視野で全体を考えること。
客観的:第三者の立場に立って考えること。
「客観的」からもう一歩掘り下げたのが「俯瞰」と言った感じですよね。
自分のことを見る時は、「客観視する」といった感じでも使えますが、より広い視野で自分のことを考える力を「俯瞰力」とかって言います。
この俯瞰力を身につけるのは、とても良さそうですよね。
俯瞰力をいきなり身につけるのは難しいですが、日常の中でちょっと考える癖をつけていくと徐々に俯瞰力が磨かれていきます。
こういったことをなるべく意識していると、俯瞰力を磨く訓練になります。
意外と難しいのですが、何か行動を起こす前に一呼吸置いて、
「何か考え足りていないかな?」
「この行動を起こすと、周りの人たちはどう動くかな?」
と考える時間を持つ癖をつけるのもいいかもしれません。
物事をきちんと分析する習慣も付いていって、色々と良い影響が期待できそうですよね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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