アメフトとラグビーの違い!ルールやフィールド、ボールの違いについても

記事公開日:2020年5月11日

Sponsored Link




誰でも名前くらいは知っているアメフトラグビー

01

どちらもアーモンドみたいな形のボールをパスして点を取っていくスポーツ、というのは分かるんですけど、

具体的に何がどう違うの?

となると、説明できないですよね。

そこで今回は、

  • 歴史
  • ルール
  • フィールド
  • ボール

  • この4つに関する違いについてチェックしてみましょう!

    今回はちょっと長めなので、前置きはこのくらいにして、次へ行きますよ。


    Sponsored Link




    アメフトとラグビーの違い


    では、さっそく歴史、ルール、フィールド、ボールの違いをそれぞれの項目ごとに見てみましょう。
    まずは歴史から行きますよ!

    アメフトとラグビーの歴史


    ではでは早速、歴史の違いを見ていきましょう。

    どちらも起源はイギリスのフットボールです。
    それぞれ複雑な歴史を辿っていますので、ちょっと分けてみてみましょう。

      アメフトの歴史

      アメリカでイギリスのフットボールが紹介されたのは、1867年とされています。
      プリンストン大学で初期のサッカーの形式を取ったゲームでした。

      人数は25人対25人で総勢50人でした。

      次いでラトガーズ大学でも初期のサッカー形式のフットボールを始めましたが、この時はプリンストン大学とはルールが異なっていました。

      最初に始めたプリンストン大学とラトガーズ大学で最初の大学対抗戦(インターカレッジ・フットボール)を行なったのが1869年でした。

      この時のルールは25人対25人でキックかヘディングによりゴール数を競い、先に6点取った方が勝ちとなるものでした。

      目立つ違いは、この時のボールの形はまだ丸い形で、ボールを持って走ったり投げたりすることは出来ませんでした。

      その後、1873年にコロンビア大学、プリンストン大学、ラトガーズ大学、エール大学の4校でルールを標準化するためにインターカレッジエイト・フットボール・アソシエーションという組織を作りました。

      その翌年の1874年、インターカレッジエイト・フットボール・アソシエーションに参加することを拒否したハーバード大学が、カナダのマギル大学とラグビールールの試合を行いました。

      その後、このラグビールールでの試合が他大学でも流行り出し、10年程でアメフト特有の試合形式が発展し、やがて大学のスポーツとして人気になっていきます。

      現在のアメフトのルールは、ハーバード大学とマギル大学の試合に由来しているのですが、この時期のルールはボールの所有権が曖昧だったりといった改善点もありました。

      なので、この後適宜ルールを決めるための会議が行われたり、新たなルールを導入したりしていったのですが、1888年に下半身へのタックルが認められるようになってからは、怪我の多い競技へとなっていきました。

      日本でアメフトが行われるようになったのは、1920年以降でした。

      最初に広めたのは岡部太平と言う人で、留学先で陸上競技の一環としてアメフトを学んで帰国後、陸上競技コーチとして就任した各学校でアメフトを教えました。

      当時は、ボールを作っているところが無かったり、チームが少なかったりというコトで継続して試合が行われることはありませんでしたが、後に立教大学や明治大学の大学教授らによって、広まっていきました。

    と、ちょっと長くなりましたがこんなアメフトの歴史はこんな感じです。
    次はラグビーの歴史を見てみましょう。

      ラグビーの歴史

      ラグビーの起源は、1823年に、イングランドの有名なパブリックスクールであるラグビー校でのフットボールの試合中、ウィリアム・ウェッブ・エリスがボールを抱えたまま相手のゴール目指して走り出したというコトが定説になっています。

      1840年頃にはボールを持って走る「ランニングイン」が確立していたのですが、そのきっかけになったのが彼だったのかは諸説ありますが、彼が最初にボールを持って走ったという証言の書かれた文献が残っており、これは事実の様です。

      ラグビーの源流は中世イングランドにまで遡ります。
      年代で言うと、おおよそ西暦400年代~1603年くらいです。

      当初は村同士の対抗戦で、数千人が手と足を使って行う原始的な「フットボール」の形で、先に1点取った方が勝ちという勝敗の決め方でした。

      試合は祝祭の意味もあり、死者が出るほどのものでした。

      19世紀に入って、ラグビー校、イートン校、ハロー校といったパブリックスクールで、学校ごとに独自のルールでフットボールを行なっていました。

      ルールの統一を図る協議が行われ、1863年の12月にロンドンで統一ルールを作成しました。
      この時には、なんと10月26日から12月のルール作成までに6回のミーティングが行なわれました!

      このルールを作成したのは、フットボール・アソシエーションという組織なのですが、ルール統一のタイミングでこの組織を脱退したクラブが複数いました。

      ルールの内容の一部に合意できなかったことが理由なのですが、これがラグビーとサッカーが分かれた瞬間でした。

      日本でラグビーの試合が行われたのは1874年、横浜でイギリスの船員が行ったのが最初でした。
      その後、少し間を置いて1920年代に明治大学、慶應義塾大学、早稲田大学、同志社大学が中心となって日本ラグビーを発展させていきました。

      野球で有名な早慶戦も、ラグビーでは1924年から行われています。

    ラグビーの歴史がなかなか壮大とういうか、遡るとかなり歴史が古いことが分かりますよね。

    村人総出で対抗戦とかやっていたんでしょうか・・・
    想像すると、本当にすごいですよね。

    そして明治大学はアメフト、ラグビー両方の発展に貢献しているんですね。
    外国人教授が多かったのでしょうか?(想像ですが。)

