ココアとカカオの違い!ココアはチョコレートなのかについても

記事公開日:2020年2月4日
最終更新日:2020年2月5日

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ココアカカオ

どちらも日常の中で口にしたり耳にする機会が多いかと思います。

どちらも原料は同じ「カカオ豆

チョコレートもカカオから作られますよね。

てことはココアもチョコレート?

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ココア。
カカオ。
チョコレート。

どれもチョコレート関連のものというイメージはあるかと思います。
しかし、具体的な違いを説明してと言われたら、自信がありませんよね‥。

ということで、チョコレートをより美味しくいただけるように(?)、
これらの違いについてハッキリさせておきましょう!


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ココアとカカオの違い


ココアとカカオの違いは、加工されているかどうかにあります。

そもそも、カカオは植物名で、ココアは食品名です。

  • カカオ:植物名
  • ココア:食品名

  • カカオはアオギリ科の常緑高木で、種子はココアやチョコレートの原料となります。

    カカオの生の実に近い方がカカオ、処理の過程で焙煎などの加熱処理が加わったものがココアです。

    ココアとは、カカオの豆を炒って皮などを除き、すりつぶしたものからカカオバターを除いて粉にしたものです。
    また、これを溶かした飲料のことです。

    2つの処理方法の詳しい違いとしては、

    カカオの実を「冷却圧搾処理」したものが「カカオ」
    加熱圧搾処理」したものが「ココア」

    となります。

    栄養面で考えると、カカオは栄養面で優秀で、フラボノイドやテオブロミン、抗酸化物質などの栄養素が含まれています。

    ココアの場合、カカオの実から加熱圧搾処理する過程でカカオに含まれる栄養素が減少してしまうのです。

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    そのため、栄養面だとカカオが勝っていますが、冷却圧搾処理で生成されたカカオは生のカカオに近いため値段も高く扱いも難しくなっています。

    さらに、ココアにも健康に良い成分が十分含まれているので、栄養のためにカカオを選んだ方が良い、なんていうことではないのですね。

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    ココアバターとは


    ココアバターの原料となっているのはカカオ豆であり、カカオバターとも呼ばれています。

    ココアバターはカカオ豆の中に40%~50%含まれています。

    このカカオ豆を発酵させ、乾燥、粉砕して皮を取り除いて焙煎、圧搾を加えて取り出した脂肪分のことを言います。

    主にお菓子、薬品、軟膏、化粧品の原料として利用されており、皮膚を柔らかくする作用や、乾燥から皮膚を守る作用もあり、保湿効果が抜群となっています。

    ココアバターの特徴


    ココアバターの特徴は、チョコレートのような甘い香りと、溶け出す温度です。

    チョコレートはパリッと割れて口に含んだ瞬間に溶け始める食感ですが、それはココアバターの特徴が影響していると言われています。

    ココアバターは常温では固まっていますが、融点が約34℃であることから、人間の体温よりやや低い温度になると急速に溶け始めます。

    体温ほどで一気に溶け出す植物性オイルはこれ以外に存在せず、非常に独特な性質を持った天然植物性オイルであると言われています。

    肌馴染みも非常に良いため、優れた美容効果・特徴を持つカカオとしても注目を浴びているのです。

    ココアバターはチョコレートなのか


    ちなみにココアバターそのものはチョコレートではなく、ココアバターもチョコレートもカカオ豆が原料であることは同じです。

    発酵、乾燥、粉砕して焙煎、という途中までは同じ行程で作られ、ここまで行って出来上がるのが「カカオマス」。

    このカカオマスを圧搾して取り出されるのが「ココアバター」。
    カカオマスにココアバター、砂糖、ミルクなどをさらに加えたものが「チョコレート」となります。

    ココアバターはあくまでも、チョコレートの中の成分の一つなのですね。

    カカオパウダーについて


    カカオパウダーは、栄養素の損失となる加熱を避け、焙煎しないままのカカオ豆を小さく粉砕し、粉末状にまで細かくしたものです。

    カカオ豆の焙煎過程で失われる栄養素、ミネラル、ビタミンなどを維持していることや、苦味を隠すために砂糖が追加されていないことから、美容・ダイエット効果が期待できるとして注目されています。

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    カカオパウダーの効果


    カカオパウダーに含まれているポリフェノールには、細胞の酸化を抑制する効果があると言われています。

    そのため老化によるシミ・シワの予防の効果が期待できるので、健康的な肌を保つために欠かせないでしょう。

    また、苦味の成分のテオブロミンには、脂肪を体内に溜め込まないようにする働きがあります。

    血行を良くする作用もあるため、基礎代謝が上がり、エネルギー消費率も高くなります。

    脳内のセロトニンに働きかけ食欲を抑える効果があるとも言われていますし、食物繊維が豊富なので、腸内環境が改善され、便秘による体重増加を防ぐこともできます。

    このように、美容やダイエット効果、健康維持のために欠かせない成分がたくさん含まれていますので、日頃の食事に取り入れるのがおすすめです。

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    まとめ


    今回は「ココア」と「カカオ」の違いについて紹介しました。

    チョコレートなどの甘いお菓子に使われるというだけでなく、美容面でも活躍しているとは驚きですね。

    カカオ豆は焙煎しなければ使い道がないだろうと思われがちですが、栄養素が失われないよう加熱を避けてカカオパウダーを作り上げています。

    チョコレートなどでカカオを摂取しながら健康維持できたら幸せですよね。

    もしよかったらあなたもぜひ取り入れてみてくださいね。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。

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