「幸甚です」と「幸いです」の違い!客先へのメールはどっちを使うべき?
記事公開日:2019年5月28日
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ビジネスで何かをお願いする時、文末にどんな言葉を付けていますか?
最初に思いつくのって、
「幸いです。」
とかじゃないでしょうか。
他にも、難しい言葉で「おっ!?」って感じで目にするには、
「幸甚です。」
とか。
どちらも、何かを頼む時に文末に、
「~していただければ幸いです。」
「~でしたら幸甚に存じます。」
といった感じで使われていますよね。
どっちも同じような意味合いで使っている印象ですが、それぞれ使う時のポイントって何か違うのでしょうか?
目上の人に使ったら失礼な時って、あるのでしょうか?
使う場面が多い言葉だけに、使いどころをしっかり把握しておきたいですよね。
そこで!!
今回は、それぞれの意味や違いをチェックしながら、
といった気になるところを紹介していきましょう!
それでは早速、意味から確認していきましょう~!
「幸甚です。」とは?
では早速、「幸甚です。」から見ていきましょう。
「幸甚」はパッと見、読み方に悩むかもしれませんが「こうじん」と読みます。
- 「幸甚」の意味
非常に幸いな事。
相手の心遣いに対して、感謝の気持ちを伝えたい時に使う言葉です。
でも日常で心遣いに感謝したいことってたくさんありますが、わざわざ、
「幸甚です。」
なんて言わないですよね。
口頭だと伝わらない可能性すらありますよね。(笑)
そうなんです。
主に、文書で使う言葉なんです。
「幸甚です。」は、ビジネスシーンで目上の人に対して使う言葉です。
もっと言うと、ビジネスシーンでも社内の人に対しては使いません。
すでに「幸いです。」との違いが見え隠れしてしまっていますが、その前に「幸いです。」について見てみましょう。
「幸いです。」とは?
「幸甚です。」と比べると、「幸いです。」の方は日常的に良く使いますよね。
とかの代わりに使っている感じですが、どんな意味なのか改めて確認してみましょう。
- 「幸いです。」の意味
ビジネスで使う場合、「嬉しく思います。」と言ったニュアンスで使用する。
何かをお願いする時に使うのですが、「してくれないと困る!」と言うよりは、「やってくれると嬉しいな~・・・」という、ちょっとライトな感じでお願いしたい時に使います。
とっても使いやすいのですが、目上の人に使う場合はそのままで使うよりは
「幸いに存じます。」
という形で使うのが良いです。
気にしない人も多いですが、そのまま「幸いです。」として使うと
「目上の人間にちょっと失礼な言い方じゃない?」
と思う人もチラホラいるようです。
ちょっと付け加えるだけでその危険性を回避できるなら、その方が良いですもんね。
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「幸甚です。」と「幸いです。」の違いは?
それぞれの意味を見てきたのですが、この二つはほぼ同じ意味に見えますよね。
ちょっと整理して違いが無いのか見てみましょう。
「幸甚です。」について
目上の人に使う。 社外の人間に使う。 文書で使う。
「幸いです。」について
誰にでも使える。 口頭でも使える。
「幸いです。」は口頭、文書どちらにも使えて、使う対象も気にしなくていいので使い勝手が良いですよね。
「幸甚です。」は、「社外の目上の人に使う」というポイントを押さえて上手に使えれば、相手により丁寧な印象を与えることができますよ!
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客先へのメールで使うのはどっち?
「ビジネスで取引先や顧客に使うにはどちらが良いのか?」
こういうのって、一度気になり出すと、気になり過ぎてこんがらがってきてしまいますよね。
当り障りがないのは、「幸いです。」のアレンジバージョンの
「幸いに存じます。」
です。
もし、お相手がとても偉い方や、ご年配の方であれば「幸甚です。」は「幸いです。」よりも効果的に使えますよ!
「なんだかどちらもしっくり来ない・・・」
なんて時のために、他の言い回しもいくつか紹介しておきましょう。
「お願い申し上げます。」は、「幸いです。」から曖昧なニュアンスを取り除いた印象があります。
「助かります。」は堅苦しさを和らげた印象になります。
「有難く存じます。」は、「幸いです。」を言いかえた感じの言い回しですね。
毎回同じ言い回しでも良いですが、自分が考えている文章のイメージに近い物を使い分けていくと、相手が受ける印象が変わってきて関係性がより親密になる事もあります。
あまり堅苦しいと、冷たい印象を与えてしまう事もありますしね・・・
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まとめ
今回は、何かをお願いする時に使う言葉、
について紹介しました。
どちらも、
「頼みごとをやってくれると助かる、有難い、嬉しい。」
と言った意味で使います。
ですが、細かい所でちょっと違いがありましたよね。
オールマイティーなのは「幸いです。」や、アレンジバージョンの「幸いに存じます。」です。
「幸甚です。」は使う時にちょっとポイントがあります。
文書で、相手が目上の人、かつ社外の人だった場合に使う。
「幸甚です。」って、かなり堅苦しい表現ですから、とっても偉い方とか、とっても年上の方とかに使うのがしっくりきます。
他にも、
といった感じで別の表現で文章のイメージを調整していくのもいいですよね。
今回は以上です。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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