オイスターソースとウスターソースの違い!材料は?起源は?
記事公開日:2014年9月22日
最終更新日:2016年5月28日
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ソースと言えば、何を使ってますか?
ウチはいつも、ウスターソース(^^
野菜炒め、とんかつなど、
食卓で大活躍しますよね~。
それとは別に、オイスターソースも、
冷蔵庫に完備しています。
焼きそばにちょっと混ぜると
おいしいんですよね~♪
ところで!
今、話にでてきた、
オイスターソースとウスターソース。
どちらかというと、ウスターソースの方が、
オイスターソースより使い勝手が良いイメージがあります。
オイスターソースには、牡蠣が入ってるって聞いたことがありますけど、
それ以外にどんな違いがあるのでしょうか?
ウスターソースに牡蠣のエキスを入れれば、
オイスターソースになるってこと??
実はこの2つの明確な違いって、
よくわからなかったりします。
そこで今回は、豆知識として、
この2つの違いについてシッカリ調べてみました(^^
目次
オイスターソースってどんなソースの事?
まずはオイスターソースについて。
オイスターソースってちょっとクセのある
調味料なイメージがありますよね(^^;
だた、ちょっと隠し味として使うと、
物によってはメッチャウマくなることも!
オイスターは英語で書くと「oyster」。
これは、海にすむ牡蠣(かき)の事を指しています。
ちなみに、日本語で書くと牡蠣油。
なので、メインの原料はやっぱり牡蠣なんですね~。
オイスターソースの起源
オイスターソースの起源は、
中国の広東省が発祥の地とされています。
1800年代の終わり頃に、李さんという人が、
牡蠣の料理を作っていたところ、
「牡蠣の煮汁って、ソースにしたらウマいんじゃない?」
と牡蠣の煮汁や、牡蠣を発酵させた上澄み液を、
さらに凝縮して、砂糖などの調味料を加えました。
すると、想像以上にウマイ!
そのまま、独立したソースとして、開発されて行き、
今のオイスターソースになったのです。
20世紀に入ると日本を含むアジアにも伝わり、
タイ料理、ベトナム料理、カンボジア料理の炒め物などに、
広く使われるようになっていきました。
オイスターソースが使われる料理
かなり独特の風味があるので、
ちょっとでも入っていると、割と勘づきます。
発祥が中国ということもあり、
オイスターソースを使う料理には中華料理が多く、
- 青椒肉絲(チンジャオロース)
- 炒飯(チャーハン)
などによく使われます。
日本でも、焼きそばにオイスターソースを使うと、
広東風焼きそばとして、広く利用されています。
焼きそばにオイスターソースを入れると「広東風」になるのは、
オイスターソースの生まれが中国の広東省だったからなんですね~。
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ウスターソースってどんなソースの事?
では次に、ウスターソースについてみてみましょう。
「ウスターソース」と言われた時、
パッと思いつくのは、ブルドックの商品、
白くて四角いふたをひねってパカッと開けて使う、
「ブルドック ウスターソース 500ml」
ではないでしょうか(^^
実はこれはただの製品名で、
実際のウスターソースは、国家規格なんですよ(^-^)h
もっと言うと、
- ウスターソースも
- 中濃ソースも
- 濃厚ソースも
全部、ウスターソース類に分類されているのです。
広い意味では、上記全部ウスターソースなんですね~。
ウスターソースと中濃ソースと濃厚ソースの違い
全部ウスターソースっていっても、
中濃ソースとか、とんかつソースとか、
いろいろソースにも種類がありますよね!
そもそもウスターソースは、野菜や果物の煮汁、
それに砂糖や蜂蜜+香辛料とでん粉、調味料を足したもの。
つまり、オイスターソースを牡蠣がメインとしているのであれば、
ウスターソースは、野菜、果物の煮汁がメインになっています。
そして、その中からとろみや、原材料によって、
ソースの名称を分けているのです。
ちょっとこれらの違いをまとめてみましょう。
ウスターソースと中濃ソースと濃厚ソースの違い
ウスターソース | 中濃ソース | 濃厚ソース | |
粘度 | さらさら目 | ちょいトロトロ目 | かなりトロトロ目 |
野菜・果実率 | 10%以上 | 15%以上 | 20%以上 |
塩 | 11%以下 | 10%以下 | 9%以下 |
ウスターソースを基準として、塩分を減らし、
とろみと原材料を増したものが中濃ソース。
さらにトロットロにして、原材料を増やしたものが、
濃厚ソースとして販売されているのです。
ちなみに、濃厚ソースは、とんかつソースという
商品名で売り出されています。
濃厚ソースの名称は、あまり商品名では使われてませんが、
JIS規格によるものなのですね(^-^)h
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ウスターソースの起源
オイスターソースの起源が中国なのに対して、
こちら、ウスターソースはイギリスで生まれました。
もともと食用ソースの開発は17世紀のルネサンス頃から、
さまざまな開発はされてきていました。
ところが、19世紀に入って、ウスターシャー州の主婦が、
食材のあまりを調味料と一緒に冷蔵庫に保管しておいたら・・・
なんと、そこにはメッチャうまいソースが完成!(ノ゚ο゚)ノ
そしてこのソースは、ウスターソースと命名され、
イギリス中に広く浸透していきます。
これはやがて明治時代に日本にも輸入されます。
20世紀初頭には日本でもウスターソースがブームに。
第二次大戦後には、中濃ソースやとんかつソースも生まれ、
とんかつ屋さんや、家庭でも幅広く使われるようになりました。
ウスターソースが使われる料理
ウスターソースは日本のどんな料理に
使われているのでしょうか?
やはり、いちばん多いのはとんかつだと思います(^^
とんかつソース(濃厚ソース)の名前で知れ渡っている通り、
とんかつと言いったら、やっぱりとんかつソースですよね~。
あと、我が家ではよくお好み焼きを作ります。
たっぷりキャベツに水分はとろろだけ。
それに卵を加えて両面焼いたあとは~・・・
- お好みソース+マヨネーズ+カツオブシ!
これ、最強です(^^
ちなみに、やきそばソースや、たこやきソースなど、
とろっとしたソースの多くは、濃厚ソースに分類されます。
ただし、醤油など、規定されてる以外のものが入ると、
ソースと言っても、ウスターソースとは別の物になります。
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まとめ
今回は、オイスターソースとウスターソースの
違いについて紹介しました。
始まりが「オイ」と「ウ」の違いだけで、
かなりしっかり分類分けがされているのですね~。
とんかつソースも実はウスターソースの仲間だった。
なんてのは、初めて知った人も多いのではないでしょうか?
今回のこの2つの違いを簡単に表にまとめておきました。
ご参考いただけましたら幸いです。
ウスターソース | オイスターソース | |
発祥地 | イギリス ウスターシャー州 |
中国 広東省 |
発祥時代 | 1900年代初頭 | 1800年代終わり頃 |
メインの原材料 | 野菜、果実 | 牡蠣、でんぷん |
おすすめ料理 | とんかつ、お好み焼き等 | 青椒肉絲、炒飯等 |
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この記事の最初のほうで、ウスターとオイスターを真逆に書いちゃってますよ
修正よろぴくぴく
>とほりすがりさん
ご指摘ありがとうございます!!
修正いたしました!
もう、ホント、このブログには親切な通りすがりさんが多くて、
感謝とともに、涙ちょちょぎれです。
ありがとうございます。
そして・・・・気をつけます。
m(_ _ )m
ぴくぴく。