    Sponsored Link



    ルールの違い


    歴史を見てみると、ルールにも何かしらの違いがありそうですよね。
    カンタンに纏めておきましょう。

    アメフトのルール


    人数は1チーム11人、試合時間は4クォータ計60分(1Q=15分)となります。

    攻撃と守備側が明確に別れてプレーを行い、パスランで相手チームのエンドゾーンへ向かいタッチダウンを狙うスポーツです。

    得点はタッチダウンが6点、その後のキックが1点、地面に置いてキックをするフィールドゴールが3点となります。

    攻撃側は4回の攻撃で10ヤード(9m)以上進めば、さらに4回の攻撃をすることができ、10ヤード以上進めなければ攻守交替となります。

    1回の攻撃で前に投げられるパスは1回のみです。

    なかなか複雑ですね、試合の観戦中に理解が追い付くかどうかちょっと心配です。(笑)

    ラグビーのルール


    人数は1チーム15人、試合時間は前後半それぞれ40分です。

    走ったり、後ろへパスをしたりキックをしながら前進して、相手チームのゴールラインを超えてボールを置く(トライする)ことを目指します。

    得点はトライが5点、トライ後のキックが2点、相手の反則から得たペナルティキックによる得点が3点となります。

    主な反則は、ボールを前に落とすプレー(ノックオン)、ボールを前に投げるプレー(スローフォワード)、肩より上へのタックル(ハイタックル)などがあります。

    こちらはアメフトと比べて、試合の観戦中にも分かりやすい様に思いますよね。

    では次は、フィールドの違いを見ていきましょう。

    フィールドの違い


    アメフトとラグビー、試合をするフィールドに違いはあるのでしょうか?

    言葉だと分かりにくいので、図で紹介しましょう。

    アメフトのフィールド




    参照:【競技別エリア規格】ラグビー・アメフト

    こちらがアメフトのフィールドになります。

    結構細かい、というかラインがたくさんありますね。。。

    ラグビーのフィールド


    次はラグビーのフィールドですね。



    参照:【競技別エリア規格】ラグビー・アメフト

    こちらがラグビーのフィールドになります。

    アメフトと比べると、アッサリしているようにも見えますが、フィールドの内側に何やら枠がたくさんあるような・・・

    ちなみにラグビーでは、小学生以下はフィールドの大きさが小さくなるのですが、ここでは詳細は割愛します。

    次はボールの違いを見ていきましょう。

    Sponsored Link



    ボールの違い


    アメフトもラグビーも、どちらもアーモンド形の独特な形のボールですよね。

    同じボールに見えますが、ココは何か違うのでしょうか?
    重さや長さを見てみましょう。

      アメフトのボール

    • 重さ:397~425g
    • 短い方の長さ:519mm~531mm
    • 長い方の長さ:794mm~819mm

      ラグビーのボール

    • 重さ:400~440g
    • 短い方の長さ:580mm〜620mm
    • 長い方の長さ:740mm〜770mm


    重さはアメフトの方が若干重く、形はラグビーの方がずんぐりむっくりしている、と言う感じでしょうか。

    アメフトの方が細長い形になりますね。

    アメフトのボールの方が、回転が掛かりやすく、パスすることに向いています。

    あとは、実は色や素材も違います。

      ボールの色・素材の違い

    • アメフト:(色)茶色 (素材)革
    • ラグビー:(色)白  (素材)ゴム

    アメフトのボールの色が茶色なのは、革であることの他に、パスの多いアメフトの場合、照明や空の色、ラインの色に紛れてボールを見失わない様に、と言う理由もあるようです。

    選手や観客への配慮なんですね。

    人気なのはどっち?


    最期はちょっと脱線して、どちらが人気なのか見てみましょう。
    データがあるところから探してみることにします。

    まずアメフトが発展したアメリカですね。

    調査会社のギャラップが2017年に行なった調査によると、「最も観戦するのが好きなスポーツ」ではダントツでアメフトが一番人気でした。

    ラグビーは上位5位には入ってきていませんでした。

    日本での調査会社による「最も観戦するのが好きなスポーツ」という調査では、アメフトもラグビーの項目もランキングに入ってきませんでした。。。(´;ω;`)
    参照:スポーツ観戦に関するアンケート調査

    という訳で、日本における人気具合は不明ですが、2019年はラグビーワールドカップの開催国でもあったので、日本でもラグビーへの関心が高まってきていました。

    また競技人口で見ても、国内ではフットボールよりもラグビーの方が多いです。
    参照:日本のアメリカンフットボール

    競技人口だけで人気を測ることは難しいですが、日本での認知度はラグビーの方が高いと言えそうですね。

    Sponsored Link



    まとめ


    今回は、アメフトとラグビーの違いについて紹介しました。

  • 歴史
  • ルール
  • フィールド
  • ボール
  • 人気

  • といったところの違いを見ていきました。
    パッと見、違いが分かりにくい二つの競技ですが、意外と違うんですね。

    アメリカではダントツに人気のあるアメフトですが、日本ではラグビーの方が競技人口が多く、ワールドカップの影響もあって認知度はラグビーの方が高そうでしたよね。

    ラグビーは歴史も長く、遊びから発展していったものではなく村対抗戦の祝祭から始まったというのが面白いですよね。

    04

    ちょっと長くなってしまったので、ここまでにしましょう。( ´Д`)=3 フゥ
    お疲れ様でした。

    ここまで読んでくださってありがとうございます。

    今回は以上です。
    ご参考になりましたら幸いです。
    (*゚ー゚*)ノ

    Sponsored Link



    この記事が参考になった!」場合はこちらのボタンでポチッと応援お願いします!

    • LINEで送る

    おすすめ記事



    コメントを残す

    CAPTCHA





    サブコンテンツ

    このページの先頭へ