つくねとつみれの違い!肉団子をスプーンで食べるのはどっち?
記事公開日:2019年6月3日
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肉や魚を団子状にする食べ物と言えば!
つくねとつみれですよね!
焼き鳥屋さんに行くと頼むことも多い「つくね」、汁物として見かけることの多い「つみれ」。
どちらも肉団子な感じですが、なんで呼び名が違うんでしょうか?
二つの違いは、材料の違いなんでしょうか?
やっぱり「つくね」はトリ肉を使っている物のことなのでしょうか?
「つみれ」はお魚?
じゃぁブタ肉の肉団子は豚肉団子?ハンバーグ?
あれ???
こんがらがってきましたね・・・
そこで!
今回は「つくね」と「つみれ」の違いについて紹介します。
まずは「つくね」と「つみれ」について詳しくみていきましょう!
それでは行ってみましょうー!
「つくね」と「つみれ」について
突然ですが、まずは冷蔵庫を開けてみましょう。
タンパク源、何がありますか?
トリ肉、ブタ肉は大抵常備されていますよね。
魚も何かしら入れてありますよね。
これらのタンパク質で肉団子を作ったとして、どれが「つくね」で、どれが「つみれ」になるのか・・・?
さっそく、それぞれどんなものなのかチェックしてみましょう!
「つくね」の語源と意味
まずは「つくね」から見てみましょう。
「つくね」は、「捏ねる(つくねる)」と言う言葉が基になった食べ物です。
同じ「捏ねる」で「こねる」とも読めるのですが、「つくねる」の場合の意味を確認しておきましょう。
- 「つくねる」の意味
- 手でこねて形を作る。
- 手でこねて丸くする。
こねてますね、手で。
つまり、手でこねて形を作っていれば、トリでもブタでも魚でも、なんでも「つくね」になるんです!
分かりやすいのはハンバーグですよね。
挽肉につなぎを入れて手でこねた後、ハンバーグの形を作ってからフライパンで焼きますよね。
この流れを指して「つくね」と言うんです。
「じゃぁ、つみれは?」
という事で、つみれのチェックに行ってみましょう!
「つみれ」の語源と意味
さて、「つみれ」はどんなものなのか?
実は、「つみれ」も基になった言葉があって、こちらは「摘み入れる」が元の言葉なんです。
辞書で見ると、「摘入(つみれ)」と言う言葉になります。
同じ字で「つみいれ」というのもあるのですが、今回は「つみれ」の方を見ていきましょう。
- 摘入(つみれ)の意味
- すりつぶした魚肉を卵や小麦粉などをつなぎにしてこね合わせ、少しずつ摘み取ってまるめ、汁に入れて煮たもの。
- 魚肉をすって団子のようにまるめて蒸したもの。
こね合わせるところは「つくね」と一緒の様ですが、材料が「魚」に限定されていますよね。
形成する段階では、摘み取る場合と、丸める場合があるようですね。
(・_・D フムフム、だいぶ見えてきましたね。
次の項目で違いをまとめていきましょう!
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「つくね」と「つみれ」の違いは?
「つくね」と「つみれ」、基になった言葉をチェックして、それぞれがどんなものなのかチェックすると、だいぶ違いが見えてきましたよね。
ちょっとまとめておきましょう。
「つくね」と「つみれ」の違い
「つくね」も「つみれ」も材料を手でこねるのは一緒。 「つくね」の材料はなんでもOK、「つみれ」の材料は魚。 「つくね」の形成はきちんと形を作る。 「つみれ」の形成は手でつまみ取るか、丸めて汁に入れる。
材料だけじゃなくて、作る過程もちょっと違うんですねぇ。
他にも、食べる時にも違いがありますよ!
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スプーンで食べるのはどっち?
二つの違いと言えば、材料や作る過程以外にも大きな違いがあるのに、気付きましたか?
そう、
汁物か否か!!
「つみれ」は汁物なんですよね。
つまり、「つくね」は箸で食べたり、串に刺さった状態のものを食べるのですが、「つみれ」は汁に入ってるんです。
なので、
「肉団子をスプーンで食べるのはどちらか!?」
という問いの答えは、
つみれ
になります。
「汁物だって、箸でも食べるじゃん!」
という突っ込みは、この際置いておきましょう。(笑)
つみれ汁に使う魚としては、イワシやサンマが多いですよね。
アジとかトビウオもいいですよね。
季節の魚を使ったつみれ汁、美味しいですよね~♪
ネギとかショウガと魚の相性が最高ですよね!
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まとめ
今回は「つくね」と「つみれ」の違いについて紹介しました。
ハンバーグが「つくね」の仲間って、ちょっと意外じゃなかったでしょうか?
さて、今回の違いをちょっとまとめておきましょう。
つくね | つみれ | |
材料 | 肉でも魚でもOK | 魚 |
形成 | 丸めて形を作る | 手でつまんで汁に入れていく |
料理の種類 | |
|
と、こうして辞書的な意味を鑑みて材料の違いに触れてはいるのですが、実は、
「材料の違いではなく、生地を形成しているか、生地を汁につまんで入れていくかの違いである。」
という説もあったりします。
おそらくですが、本来はこちらの意味であったと思います。
「最後にそんなこと言っちゃう?」
とか思われるかもですが、
これは、今が言葉の意味の移行期に当たるために、二つの説が混在しているという事も考えられます。
「つみれ汁=魚」
という印象が多くの人の頭の中にあるために、「材料の違いである」というイメージが定着しつつあるのかもしれません。
という個人の見解を挟んで今回は終わろうと思います。
ご参考になりましたら幸いです。
(*゚ー゚*)ノ
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